概況からBRICsを知ろう〜15日の上海総合指数は値下がり、資金流出の動きが懸念される
[18/01/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 79752.38 +0.51%
15日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比403.26ポイント高(+0.51%)の79752.38で取引を終えた。79349.12から79846.66まで上昇した。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。堅調な経済指標が好感された。11月のIBC-Br経済活動指数は前月比0.49%上昇し、上昇率は前月の0.37%から拡大した。また、前営業日の原油価格の続伸なども資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。国債の格下げなどが引き続き警戒された。
【ロシア】MICEX指数 2261.53 -0.04%
15日のロシア株式市場は8日ぶりに反落。主要指標のMICEX指数は前日比0.85ポイント安(-0.04%)の2261.53で取引を終了した。2259.66から2280.17まで上昇した。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力が強まった。また、この日は米国市場がキング牧師誕生日の祝日で休場となるため、積極的な売買も手控えられた。一方、指数の下値は限定的。銀行セクターの上昇が指数をサポートした。銀行大手ズベルバンク(SBER)の好調な決算が支援材料。同行はこのほど、2017年12月期の純利益(ロシア会計基準)が前年比で30.4%増加したと発表した。
【インド】SENSEX指数 34843.51 +0.73%
15日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比251.12ポイント高(+0.73%)の34843.51、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同60.30ポイント高(+0.56%)の10741.55で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、後半に上げ幅を拡大させた。経済指標の改善が支援材料。昨年11月の鉱工業生産は前年同月比で8.4%上昇し、17カ月ぶりの高水準を記録した。また、成長ペースの加速観測も好感された。モルガン・スタンレー証券(MS)は最新リポートで、2020-22年のインド経済の成長率について、平均で7.3%になるとの見方を示した。構造改革の前進が評価されたほか、民間投資が2018年から本格的に回復すると予測した。
【中国本土】上海総合指数 3410.49 -0.54%
週明け15日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比18.45ポイント安(-0.54%)の3410.49ポイントと12日ぶりに反落した。
資金流出の動きが懸念される。中国本土・香港株式市場間の相互取引を通じたこの日の取引では、香港からの本土株売買が売り越しに転じた。売り越しは今年に入り初めて。金融統計の下振れもネガティブ。昨年12月の国内金融機関の人民元建て新規融資は、前月実績の1兆1200億人民元を下回る5844億人民元にとどまった。市場予想の1兆人民元を大幅に下回っている。人民元高の進行などを手がかりに、指数はプラス圏に浮上する場面がみられたものの、中盤から売りの勢いが増した。新興企業株の下落が目立つ。ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数は3.0%安と続落し、約5カ月ぶりの安値水準に低迷した。
<NH>
15日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比403.26ポイント高(+0.51%)の79752.38で取引を終えた。79349.12から79846.66まで上昇した。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。堅調な経済指標が好感された。11月のIBC-Br経済活動指数は前月比0.49%上昇し、上昇率は前月の0.37%から拡大した。また、前営業日の原油価格の続伸なども資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。国債の格下げなどが引き続き警戒された。
【ロシア】MICEX指数 2261.53 -0.04%
15日のロシア株式市場は8日ぶりに反落。主要指標のMICEX指数は前日比0.85ポイント安(-0.04%)の2261.53で取引を終了した。2259.66から2280.17まで上昇した。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力が強まった。また、この日は米国市場がキング牧師誕生日の祝日で休場となるため、積極的な売買も手控えられた。一方、指数の下値は限定的。銀行セクターの上昇が指数をサポートした。銀行大手ズベルバンク(SBER)の好調な決算が支援材料。同行はこのほど、2017年12月期の純利益(ロシア会計基準)が前年比で30.4%増加したと発表した。
【インド】SENSEX指数 34843.51 +0.73%
15日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比251.12ポイント高(+0.73%)の34843.51、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同60.30ポイント高(+0.56%)の10741.55で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、後半に上げ幅を拡大させた。経済指標の改善が支援材料。昨年11月の鉱工業生産は前年同月比で8.4%上昇し、17カ月ぶりの高水準を記録した。また、成長ペースの加速観測も好感された。モルガン・スタンレー証券(MS)は最新リポートで、2020-22年のインド経済の成長率について、平均で7.3%になるとの見方を示した。構造改革の前進が評価されたほか、民間投資が2018年から本格的に回復すると予測した。
【中国本土】上海総合指数 3410.49 -0.54%
週明け15日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比18.45ポイント安(-0.54%)の3410.49ポイントと12日ぶりに反落した。
資金流出の動きが懸念される。中国本土・香港株式市場間の相互取引を通じたこの日の取引では、香港からの本土株売買が売り越しに転じた。売り越しは今年に入り初めて。金融統計の下振れもネガティブ。昨年12月の国内金融機関の人民元建て新規融資は、前月実績の1兆1200億人民元を下回る5844億人民元にとどまった。市場予想の1兆人民元を大幅に下回っている。人民元高の進行などを手がかりに、指数はプラス圏に浮上する場面がみられたものの、中盤から売りの勢いが増した。新興企業株の下落が目立つ。ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数は3.0%安と続落し、約5カ月ぶりの安値水準に低迷した。
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