30日の中国本土市場概況:上海総合0.8%安と7日ぶり反落、大型金融株は逆行高
[17/10/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
週明け30日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比26.48ポイント(0.77%)安の3390.34ポイントと7日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、27.68ポイント(0.77%)安の3550.61ポイントで取引を終えている。
国内の長期金利上昇が逆風。中国10年債利回りは上昇基調を強め、今月始めの3.65%から先週27日には3.83%に跳ね上がり、約2年11か月ぶりの高水準に達した。金融当局は近く再び金融引き締めに舵を切る??との憶測が市場関係者の間で流れている。主力株の下げも重し。直近の相場をリードしていた貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が4.2%安と反落するなか、全体に利食い売り圧力が意識されている。1〜9月の6割増益を手がかりに、白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の同社株は先週後半に急伸。2日連続で上場来高値を切り上げていた。上海総合指数は先週末まで6日続伸し、約1年10カ月ぶりの終値ベース高値を連日で更新している。
業種別では、非鉄や鉄鋼の素材株が安い。洛陽モリブデン(603993/SH)が5.6%、江西銅業(600362/SH)が3.6%、新余鋼鉄(600782/SH)が6.3%ずつ下落した。不動産株や自動車株、発電株、証券株なども下げが目立っている。
一方、時価総額上位の金融株はしっかり。中国建設銀行(601939/SH)が1.5%高と続伸した。先週発表の1〜9月期の不良債権比率低下などを引き続き材料視している。本日中に決算報告をする中国工商銀行(601398/SH)も1.0%高と値を上げた。そのほか、原油相場の上昇を好感し、石油株も買われる。中国石油天然気(601857/SH)が2.1%上昇した。
外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数が4.36ポイント(1.23%)安の349.02ポイント、深センB株指数が14.89ポイント(1.22%)安の1204.66ポイントで終了した。
【亜州IR】
<CS>
国内の長期金利上昇が逆風。中国10年債利回りは上昇基調を強め、今月始めの3.65%から先週27日には3.83%に跳ね上がり、約2年11か月ぶりの高水準に達した。金融当局は近く再び金融引き締めに舵を切る??との憶測が市場関係者の間で流れている。主力株の下げも重し。直近の相場をリードしていた貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が4.2%安と反落するなか、全体に利食い売り圧力が意識されている。1〜9月の6割増益を手がかりに、白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の同社株は先週後半に急伸。2日連続で上場来高値を切り上げていた。上海総合指数は先週末まで6日続伸し、約1年10カ月ぶりの終値ベース高値を連日で更新している。
業種別では、非鉄や鉄鋼の素材株が安い。洛陽モリブデン(603993/SH)が5.6%、江西銅業(600362/SH)が3.6%、新余鋼鉄(600782/SH)が6.3%ずつ下落した。不動産株や自動車株、発電株、証券株なども下げが目立っている。
一方、時価総額上位の金融株はしっかり。中国建設銀行(601939/SH)が1.5%高と続伸した。先週発表の1〜9月期の不良債権比率低下などを引き続き材料視している。本日中に決算報告をする中国工商銀行(601398/SH)も1.0%高と値を上げた。そのほか、原油相場の上昇を好感し、石油株も買われる。中国石油天然気(601857/SH)が2.1%上昇した。
外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数が4.36ポイント(1.23%)安の349.02ポイント、深センB株指数が14.89ポイント(1.22%)安の1204.66ポイントで終了した。
【亜州IR】
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