酒飲みの酒飲みによる酒飲みのミカタ
[13/04/10]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2013.4.10
株式会社酒文化研究所
■酒飲みのミカタ 4月アンケート
“酒飲みのミカタ”〜4月号
酒飲みの酒飲みによる酒飲みのためのマンスリーアンケート調査
テーマ
【新社会人のために酒飲みの先輩がアドバイス〜知っているようで知らない酒席のマナー】
酒文化研究所が実施するアンケート調査「酒飲みのミカタ第4回」をお届けします。
4月からたくさんの若者が新社会人として社会に巣立ちました。学生時代までの同世代が中心の人間関係からは周囲の様相が大きく変わります。
特に酒を飲む機会は今までとは比べ物にならないくらい増えるのが実情。そんな若い世代に酒飲みのベテランたちは、こう考えているというポイントをアンケートでまとめました。
(※1)回答者は日本在住の成人男女で、「ほとんど毎日酒を飲む」と言う方が7割、酒のヘビーユーザーの気持ちを代表できる指標です。
ビールを注ぐときは必ず両手で
飲み会・宴席での振る舞い方について聞いてみました。回答の中で支持の高かった順にあげたのが図表(1)です。過半数の支持を得たものは、「目上の人にビールを注ぐ時は両手を添える」83%、「日本酒のお酌を受けるときは盃に両手を添える」65%、「ワインを注いでもらう時にはグラスは置いたままでよい」59%、「日本酒を飲むときは、相手に注いでから自分の器に注ぐ」53%、「オンザロックをつくる時は、グラスに氷を入れてから酒を注ぐ」53%の5項目でした。過半数の人がYESと答えているということは、これらのマナーは酒席での常識になっていると考えてよいでしょう。
ビールの注ぎ足しは、相手に一声かけて
次にお酌の仕方に焦点を絞った質問の回答状況を見てみます。「ビールは相手のグラスの中身が減っていたら随時注ぐようにする」41%、「ワイングラスに注ぐときは酒がグラスの半分を超えないようにする」41%、「焼酎のお湯割りはお湯を先にいれてから焼酎をいれる」33%、「他の人のビールはなくなるまで注ぎ足さない」27%、「ワインは自分で自分のグラスには注がない方がよい」27%、「ハイボールは、ウイスキーに氷を加えてよくステアしてからソーダを注ぐ」23%、「お銚子から酒を注ぐときは、振ってお酒が入っているかを確認して注ぐ」11%、となりました。
判断がわかれたのがよくある瓶ビールの注ぎ方です。相手のグラスの中が減り始めたときに注ぎ足すかどうか。これはどちらにも理があり、相手次第ということのようです。宴席では相手のビールが減り始めたら、黙って注ぎ足すよりも「お注ぎしましょうか」と一声をかけてみるのが、評価されそうです。
お銚子を振るのは不作法
日本酒を注ぐときに難しいのがお銚子の中にお酒が十分にあるかどうかの判断です。映画などでも途中で足りなくなり、別のお銚子に持ちかえるというシーンは見かけますが、あまり格好良いものではありません。しかし、事前に振って確認するという方法もあまり支持は集まりませんでした。ここはお銚子を持った感覚で残量を推定するか、途中でなくなってもそこで「失礼しました」などと会話をはさみコミュニケーションを高めるというのが得策かもしれません。
また、ワイングラスには半分以上注がないは40代以下ではより支持が高くなっています。新社会人にとっては覚えておいて欲しい作法です。
焼酎・ウイスキーの割り方の常道
ハイボールや水割の作り方は、認知度がまだ低いので、間違えても素直に教えを請うということでよいでしょう。しかし、せっかくですから現在のセオリーを紹介しておきます。ハイボールや水割りの場合には、(1)グラスを氷で充たしてからウイスキーを注ぎよくまぜる。(2)溶けた分の氷を補充してからソーダや水を足して軽くステア(ソーダの場合には一回程度)と酒を先に冷やすことがおいしく飲むポイントです。焼酎お湯割りの場合は逆に(1)お湯を先にいれてグラス全体を温める。(2)焼酎を適量注ぐ。後から焼酎をいれることで自然に対流がおきるので混ぜる必要がなく焼酎メーカーが推奨している作り方で、こんな違いも覚えておくと便利です。
最後に乾杯の作法ですが、ついつい周囲の人とグラスを合わせたくなりますが、音が鳴るようにグラスをカチンとぶつけるを支持した人は一割以下です。無理に合わせずに手元でグラスを掲げて乾杯で十分です。
酒飲みからのアドバイス
そのほかにも酒飲みの先輩からは、以下のようなアドバイスが集まりました。
★宴会を途中で抜けなければいけないとき
「幹事格の人・上司には事前に断っておく」「退出するときには左右の人、上司にそっと声をかけて」「皆の酔いが回らないうちに抜けること」などがポイントのようです。
★御馳走する側が期待すること
その場でお礼を言うのは当たりまえですが、「面倒だと思うが、翌日必ずお礼を言う」これがポイントのようです。意外なところでは、「相手が吸うまで喫煙するな」「携帯をいじるな」というのがありました。確かに同席の年長者が禁煙の場合には要注意かもしれません。他には、「出た料理は残さずおいしく食べる」「よく話をききハキハキ話す」などの意見もありました
★席の座り方
下座に座るのは当たりまえですが、その判断がつかないときが問題です。「トイレに行くときに他の人を動かさない席に座れ」「わからないときは、入口でみんなを歓迎するふりをして残った席に座る」「新人ばかりで固まって座らない」などのアドバイスがありました。
アルハラにも気をつけて
近頃では、酒席でのセクハラ、アルハラ(アルコールハラスメント)も社会人にとってはその見識が問われるようになりました。今回の調査は、酒席のマナーという観点で意見を募りましたが、マナーを強いるあまりに相手が不快な気持ちや、プレッシャーを感じては楽しい酒席も台無しです。過度に気を使われているなと感じてしまうと、ありがたいながらも楽しさが消えてしまうこともあります。ともかく、イッキ飲みや裸踊り、飲めない人への過度な飲酒やお酌の強要など、相手の立場に立っていやだと感じることは決してしないということも社会人の大事なマナーと心得ましょう。
■調査概要
調査時期2013年4月3日(水)〜2013年4月6日(土)
調査対象酒文化研究所の酒好きモニター(約1200名)
有効回収N=198(回収率17%)
調査方法インターネットによる自記入式アンケート調査
株式会社酒文化研究所
■酒飲みのミカタ 4月アンケート
“酒飲みのミカタ”〜4月号
酒飲みの酒飲みによる酒飲みのためのマンスリーアンケート調査
テーマ
【新社会人のために酒飲みの先輩がアドバイス〜知っているようで知らない酒席のマナー】
酒文化研究所が実施するアンケート調査「酒飲みのミカタ第4回」をお届けします。
4月からたくさんの若者が新社会人として社会に巣立ちました。学生時代までの同世代が中心の人間関係からは周囲の様相が大きく変わります。
特に酒を飲む機会は今までとは比べ物にならないくらい増えるのが実情。そんな若い世代に酒飲みのベテランたちは、こう考えているというポイントをアンケートでまとめました。
(※1)回答者は日本在住の成人男女で、「ほとんど毎日酒を飲む」と言う方が7割、酒のヘビーユーザーの気持ちを代表できる指標です。
ビールを注ぐときは必ず両手で
飲み会・宴席での振る舞い方について聞いてみました。回答の中で支持の高かった順にあげたのが図表(1)です。過半数の支持を得たものは、「目上の人にビールを注ぐ時は両手を添える」83%、「日本酒のお酌を受けるときは盃に両手を添える」65%、「ワインを注いでもらう時にはグラスは置いたままでよい」59%、「日本酒を飲むときは、相手に注いでから自分の器に注ぐ」53%、「オンザロックをつくる時は、グラスに氷を入れてから酒を注ぐ」53%の5項目でした。過半数の人がYESと答えているということは、これらのマナーは酒席での常識になっていると考えてよいでしょう。
ビールの注ぎ足しは、相手に一声かけて
次にお酌の仕方に焦点を絞った質問の回答状況を見てみます。「ビールは相手のグラスの中身が減っていたら随時注ぐようにする」41%、「ワイングラスに注ぐときは酒がグラスの半分を超えないようにする」41%、「焼酎のお湯割りはお湯を先にいれてから焼酎をいれる」33%、「他の人のビールはなくなるまで注ぎ足さない」27%、「ワインは自分で自分のグラスには注がない方がよい」27%、「ハイボールは、ウイスキーに氷を加えてよくステアしてからソーダを注ぐ」23%、「お銚子から酒を注ぐときは、振ってお酒が入っているかを確認して注ぐ」11%、となりました。
判断がわかれたのがよくある瓶ビールの注ぎ方です。相手のグラスの中が減り始めたときに注ぎ足すかどうか。これはどちらにも理があり、相手次第ということのようです。宴席では相手のビールが減り始めたら、黙って注ぎ足すよりも「お注ぎしましょうか」と一声をかけてみるのが、評価されそうです。
お銚子を振るのは不作法
日本酒を注ぐときに難しいのがお銚子の中にお酒が十分にあるかどうかの判断です。映画などでも途中で足りなくなり、別のお銚子に持ちかえるというシーンは見かけますが、あまり格好良いものではありません。しかし、事前に振って確認するという方法もあまり支持は集まりませんでした。ここはお銚子を持った感覚で残量を推定するか、途中でなくなってもそこで「失礼しました」などと会話をはさみコミュニケーションを高めるというのが得策かもしれません。
また、ワイングラスには半分以上注がないは40代以下ではより支持が高くなっています。新社会人にとっては覚えておいて欲しい作法です。
焼酎・ウイスキーの割り方の常道
ハイボールや水割の作り方は、認知度がまだ低いので、間違えても素直に教えを請うということでよいでしょう。しかし、せっかくですから現在のセオリーを紹介しておきます。ハイボールや水割りの場合には、(1)グラスを氷で充たしてからウイスキーを注ぎよくまぜる。(2)溶けた分の氷を補充してからソーダや水を足して軽くステア(ソーダの場合には一回程度)と酒を先に冷やすことがおいしく飲むポイントです。焼酎お湯割りの場合は逆に(1)お湯を先にいれてグラス全体を温める。(2)焼酎を適量注ぐ。後から焼酎をいれることで自然に対流がおきるので混ぜる必要がなく焼酎メーカーが推奨している作り方で、こんな違いも覚えておくと便利です。
最後に乾杯の作法ですが、ついつい周囲の人とグラスを合わせたくなりますが、音が鳴るようにグラスをカチンとぶつけるを支持した人は一割以下です。無理に合わせずに手元でグラスを掲げて乾杯で十分です。
酒飲みからのアドバイス
そのほかにも酒飲みの先輩からは、以下のようなアドバイスが集まりました。
★宴会を途中で抜けなければいけないとき
「幹事格の人・上司には事前に断っておく」「退出するときには左右の人、上司にそっと声をかけて」「皆の酔いが回らないうちに抜けること」などがポイントのようです。
★御馳走する側が期待すること
その場でお礼を言うのは当たりまえですが、「面倒だと思うが、翌日必ずお礼を言う」これがポイントのようです。意外なところでは、「相手が吸うまで喫煙するな」「携帯をいじるな」というのがありました。確かに同席の年長者が禁煙の場合には要注意かもしれません。他には、「出た料理は残さずおいしく食べる」「よく話をききハキハキ話す」などの意見もありました
★席の座り方
下座に座るのは当たりまえですが、その判断がつかないときが問題です。「トイレに行くときに他の人を動かさない席に座れ」「わからないときは、入口でみんなを歓迎するふりをして残った席に座る」「新人ばかりで固まって座らない」などのアドバイスがありました。
アルハラにも気をつけて
近頃では、酒席でのセクハラ、アルハラ(アルコールハラスメント)も社会人にとってはその見識が問われるようになりました。今回の調査は、酒席のマナーという観点で意見を募りましたが、マナーを強いるあまりに相手が不快な気持ちや、プレッシャーを感じては楽しい酒席も台無しです。過度に気を使われているなと感じてしまうと、ありがたいながらも楽しさが消えてしまうこともあります。ともかく、イッキ飲みや裸踊り、飲めない人への過度な飲酒やお酌の強要など、相手の立場に立っていやだと感じることは決してしないということも社会人の大事なマナーと心得ましょう。
■調査概要
調査時期2013年4月3日(水)〜2013年4月6日(土)
調査対象酒文化研究所の酒好きモニター(約1200名)
有効回収N=198(回収率17%)
調査方法インターネットによる自記入式アンケート調査