富士通、中国でブロックチェーンシステムの解析技術に関する共同研究を開始【フィスコ・ビットコインニュース】
[19/11/07]
提供元:株式会社フィスコ
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ビットコインニュース
富士通<6702>グループの富士通研究所は6日、同社の中国法人である富士通研究開発中心有限公司(FRDC)が、現地の蘇州同済ブロックチェーン研究院(STBC)とブロックチェーンシステムの解析技術に関する共同研究を開始すると発表した。
同社はブロックチェーンについて、「取引の発生した日時や取引相手、取引内容などがトランザクションとしてブロックの方式で分散された台帳に記録されるが、ブロックの連鎖は取引の順序と無関係なため、調べたい取引の一連の経緯を把握、検索するのに時間を要する」と指摘する。こうした課題に対して、FRDCでは、ブロックチェーンの台帳におけるトランザクションデータを効率的に可視化、検索できるデータ解析技術の研究開発を進めてきたとしている。
共同研究では、FRDCで開発したブロックチェーンのトランザクションデータを解析する技術を、STBCが独自開発したブロックチェーンプラットフォーム「ウートン チェイン」に実装し、同プラットフォームの利用企業に11月6日〜2020年6月まで試用サービスとして提供するという。
両者は、「ブロックチェーンの実利用が進む中国において、さらなる利用分野の拡大のため、同研究を開始した」と説明しており、この研究により、「実際に使われているブロックチェーン環境で、台帳のトランザクション検索が可能な今回の機能と、元々のブロックチェーンの特長であるデータ改ざん防止の機能が両立し、ブロックチェーンのさらなる利便性を追求することについて有用性を検証する」としている。
STBCは、中国トップ大学のひとつである同済大学と、蘇州市政府が共同で設立した機関。ブロックチェーンの技術や応用利用の研究開発、人材育成、評価サービス、企業インキュベーションなどを提供している。2018年3月、ブロックチェーンプラットフォーム「ウートン チェイン」を発表し、すでに物流追跡、サプライチェーン金融、司法証拠保全などの用途で中国企業に利用されているという。
<HH>
同社はブロックチェーンについて、「取引の発生した日時や取引相手、取引内容などがトランザクションとしてブロックの方式で分散された台帳に記録されるが、ブロックの連鎖は取引の順序と無関係なため、調べたい取引の一連の経緯を把握、検索するのに時間を要する」と指摘する。こうした課題に対して、FRDCでは、ブロックチェーンの台帳におけるトランザクションデータを効率的に可視化、検索できるデータ解析技術の研究開発を進めてきたとしている。
共同研究では、FRDCで開発したブロックチェーンのトランザクションデータを解析する技術を、STBCが独自開発したブロックチェーンプラットフォーム「ウートン チェイン」に実装し、同プラットフォームの利用企業に11月6日〜2020年6月まで試用サービスとして提供するという。
両者は、「ブロックチェーンの実利用が進む中国において、さらなる利用分野の拡大のため、同研究を開始した」と説明しており、この研究により、「実際に使われているブロックチェーン環境で、台帳のトランザクション検索が可能な今回の機能と、元々のブロックチェーンの特長であるデータ改ざん防止の機能が両立し、ブロックチェーンのさらなる利便性を追求することについて有用性を検証する」としている。
STBCは、中国トップ大学のひとつである同済大学と、蘇州市政府が共同で設立した機関。ブロックチェーンの技術や応用利用の研究開発、人材育成、評価サービス、企業インキュベーションなどを提供している。2018年3月、ブロックチェーンプラットフォーム「ウートン チェイン」を発表し、すでに物流追跡、サプライチェーン金融、司法証拠保全などの用途で中国企業に利用されているという。
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