概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小反発、米印間貿易の拡大期待を高めた
[23/06/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
*09:54JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小反発、米印間貿易の拡大期待を高めた
【ブラジル】ボベスパ指数 119622.40 -0.20%
20日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比235.36ポイント安(-0.20%)の119622.40で引けた。日中の取引レンジは118415.66−119857.76
となった。
売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。欧米株安を受け、ブラジル株にも売り
圧力が高まった。また、通貨レアル安の進行も圧迫材料となった。一方、指数の下値
は限定的。利下げ期待や成長予想の上方修正などが引き続き支援材料となった。
【ロシア】MOEX指数 2803.69 -0.40%
20日のロシア株式市場は6日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比11.38ポイント安(-0.40%)の2803.69ポイントで引けた。日中の取引レンジは2778.00‐2814.72となった。
小幅安で寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、欧米市場の下落もロシア株の売り圧力を高めた。一方、指数の下値は限定的。通貨ルーブル安の進行などが輸出大手の物色手掛かりとなった。
【インド】SENSEX指数 63327.70 +0.25%
20日のインドSENSEX指数は小反発。前日比159.40ポイント高(+0.25%)の63327.70、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同61.25ポイント高(+0.33%)の18816.70で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅を縮小させ、終盤はプラス圏を回復した。モディ首相がきのう20日から米国を訪問することで米印間貿易の拡大期待を高めた。また、政策への期待が高まっていることも引き続き支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3240.37 -0.47%
20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比15.44ポイント安(-0.47%)の3240.37ポイントと続落した。
投資家の慎重スタンスが強まる流れ。中国景気の先行き不安、人民元安の再進行などを不安視した。中国人民銀行(中央銀行)は20日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を4日ぶりに元安設定。上海外国市場では人民元安・米ドル高が急速に進み、昨年11月以来の水準で推移している。資金流出も警戒された。金融緩和期待もやや後退。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、中国の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」について、5年物LPRを4.30→4.20%、1年物LPRを3.65→3.55%に引き下げると発表したが、市場では、不動産ローンなど中長期融資の基準となる5年物LPRは4.15%にまで低下するとの観測も流れていた。もっとも、下値は限定的。「中国当局は景気刺激策の拡大に舵を切った」との見方は根強く、財政政策などに対する期待は依然続いている。
<CS>
【ブラジル】ボベスパ指数 119622.40 -0.20%
20日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比235.36ポイント安(-0.20%)の119622.40で引けた。日中の取引レンジは118415.66−119857.76
となった。
売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。欧米株安を受け、ブラジル株にも売り
圧力が高まった。また、通貨レアル安の進行も圧迫材料となった。一方、指数の下値
は限定的。利下げ期待や成長予想の上方修正などが引き続き支援材料となった。
【ロシア】MOEX指数 2803.69 -0.40%
20日のロシア株式市場は6日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比11.38ポイント安(-0.40%)の2803.69ポイントで引けた。日中の取引レンジは2778.00‐2814.72となった。
小幅安で寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、欧米市場の下落もロシア株の売り圧力を高めた。一方、指数の下値は限定的。通貨ルーブル安の進行などが輸出大手の物色手掛かりとなった。
【インド】SENSEX指数 63327.70 +0.25%
20日のインドSENSEX指数は小反発。前日比159.40ポイント高(+0.25%)の63327.70、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同61.25ポイント高(+0.33%)の18816.70で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅を縮小させ、終盤はプラス圏を回復した。モディ首相がきのう20日から米国を訪問することで米印間貿易の拡大期待を高めた。また、政策への期待が高まっていることも引き続き支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3240.37 -0.47%
20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比15.44ポイント安(-0.47%)の3240.37ポイントと続落した。
投資家の慎重スタンスが強まる流れ。中国景気の先行き不安、人民元安の再進行などを不安視した。中国人民銀行(中央銀行)は20日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を4日ぶりに元安設定。上海外国市場では人民元安・米ドル高が急速に進み、昨年11月以来の水準で推移している。資金流出も警戒された。金融緩和期待もやや後退。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、中国の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」について、5年物LPRを4.30→4.20%、1年物LPRを3.65→3.55%に引き下げると発表したが、市場では、不動産ローンなど中長期融資の基準となる5年物LPRは4.15%にまで低下するとの観測も流れていた。もっとも、下値は限定的。「中国当局は景気刺激策の拡大に舵を切った」との見方は根強く、財政政策などに対する期待は依然続いている。
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