概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小幅に3日続落、アジア市場の下落が警戒
[21/01/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 115882.30 -0.50%
28日のブラジル株式市場は7日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比3000.95ポイント高(+2.59%)の118883.25で取引を終了した。115733.6から119355.2まで上昇した。
横ばいで寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、米株高も買い安心感を与えた。ほかに、新型コロナウイルスワクチンの接種開始に伴う経済活動の正常化期待が引き続き支援材料となった。
【ロシア】MICEX指数 3342.01 -0.05%
28日のロシア株式市場は小幅に3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比1.61ポイント安(-0.05%)の3342.01で取引を終了した。3359.10から3307.42まで下落した。
終盤はプラス圏を回復したが、引け間際に再びマイナス圏に転落した。アジア市場の下落が警戒され、ロシア株にも売りが先行。また、原油価格の下落も資源銘柄の一角の売り手掛かりとなった。一方、国内で新型コロナウイルスワクチンの生産が加速しているとの報告が指数を下支えした。また、連日の下落で足元では値ごろ感が強まり、終盤は下値を拾う動きは活発となった。
【インド】SENSEX指数 46874.36 -1.13%
28日のインドSENSEX指数は5営業日続落。前日比535.57ポイント安(-1.13%)の46874.36、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同149.95ポイント安(-1.07%)の13817.55で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏で推移した。海外市場の下落を受け、インド株にもリスク回避の売りが広がった。また、株式市場バブルへの懸念が解消されていないことなども引き続き圧迫材料。ほかに、外国人投資家(FII)の売り継続が指数の足かせとなった。FIIはこの日までに4日連続の売り越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3505.18 -1.91%
28日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比68.17ポイント安(-1.91%)の3505.18ポイントと反落した。約3週ぶりの安値水準に落ち込んでいる。
中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収が嫌気される流れ。人民銀が28日に実施した公開市場操作(レポ)では、リバースレポ取引により1000億人民元の資金を市中に供給したものの、満期到来分との差引では1500億人民元の吸収超だった。オペによる資金引き揚げは4日連続。なかでも28日は、吸収規模は昨年10月以来の大きさとなった。人民銀・貨幣政策委員の馬駿氏は先ごろ、「不動産や株式など一部分野でバブルが生じつつある」とコメント。当局が抑制に本腰を入れていると警戒された。また、香港との相互取引スキームを通じた27日の本土株売買は、2日続けて売り越しとなっている。資金流出も懸念された。
<CS>
28日のブラジル株式市場は7日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比3000.95ポイント高(+2.59%)の118883.25で取引を終了した。115733.6から119355.2まで上昇した。
横ばいで寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、米株高も買い安心感を与えた。ほかに、新型コロナウイルスワクチンの接種開始に伴う経済活動の正常化期待が引き続き支援材料となった。
【ロシア】MICEX指数 3342.01 -0.05%
28日のロシア株式市場は小幅に3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比1.61ポイント安(-0.05%)の3342.01で取引を終了した。3359.10から3307.42まで下落した。
終盤はプラス圏を回復したが、引け間際に再びマイナス圏に転落した。アジア市場の下落が警戒され、ロシア株にも売りが先行。また、原油価格の下落も資源銘柄の一角の売り手掛かりとなった。一方、国内で新型コロナウイルスワクチンの生産が加速しているとの報告が指数を下支えした。また、連日の下落で足元では値ごろ感が強まり、終盤は下値を拾う動きは活発となった。
【インド】SENSEX指数 46874.36 -1.13%
28日のインドSENSEX指数は5営業日続落。前日比535.57ポイント安(-1.13%)の46874.36、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同149.95ポイント安(-1.07%)の13817.55で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏で推移した。海外市場の下落を受け、インド株にもリスク回避の売りが広がった。また、株式市場バブルへの懸念が解消されていないことなども引き続き圧迫材料。ほかに、外国人投資家(FII)の売り継続が指数の足かせとなった。FIIはこの日までに4日連続の売り越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3505.18 -1.91%
28日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比68.17ポイント安(-1.91%)の3505.18ポイントと反落した。約3週ぶりの安値水準に落ち込んでいる。
中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収が嫌気される流れ。人民銀が28日に実施した公開市場操作(レポ)では、リバースレポ取引により1000億人民元の資金を市中に供給したものの、満期到来分との差引では1500億人民元の吸収超だった。オペによる資金引き揚げは4日連続。なかでも28日は、吸収規模は昨年10月以来の大きさとなった。人民銀・貨幣政策委員の馬駿氏は先ごろ、「不動産や株式など一部分野でバブルが生じつつある」とコメント。当局が抑制に本腰を入れていると警戒された。また、香港との相互取引スキームを通じた27日の本土株売買は、2日続けて売り越しとなっている。資金流出も懸念された。
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