28日の香港市場概況:ハンセン0.9%高で反発、蒙牛乳業10.4%高と急反発
[20/08/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
28日の香港市場はまちまち。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比140.91ポイント(0.56%)高の25422.06ポイントと反発する半面、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は19.11ポイント(0.19%)安の10182.83ポイントと続落した。売買代金は1652億8600万香港ドルに拡大している(27日は1506億100万香港ドル)。
内外環境の改善で投資家心理が上向く流れ。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は27日夜の講演で、「経済回復が確実になるまでは大規模な金融緩和を継続する」との新指針を表明。中国では、7月の工業企業利益が約2年ぶりの大きな伸びを示すなど、景気回復への期待が高まっている。午後には日本で安倍晋三首相の辞任意向報道が伝わり、日本株の急落がアジア市場に波及する場面もみられた。ハンセン指数は後場に一時1.9%高まで大きく上昇したものの、指数は再び上げ幅を削っている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が10.4%高と急伸。蒙牛は昨日、中間決算の4割減益を嫌気し2.6%安と下げていたが、ブローカー各社の強気な投資判断が相次ぎ、見直し買いが入っている。足元の4〜6月期に増収増益を回復したことで、通期業績が上向くとの見方だ。
このほか、AIAグループ(1299/HK)が4.1%高、恒生銀行(11/HK)が2.9%高、HSBC(5/HK)が2.1%高と金融株の上げが目立った。
他の個別銘柄では、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が5.4%高と連日で大きく上昇。決算を好感した買いが続いている。また、本日引け後に決算発表を予定する比亜迪電子(BYDエレクトロニック:285/HK)が9.3%高と動意づいた。同社は4月末時点で、6月中間決算の純利益が4倍近くに膨らむとの見通しを示している
一方、本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比1.60%高の3403.81ポイントで取引を終えた。ホテル・観光、造船、バイオ医薬、酒造、小売株の一角などが買われた半面、石油株などが売られた。
亜州リサーチ(株)
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内外環境の改善で投資家心理が上向く流れ。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は27日夜の講演で、「経済回復が確実になるまでは大規模な金融緩和を継続する」との新指針を表明。中国では、7月の工業企業利益が約2年ぶりの大きな伸びを示すなど、景気回復への期待が高まっている。午後には日本で安倍晋三首相の辞任意向報道が伝わり、日本株の急落がアジア市場に波及する場面もみられた。ハンセン指数は後場に一時1.9%高まで大きく上昇したものの、指数は再び上げ幅を削っている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が10.4%高と急伸。蒙牛は昨日、中間決算の4割減益を嫌気し2.6%安と下げていたが、ブローカー各社の強気な投資判断が相次ぎ、見直し買いが入っている。足元の4〜6月期に増収増益を回復したことで、通期業績が上向くとの見方だ。
このほか、AIAグループ(1299/HK)が4.1%高、恒生銀行(11/HK)が2.9%高、HSBC(5/HK)が2.1%高と金融株の上げが目立った。
他の個別銘柄では、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が5.4%高と連日で大きく上昇。決算を好感した買いが続いている。また、本日引け後に決算発表を予定する比亜迪電子(BYDエレクトロニック:285/HK)が9.3%高と動意づいた。同社は4月末時点で、6月中間決算の純利益が4倍近くに膨らむとの見通しを示している
一方、本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比1.60%高の3403.81ポイントで取引を終えた。ホテル・観光、造船、バイオ医薬、酒造、小売株の一角などが買われた半面、石油株などが売られた。
亜州リサーチ(株)
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