能楽協会と富士通、ファン拡大に向けたパートナーシップ契約を締結し、伝統文化でのICT活用を推進
[19/07/18]
TOKYO, Jul 18, 2019 - (JCN Newswire) - 公益社団法人能楽協会(注1)(以下、能楽協会)と富士通株式会社(注2)(以下、富士通)は、ICTを活用して能楽の魅力を国内外へ発信し、新たなファンを獲得することで能楽界のさらなる発展に貢献していくことを目指し、ICT分野でパートナーシップ契約を締結しました。
本パートナーシップに基づき、両者は2020年7月から9月に開催予定の「東京2020オリンピック・パラリンピック能楽祭」(注3)に向け、ICTを活用した情報発信の充実やファンデータの利活用に加え、チケット販売時の利便性向上や観客の新しい鑑賞体験を実現するICTの活用を推進していきます。
第一弾として、2019年7月31日(水曜日)と8月4日(日曜日)に開催される「ESSENCE能 見どころ!ぎゅっと凝縮・能楽アンソロジー」(以下、ESSENCE能)において、ICTを活用した実証を行います。能の謡(台詞)の強弱、笛や鼓のリズムといった音の特徴を振動に変換してユーザに伝達できる富士通のユーザインタフェース「Ontenna(オンテナ)(注4)」と、舞台の演技と英語の字幕ディスプレイを視線を移すことなく同時に見ることが可能なヘッドマウント型ディスプレイ「RETISSA Display(レティッサ ディスプレイ)」を活用し、聴覚障がい者や訪日外国人などを含めた多様な来場者に分け隔てなく、新たな鑑賞体験を提供します。
両者は今後、本パートナーシップに基づいて能楽界におけるICT活用のさらなる拡大を図り、世界中の多様な人々からの能楽への支持獲得を促進することで、能楽界のさらなる発展に貢献していきます。
背景
今般、日本の伝統文化である能楽は、訪日外国人の増加などに伴い、世界的な評価が高まっています。そのような中、能楽協会は能楽ファンのさらなる拡大を目指し、様々な人が能楽を楽しめる多様な公演形態や、より積極的な情報発信を推進しています。
富士通はスポーツ団体などに向け、幅広いファンが楽しめる観戦スタイルの提供や、ファンの属性、来場データの一元管理・分析、スマートフォンアプリケーションとのデータ連携サービスなど、様々なスポーツデジタルソリューションを提供しており、ICTの活用を通じたスポ―ツ業界の発展に貢献してきました。それらを応用し、今後、能楽界をはじめ文化事業の拡大へ貢献していきます。
両者は、2018年1月26日に開催された能楽協会主催「能楽フェスティバル2017-2020 『第3回シンポジウム』」では、ダイバーシティ・コミュニケーションツール「FUJITSU Software LiveTalk(ライブトーク)(注5)」を活用して講演のリアルタイム翻訳の実証を行うなど、これまでも連携して能楽の魅力を広める取り組みを推進してきました。
パートナーシップ契約の概要
能楽協会と富士通は、ICTを活用して能楽の魅力を国内外へ発信し、新たなファンを獲得することで能楽界のさらなる発展に貢献していくため、ICT分野でパートナーシップ契約を締結しました。本パートナーシップに基づき、両者は「東京2020オリンピック・パラリンピック能楽祭」に向けて、ICTを活用した能楽協会による情報発信やファンや来場者のデータ管理・分析、チケット販売の仕組みを導入するとともに、観客の新たな鑑賞体験を実現することを目指します。
「ESSENCE能」で実証するICT
1. 音をからだで感じるユーザインタフェース「Ontenna」の活用
- 髪の毛や耳たぶ、襟元や袖口などに身に付け、リズムやパターンといった音の特徴を振動と光によってからだで感じることができるユーザインタフェース。
- 2019年7月31日(水曜日)14時から16時に行われる「バリアフリー対応」の公演で実証。音の大きさに対してリアルタイムに振動するよう演出することで観客に高揚感を与えるなど、これまでにない能楽の鑑賞体験を提供。
- 「Ontenna」は言語に依存しないため、障がいや国籍を問わず新しい鑑賞スタイルを提供することが可能。
2. ヘッドマウント型ディスプレイ「RETISSA Display」の活用
- 超小型プロジェクタを使用し、微弱なレーザ光で網膜上をスキャン(走査)することで、網膜に直接映像を投影する技術を活用した株式会社QDレーザ(注6)のヘッドマウント型ディスプレイ。
- 2019年8月4日(日曜日)16時30分から18時20分に行われる「多言語対応」の公演で実証。超小型プロジェクタをフレーム内側に搭載した「RETISSA Display」を眼鏡のように装着。網膜に直接英語字幕を投影することで、肉眼で見る舞台の演技、網膜に投影された英語の字幕ディスプレイを、視線を移すことなく同時に見ることが可能。
「ESSENCE能」の概要
名称:「ESSENCE能 見どころ!ぎゅっと凝縮・能楽アンソロジー」
日時: 2019年7月31日(水曜日)と2019年8月4日(日曜日)の2日間
※「バリアフリー対応」、「多様性」、「幽玄」、「多言語対応」の4つのテーマで公演。
会場:国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)
主催:能楽協会、一般社団法人日本能楽会
今後の展開
「ESSENCE能」での実証結果を踏まえ、両者は2020年に開催予定の「東京2020オリンピック・パラリンピック能楽祭」での「Ontenna」や「RETISSA Display」の活用や、情報発信やチケット購入、ファン管理などでのICTの本格活用を目指します。また「東京2020オリンピック・パラリンピック能楽祭」以降も継続してICTのさらなる活用を推進していきます。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2019/07/18.html
概要:富士通株式会社
詳細は http://jp.fujitsu.com/ をご覧ください。
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本パートナーシップに基づき、両者は2020年7月から9月に開催予定の「東京2020オリンピック・パラリンピック能楽祭」(注3)に向け、ICTを活用した情報発信の充実やファンデータの利活用に加え、チケット販売時の利便性向上や観客の新しい鑑賞体験を実現するICTの活用を推進していきます。
第一弾として、2019年7月31日(水曜日)と8月4日(日曜日)に開催される「ESSENCE能 見どころ!ぎゅっと凝縮・能楽アンソロジー」(以下、ESSENCE能)において、ICTを活用した実証を行います。能の謡(台詞)の強弱、笛や鼓のリズムといった音の特徴を振動に変換してユーザに伝達できる富士通のユーザインタフェース「Ontenna(オンテナ)(注4)」と、舞台の演技と英語の字幕ディスプレイを視線を移すことなく同時に見ることが可能なヘッドマウント型ディスプレイ「RETISSA Display(レティッサ ディスプレイ)」を活用し、聴覚障がい者や訪日外国人などを含めた多様な来場者に分け隔てなく、新たな鑑賞体験を提供します。
両者は今後、本パートナーシップに基づいて能楽界におけるICT活用のさらなる拡大を図り、世界中の多様な人々からの能楽への支持獲得を促進することで、能楽界のさらなる発展に貢献していきます。
背景
今般、日本の伝統文化である能楽は、訪日外国人の増加などに伴い、世界的な評価が高まっています。そのような中、能楽協会は能楽ファンのさらなる拡大を目指し、様々な人が能楽を楽しめる多様な公演形態や、より積極的な情報発信を推進しています。
富士通はスポーツ団体などに向け、幅広いファンが楽しめる観戦スタイルの提供や、ファンの属性、来場データの一元管理・分析、スマートフォンアプリケーションとのデータ連携サービスなど、様々なスポーツデジタルソリューションを提供しており、ICTの活用を通じたスポ―ツ業界の発展に貢献してきました。それらを応用し、今後、能楽界をはじめ文化事業の拡大へ貢献していきます。
両者は、2018年1月26日に開催された能楽協会主催「能楽フェスティバル2017-2020 『第3回シンポジウム』」では、ダイバーシティ・コミュニケーションツール「FUJITSU Software LiveTalk(ライブトーク)(注5)」を活用して講演のリアルタイム翻訳の実証を行うなど、これまでも連携して能楽の魅力を広める取り組みを推進してきました。
パートナーシップ契約の概要
能楽協会と富士通は、ICTを活用して能楽の魅力を国内外へ発信し、新たなファンを獲得することで能楽界のさらなる発展に貢献していくため、ICT分野でパートナーシップ契約を締結しました。本パートナーシップに基づき、両者は「東京2020オリンピック・パラリンピック能楽祭」に向けて、ICTを活用した能楽協会による情報発信やファンや来場者のデータ管理・分析、チケット販売の仕組みを導入するとともに、観客の新たな鑑賞体験を実現することを目指します。
「ESSENCE能」で実証するICT
1. 音をからだで感じるユーザインタフェース「Ontenna」の活用
- 髪の毛や耳たぶ、襟元や袖口などに身に付け、リズムやパターンといった音の特徴を振動と光によってからだで感じることができるユーザインタフェース。
- 2019年7月31日(水曜日)14時から16時に行われる「バリアフリー対応」の公演で実証。音の大きさに対してリアルタイムに振動するよう演出することで観客に高揚感を与えるなど、これまでにない能楽の鑑賞体験を提供。
- 「Ontenna」は言語に依存しないため、障がいや国籍を問わず新しい鑑賞スタイルを提供することが可能。
2. ヘッドマウント型ディスプレイ「RETISSA Display」の活用
- 超小型プロジェクタを使用し、微弱なレーザ光で網膜上をスキャン(走査)することで、網膜に直接映像を投影する技術を活用した株式会社QDレーザ(注6)のヘッドマウント型ディスプレイ。
- 2019年8月4日(日曜日)16時30分から18時20分に行われる「多言語対応」の公演で実証。超小型プロジェクタをフレーム内側に搭載した「RETISSA Display」を眼鏡のように装着。網膜に直接英語字幕を投影することで、肉眼で見る舞台の演技、網膜に投影された英語の字幕ディスプレイを、視線を移すことなく同時に見ることが可能。
「ESSENCE能」の概要
名称:「ESSENCE能 見どころ!ぎゅっと凝縮・能楽アンソロジー」
日時: 2019年7月31日(水曜日)と2019年8月4日(日曜日)の2日間
※「バリアフリー対応」、「多様性」、「幽玄」、「多言語対応」の4つのテーマで公演。
会場:国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)
主催:能楽協会、一般社団法人日本能楽会
今後の展開
「ESSENCE能」での実証結果を踏まえ、両者は2020年に開催予定の「東京2020オリンピック・パラリンピック能楽祭」での「Ontenna」や「RETISSA Display」の活用や、情報発信やチケット購入、ファン管理などでのICTの本格活用を目指します。また「東京2020オリンピック・パラリンピック能楽祭」以降も継続してICTのさらなる活用を推進していきます。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2019/07/18.html
概要:富士通株式会社
詳細は http://jp.fujitsu.com/ をご覧ください。
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