29日の香港市場概況:ハンセン0.2%安と3日続落、テンセントが利益確定で1.8%安
[17/11/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
29日の香港市場は値下がり。主要51銘柄で構成されるハンセン指数は前日比57.02ポイント(0.19%)安の29623.83ポイント、本土企業株で構成されるH株指数は57.60ポイント(0.49%)安の11647.98ポイントとそろって3日続落した。売買代金は1096億2500万香港ドルにやや縮小している(28日は1188億5300万香港ドル)。
香港の金利高が投資家のセンチメントを冷やす流れ。香港銀行間取引金利(HIBOR)の3カ月物は、今週に入り節目の1.0%台を突破し本日は1.18%まで上昇した。約9年ぶりの高水準となるなか、住宅ローン金利の上昇など実体経済への悪影響が不安視される状況だ。昨夜の米株高などを好感して指数は小高くスタートしたものの、中盤から売りが広がっている。
ハンセン指数の構成銘柄では、28日に逆行高した通信やネット関連の銘柄が安い。スマートフォン向けなど小型電子部品メーカーの瑞声科技HD(AACテクノロジーズ:2018/HK)が3.3%、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が1.8%ずつ下落した。利益確定売りに押されたテンセント株は、指数寄与度が大きいだけに、1銘柄だけで指数を66ポイント押し下げている。そのほか、香港系の不動産株も総じてさえない。
H株金融セクターも売られる。中国平安保険(2318/HK)が1.9%安、中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)と中国銀河証券(6881/HK)がそろって1.3%安で引けた。
一方、セメントや鉄鋼など素材セクターは逆行高。安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が5.0%、中国中材(1893/HK)が4.5%、中国建材(3323/HK)が4.2%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.5%高、鞍鋼(347/HK)が2.6%ずつ値を上げた。「供給サイド改革」や「冬季の生産抑制」などを通じた足元の市況改善を材料視している。
本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.13%高の3337.86ポイントで取引を終えた。不動産株が高い。セメントや鉄鋼の素材株、石炭株、空運株、インフラ関連株の一角なども上昇した。
【亜州IR】
<CS>
香港の金利高が投資家のセンチメントを冷やす流れ。香港銀行間取引金利(HIBOR)の3カ月物は、今週に入り節目の1.0%台を突破し本日は1.18%まで上昇した。約9年ぶりの高水準となるなか、住宅ローン金利の上昇など実体経済への悪影響が不安視される状況だ。昨夜の米株高などを好感して指数は小高くスタートしたものの、中盤から売りが広がっている。
ハンセン指数の構成銘柄では、28日に逆行高した通信やネット関連の銘柄が安い。スマートフォン向けなど小型電子部品メーカーの瑞声科技HD(AACテクノロジーズ:2018/HK)が3.3%、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が1.8%ずつ下落した。利益確定売りに押されたテンセント株は、指数寄与度が大きいだけに、1銘柄だけで指数を66ポイント押し下げている。そのほか、香港系の不動産株も総じてさえない。
H株金融セクターも売られる。中国平安保険(2318/HK)が1.9%安、中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)と中国銀河証券(6881/HK)がそろって1.3%安で引けた。
一方、セメントや鉄鋼など素材セクターは逆行高。安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が5.0%、中国中材(1893/HK)が4.5%、中国建材(3323/HK)が4.2%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.5%高、鞍鋼(347/HK)が2.6%ずつ値を上げた。「供給サイド改革」や「冬季の生産抑制」などを通じた足元の市況改善を材料視している。
本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.13%高の3337.86ポイントで取引を終えた。不動産株が高い。セメントや鉄鋼の素材株、石炭株、空運株、インフラ関連株の一角なども上昇した。
【亜州IR】
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