28日の香港市場概況:ハンセン1.4%安で続落、中国PMI下振れを嫌気
[18/02/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
28日の香港市場は値下がり。主要51銘柄で構成されるハンセン指数が前日比423.94ポイント(1.36%)安の30844.72ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が264.46ポイント(2.09%)安の12382.08ポイントとそろって続落した。売買代金は1353億2400万香港ドルとなっている(27日の売買代金は1375億9900万香港ドル)。
中国経済指標の悪化が嫌気される流れ。寄り付き前に公表された今年2月の中国製造業PMIは50.3ポイントにとどまり、事前予想の51.1を超えて低下した(1月は51.3)。米中の金利上昇も警戒。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を受け、米国では利上げペースが加速するとの見方が強まった。中国本土では、中国人民銀行(中央銀行)が近く、公開市場操作(オペ)の金利水準を引き上げる??との観測が浮上している。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産株の下げが目立つ。中国海外発展(688/HK)が3.5%安、華潤置地(1109/HK)が3.0%安で引けた。そのほか、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)も3.1%安と下げている。
H株金融セクターも軒並み安。中信証券(CITICセキュリティーズ:6030/HK)が3.2%、中国銀河証券(6881/HK)が2.5%、新華人寿保険(1336/HK)が3.0%、中国平安保険(2318/HK)が2.2%、中信銀行(CITICバンク:998/HK)が2.9%、招商銀行(3968/HK)が2.8%ずつ下落した。
一方、他の個別株動向では、足元の販売好調を手がかりに、化粧品販売店をチェーン展開する莎莎国際HD(ササ・インターナショナル・ホールディングス:178/HK)が5.6%上昇。同社は27日引け後、春節(旧正月)期間の16〜22日に、香港・マカオでの売上高が前年同期比で16.0%増加したと報告した。そのほか、段ボール原紙メーカーの玖龍紙業(ナイト・ドラゴンズ・ペーパー:2689/HK)は1.6%高と続伸。中間期の利益倍増が引き続き材料視された。
本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.99%安の3259.41ポイントで取引を終えた。金融やエネルギーなど大型株の下げが目立つ。自動車株、インフラ関連株、空運株、消費関連株などもさえない。半面、ITハイテク関連株はしっかり。直近で下げのきつかった不動産株にも買い戻しが入った。
【亜州IR】
<CS>
中国経済指標の悪化が嫌気される流れ。寄り付き前に公表された今年2月の中国製造業PMIは50.3ポイントにとどまり、事前予想の51.1を超えて低下した(1月は51.3)。米中の金利上昇も警戒。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を受け、米国では利上げペースが加速するとの見方が強まった。中国本土では、中国人民銀行(中央銀行)が近く、公開市場操作(オペ)の金利水準を引き上げる??との観測が浮上している。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産株の下げが目立つ。中国海外発展(688/HK)が3.5%安、華潤置地(1109/HK)が3.0%安で引けた。そのほか、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)も3.1%安と下げている。
H株金融セクターも軒並み安。中信証券(CITICセキュリティーズ:6030/HK)が3.2%、中国銀河証券(6881/HK)が2.5%、新華人寿保険(1336/HK)が3.0%、中国平安保険(2318/HK)が2.2%、中信銀行(CITICバンク:998/HK)が2.9%、招商銀行(3968/HK)が2.8%ずつ下落した。
一方、他の個別株動向では、足元の販売好調を手がかりに、化粧品販売店をチェーン展開する莎莎国際HD(ササ・インターナショナル・ホールディングス:178/HK)が5.6%上昇。同社は27日引け後、春節(旧正月)期間の16〜22日に、香港・マカオでの売上高が前年同期比で16.0%増加したと報告した。そのほか、段ボール原紙メーカーの玖龍紙業(ナイト・ドラゴンズ・ペーパー:2689/HK)は1.6%高と続伸。中間期の利益倍増が引き続き材料視された。
本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.99%安の3259.41ポイントで取引を終えた。金融やエネルギーなど大型株の下げが目立つ。自動車株、インフラ関連株、空運株、消費関連株などもさえない。半面、ITハイテク関連株はしっかり。直近で下げのきつかった不動産株にも買い戻しが入った。
【亜州IR】
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