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20日の中国本土市場概況:上海総合1.3%安で続落、金融セクター下げ主導

注目トピックス 外国株
20日の中国本土市場市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比44.23ポイント(1.30%)安の3363.90ポイントと続落した(上海A株指数は1.30%安の3525.90ポイント)。(亜州リサーチ編集部)


金融緩和強化の期待感が後退したことが相場の重しとなっている。中国人民銀行(中央銀行)が朝方公表した事実上の貸出基準金利「ローンプライムレート(LPR)」(月に一度、原則20日に公表)は、4カ月連続で据え置かれた。予想通りの結果だったが、17日に開催された国務院(内閣に相当)常務会議で「大規模な景気刺激策には依存しない」との方針が確認されたこともあり、より強力な緩和策は打ち出されないとの見方が広がっている。また、中国証券報は20日、「預金準備率引き下げの可能性は低下した」との論税記事を掲載した。

金融株が下げを主導する。中国人寿保険(601628/SH)が3.9%安、招商銀行(600036/SH)が2.2%安、中信建投証券(601066/SH)が4.8%安で引けた。自動車株も安い。長城汽車(601633/SH)が3.3%下落した。消費関連株、資源・素材株、ハイテク株、不動産株、インフラ関連株、防衛関連株なども売られている。

半面、発電株の一角は続伸。前日にストップ高した華能国際電力(600011/SH)が5.6%上昇した。電力消費量が足元で、過去最大を更新し続けていることが材料視されている。医薬品株の一角も買われた。

一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が1.23ポイント(0.50%)安の242.34ポイント、深センB株指数が4.88ポイント(0.52%)安の933.33ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)




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