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12日の中国本土市場概況:上海総合0.8%高で3日ぶり反発、金融セクター相場けん引

注目トピックス 外国株
12日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比22.42ポイント(0.75%)高の3031.24ポイントと3日ぶりに反発した。約2カ月ぶりの高値水準を切り上げている。上海A株指数も上昇し、23.57ポイント(0.75%)高の3175.62ポイントで取引を終えた。

米中対立の緩和期待が強まる流れ。トランプ米大統領は11日(日本時間12日朝方)、10月1日に導入予定だった約2500億米ドル相当の対中追加関税について、発動を15日に遅らせると発表した。中国当局はこれに先立つ11日、追加関税を課す米製品のうち、潤滑油など16品目の課税を免除することを明らかにしている。中国経済指標の改善もプラス。今年8月の金融統計では、与信や流動性の広範な指標である「社会融資総量」が市場予想を大幅に上回った。7月実績から急拡大している。

金融株が相場をけん引。海通証券(600837/SH)が5.6%高、中国平安保険(601318/SH)が3.1%高、興業証券(601377/SH)が0.9%高で引けた。不動産株も高い。保利地産(600048/SH)が5.0%、金地集団(600383/SH)が4.4%ずつ上昇した。消費関連株もしっかり。白酒(中国の蒸留酒)メーカー大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が2.8%高と反発した。自動車株、運輸株、インフラ関連株、素材株、発電株、ハイテク株なども買われている。

一方、外貨建てB株はまちまち。上海B株指数が0.49ポイント(0.18%)安の274.77ポイント、深センB株指数が3.35ポイント(0.35%)高の961.03ポイントで終了した。

本土市場はあす13日、中秋節で休場。週明け16日から取引再開する。

【亜州IR】




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