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大石哲之:11月26日週の仮想通貨市場【フィスコ・ビットコインニュース】

ビットコインニュース
以下は、フィスコ客員アナリストの大石哲之(「ビットコイン研究所)」代表、ツイッター@bigstonebtc)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2018年11月30日に執筆

11月26日週のビットコイン(BTC)は40.2〜49.5万円で推移。週明け26日に一時40万円まで下落したものの、節目の40万円は維持。その後じり高基調が続くなか、28日にはナスダックがビットコイン先物を2019年第1四半期上場予定との報道後に価格が急騰し、50万円を前にもみ合う展開となった。 日本時間12月1日1時(現地時間11月30日午後4時)にCMEのビットコイン先物11月物SQが控える中、先週末と同様に今週末も50万円近辺で上値の重い展開が続くと予想される。

米国仮想通貨取引所Bakktによる現物ベースのビットコイン先物上場の1月への延期の失望感を埋め合わせる形でナスダックがビットコイン先物を取り扱うニュースが出た事で、価格が持ち直した格好。目先大きく売られていただけあって、短期的なショートの買い戻しも重なった。

またビットコインキャッシュ(BCH)のハッシュ・ウォー(マイニングの計算力競争)にも決着が見られたとの見通しがひろがったことも好材料だ。ビットコインキャッシュSVの最大の支持者であるCoinGeekが、SV側でのリプレイプロテクションの導入を行うと宣言。これにより、確実に2つのコインが生き残る見通しとなり、ハッシュによる期限のない戦いは集結したといえる。ハッシュ・ウォーの資金としてビットコインキャッシュ陣営が手持ちのBTCを現金化しているのではないかという懸念は遠ざかりそうだ。

急落局面で出ていた悪材料がほぼ消化された形で、しばらくは底を見極めつつ固める展開が続きそうである。
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執筆者名:大石哲之
ブログ名:ビットコイン研究所



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