概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続落、利上げの実施が嫌気
[21/10/29]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 105705.00 -0.62%
28日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比658.1ポイント安(-0.62%)の105705.00で取引を終了した。107209.6から105282.4まで下落した。
売りが先行した後は前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。利上げの実施が嫌気され、売りが継続。ブラジル中央銀行は28日日本時間午前6時30日、市場予想通り政策金利であるセリック金利をこれまでの6.25%から7.75%まで引き上げると発表した。また、アジア市場の下落なども警戒材料。一方、最近の下落で値ごろ感が強まり、内需関連に買い戻しが目立った。
【ロシア】MOEX指数 4189.66 -0.94%
28日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比39.87ポイント安(-0.94%)の4189.66で取引を終了した。4220.23から4157.39まで下落した。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。資源銘柄の下落が指数の下げを主導した。ブレント原油価格が不安定な値動きを示したことが圧迫材料となったもようだ。また、アジア市場の下落なども足かせに。一方、経済指標の改善が指数をサポートした。9月の鉱工業生産は前年同月比で6.8%上昇し、前月の4.6%(改定値)と予想の4.6%を上回った。
【インド】SENSEX指数 59984.70 -1.89%
28日のインドSENSEX指数は大幅続落。前日比1158.63ポイント安(-1.89%)の59984.70、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同353.70ポイント安(-1.94%)の17857.25で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。相次いでのインド株の格下げが嫌気され、幅広い銘柄に売りが広がった。野村インターナショナルやUBSグループに続き、モルガン・スタンレー証券(MS)もインド株を格下げた。
【中国本土】上海総合指数 3518.42 -1.23%
28日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比43.89ポイント安(-1.23%)の3518.42ポイントと3日続落している。約2カ月ぶりの安値水準に落ち込んだ。
商品市況安が逆風。鄭州商品取引所の石炭先物価格は、先週19日に付けた過去最高値(1982.00人民元)から、28日は1033.88人民元(約1万8400円)まで下落している。1週間余りで47.6%も急落した。また、上海商品取引所でも主要な非鉄や鉄筋の先物が軒並み安で推移している。新型コロナウイルス感染再拡大を背景に、中国経済の回復ペース鈍化も懸念される状況。秋の行楽シーズンを迎えた中国では、ツアー客を起点とする感染拡大が続いている。一部の地域では、行動規制が導入された。
<CS>
28日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比658.1ポイント安(-0.62%)の105705.00で取引を終了した。107209.6から105282.4まで下落した。
売りが先行した後は前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。利上げの実施が嫌気され、売りが継続。ブラジル中央銀行は28日日本時間午前6時30日、市場予想通り政策金利であるセリック金利をこれまでの6.25%から7.75%まで引き上げると発表した。また、アジア市場の下落なども警戒材料。一方、最近の下落で値ごろ感が強まり、内需関連に買い戻しが目立った。
【ロシア】MOEX指数 4189.66 -0.94%
28日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比39.87ポイント安(-0.94%)の4189.66で取引を終了した。4220.23から4157.39まで下落した。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。資源銘柄の下落が指数の下げを主導した。ブレント原油価格が不安定な値動きを示したことが圧迫材料となったもようだ。また、アジア市場の下落なども足かせに。一方、経済指標の改善が指数をサポートした。9月の鉱工業生産は前年同月比で6.8%上昇し、前月の4.6%(改定値)と予想の4.6%を上回った。
【インド】SENSEX指数 59984.70 -1.89%
28日のインドSENSEX指数は大幅続落。前日比1158.63ポイント安(-1.89%)の59984.70、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同353.70ポイント安(-1.94%)の17857.25で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。相次いでのインド株の格下げが嫌気され、幅広い銘柄に売りが広がった。野村インターナショナルやUBSグループに続き、モルガン・スタンレー証券(MS)もインド株を格下げた。
【中国本土】上海総合指数 3518.42 -1.23%
28日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比43.89ポイント安(-1.23%)の3518.42ポイントと3日続落している。約2カ月ぶりの安値水準に落ち込んだ。
商品市況安が逆風。鄭州商品取引所の石炭先物価格は、先週19日に付けた過去最高値(1982.00人民元)から、28日は1033.88人民元(約1万8400円)まで下落している。1週間余りで47.6%も急落した。また、上海商品取引所でも主要な非鉄や鉄筋の先物が軒並み安で推移している。新型コロナウイルス感染再拡大を背景に、中国経済の回復ペース鈍化も懸念される状況。秋の行楽シーズンを迎えた中国では、ツアー客を起点とする感染拡大が続いている。一部の地域では、行動規制が導入された。
<CS>