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15日の中国本土市場概況:上海総合2.1%安で3日続落、ハイテク・医薬株の下げ目立つ

注目トピックス 外国株
15日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比57.71ポイント(2.08%)安の2723.26ポイントと3日続落した。上海A株指数も下落し、60.52ポイント(2.08%)安の2851.84ポイントで取引を終えている。

人民元安が続くなか、資金流出の警戒感が強まる流れ。上海外国為替市場では元安に下げ止まりの兆しがみられず、依然として約1年3カ月ぶりの低い水準で推移している。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、対米ドルの人民元レートを5営業日連続で元安方向に設定した。前日公表された7月の中国経済指標で、消費や投資の減速が鮮明化したことも、改めてネガティブ材料視されている。

上海総合の構成銘柄は、約9割が下落。なかでも、成長性の高いハイテク・医薬関連株の下げが目立っている。電子部品メーカーの環旭電子(601231/SH)が5.6%安、太陽光発電素材メーカーの隆基緑能科技(601012/SH)が5.5%安、中医薬・バイオ医薬メーカーの通化東宝薬業(600867/SH)がストップ安で引けた。

消費関連株にも売りが継続。家電メーカー中国大手の青島海爾(600690/SH)が3.8%安、スーパーマーケット大手の永輝超市(601933/SH)が2.2%安と下落した。元安がデメリットとなる空運株も急落。金融株や不動産株、自動車株、素材株なども売られた。

外貨建てB株の相場も値下がり。上海B株指数が3.20ポイント(1.10%)安の286.35ポイント、深センB株指数が16.71ポイント(1.64%)安の1000.19ポイントで終了した。


【亜州IR】



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