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WHOの感染性物質の輸送ガイドラインに準拠した検体の輸送体制を確立

2012年7月27日

医療法人社団 滉志会 瀬田クリニックグループ

WHOの感染性物質の輸送ガイドラインに準拠した検体の輸送体制を確立

 医療法人社団 滉志会 瀬田クリニックグループ(以下、「瀬田クリニックグループ」)は、この度、世界保健機関 (WHO) の発行するガイドライン (感染性物質の輸送規則に関するガイダンス) に準拠した検体の輸送体制を構築することとなりました。
 2010年3月に発令された厚生労働省令を受け、再生・細胞医療を行う医療機関では、実施要件の一つとして、安全性の高い検体(血液、加工細胞等)の搬送体制の確立が求められております。
 細胞医療に用いる自家由来細胞は、温度に対する感受性が高く、適切な温度で輸送するための技術・ノウハウが必要となります。瀬田クリニックグループでは、これまでも、株式会社メディネットが累計約114,000件の臨床用細胞加工で培った経験・実績に基づき開発した「輸送温度制御技術」や「特殊な専用容器」などの独自の輸送技術・ノウハウを活用し、安定した輸送管理体制を築いてまいりました。
 瀬田クリニックグループは、より安全性と確実性を追求した検体の輸送を確保するため、多くの民間輸送会社から選定し検討を進め、これまでの実績やノウハウなどを鑑み、株式会社近鉄ロジスティクス・システムズ(以下、「KLS」)を選定し、輸送業務を委託します。KLSは、メディカル分野における豊富な輸送実績を有しており、特に、“メディカルサポートエクスプレス”サービスは、検体(臨床・治験)や治験薬・バイオ医薬品を、安全かつ確実に輸送するメディカル分野に特化した輸送システムを提供しています。
 今後、瀬田クリニックグループで取り扱う検体は、航空輸送、陸上輸送を問わず、WHOの感染性物質の輸送要件に準拠した方法で輸送することになります。まずは、東日本エリアからスタートし、徐々に全国に展開していく予定です。
 瀬田クリニックグループは、より安全性の高い検体の輸送体制を確立すべく、ファーストステップとして、WHOの発行するガイドラインに準拠した輸送体制を構築いたしましたが、今後も、再生・細胞医療の健全な普及・発展のため、様々な取り組みを行ってまいります。
                                                                                     
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