概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は下落、前日の欧米市場の下落
[19/09/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 104481.00 +0.58%
25日のブラジル市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比605.3ポイント高(+0.58%)の104481.00で取引を終えた。103033.8から104481.00まで上昇した。
前半は軟調な展開が続いたが、後半は買い戻された。経済指標の改善が支援材料。8月の生産者物価指数(PPI)前月比0.57%上昇し、前月のマイナス1.24%を上回った。また、米株式市場の上昇や米国が中国との早期合意を示唆したことなど外部環境の改善も好感された。一方、この日のアジア市場の下落が警戒され、前半は不安定な展開を示した。
【ロシア】MICEX指数 2760.29 +0.21%
25日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比5.76ポイント高(+0.21%)の2760.29で取引を終了した。2739.11から2760.29まで上昇した。
不安定な展開が続いた後は終盤に再びプラス圏を回復した。米国が中国との早期合意を示唆したことなど外部環境のやや改善が支援材料となり、終盤は再び買い戻された。また、ブレント原油価格が安定的に推移していたことも資源銘柄の物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。アジア市場が軟調な値動きを示したことが足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 38593.52 -1.29%
25日のインドSENSEX指数は下落。前日比503.62ポイント安(-1.29%)の38593.52、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同148.00ポイント安(-1.28%)の11440.20で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を一段と拡大させた。前日の欧米市場の下落に加え、この日のアジア市場が軟調な値動きを示していたことを受け、インド株にも売り圧力が高まった。また、米中対立への懸念が再び高まっていることも圧迫材料。国内では、最近の大幅上昇を受けた反動から利益確定売り圧力が継続した。このほか、外国人投資家(FII)の売り越しも指数の足かせとなった。
【中国本土】上海総合指数 2955.43 -1.00%
25日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比29.91ポイント安(-1.00%)の2955.43ポイントと反落した。約3週ぶりの安値水準に落ち込んでいる。
米中対立の激化を警戒。トランプ米大統領は24日に国連総会で演説し、中国の通商スタンスを改めて非難した。中国との通商協議に言及し、米国にとって望ましくない合意はしないと強調している。10月初旬に予定される閣僚級の米中協議は難航するとの見方が一段と広がった。中国景気の先行きも不安視。国有企業の1〜8月利益は前年同期比6.1%増にとどまり、伸び率は1〜7月の7.3%から鈍化したことが明らかにされている。また、アジア開発銀行(ADB)は25日、中国のGDP成長率が2019年に6.2%、20年には6.0%まで減速するとの見通しを発表した(18年の実績は6.6%)。
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25日のブラジル市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比605.3ポイント高(+0.58%)の104481.00で取引を終えた。103033.8から104481.00まで上昇した。
前半は軟調な展開が続いたが、後半は買い戻された。経済指標の改善が支援材料。8月の生産者物価指数(PPI)前月比0.57%上昇し、前月のマイナス1.24%を上回った。また、米株式市場の上昇や米国が中国との早期合意を示唆したことなど外部環境の改善も好感された。一方、この日のアジア市場の下落が警戒され、前半は不安定な展開を示した。
【ロシア】MICEX指数 2760.29 +0.21%
25日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比5.76ポイント高(+0.21%)の2760.29で取引を終了した。2739.11から2760.29まで上昇した。
不安定な展開が続いた後は終盤に再びプラス圏を回復した。米国が中国との早期合意を示唆したことなど外部環境のやや改善が支援材料となり、終盤は再び買い戻された。また、ブレント原油価格が安定的に推移していたことも資源銘柄の物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。アジア市場が軟調な値動きを示したことが足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 38593.52 -1.29%
25日のインドSENSEX指数は下落。前日比503.62ポイント安(-1.29%)の38593.52、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同148.00ポイント安(-1.28%)の11440.20で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を一段と拡大させた。前日の欧米市場の下落に加え、この日のアジア市場が軟調な値動きを示していたことを受け、インド株にも売り圧力が高まった。また、米中対立への懸念が再び高まっていることも圧迫材料。国内では、最近の大幅上昇を受けた反動から利益確定売り圧力が継続した。このほか、外国人投資家(FII)の売り越しも指数の足かせとなった。
【中国本土】上海総合指数 2955.43 -1.00%
25日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比29.91ポイント安(-1.00%)の2955.43ポイントと反落した。約3週ぶりの安値水準に落ち込んでいる。
米中対立の激化を警戒。トランプ米大統領は24日に国連総会で演説し、中国の通商スタンスを改めて非難した。中国との通商協議に言及し、米国にとって望ましくない合意はしないと強調している。10月初旬に予定される閣僚級の米中協議は難航するとの見方が一段と広がった。中国景気の先行きも不安視。国有企業の1〜8月利益は前年同期比6.1%増にとどまり、伸び率は1〜7月の7.3%から鈍化したことが明らかにされている。また、アジア開発銀行(ADB)は25日、中国のGDP成長率が2019年に6.2%、20年には6.0%まで減速するとの見通しを発表した(18年の実績は6.6%)。
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