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名和晃平:ルーヴル美術館ピラミッドに大作を発表・ロスチャイルド館にインスタレーション作品公開

2018年6月15日

株式会社SANDWICH

2018年7月13日(金)-  2019年1月14日(月)
KOHEI NAWA|Throne|Musée du Louvre
ルーヴル美術館ピラミッドに名和晃平が大作を発表

■日仏友好160年企画『ジャポニスム2018:響きあう魂』の中でも最大級の展示
■日本人初、過去に例のない規模となるルーヴル美術館 ピラミッド内での特別展示
■金箔貼りの伝統技術と最新の3D造形システムを融合した高さ10.4mの彫刻 “Throne”


展示期間:2018年7月13日(金) -  2019年1月14日(月)
会場:ルーヴル美術館  Rue de Rivoli, 75001 Paris, France
開館時間:月・木・土・日 9:00 - 18:00/水・金 9:00 - 21:45(夜間開館)
休館日:毎週火曜日、1月1日、12月25日
主催:国際交流基金、ルーヴル美術館

ルーヴル美術館のピラミッドに浮遊する玉座 彫刻家 名和晃平による挑戦
本作では、加速度的に進化を遂げるコンピュータや人工知能などの存在が、やがて政治や経済に影響を与える絶大な力に置き換わるのではないか、という予感を「浮遊する空位の玉座」として表現します。東洋の神事や祭事に出てくる「山車」の形態やそのルーツを考察しながら、紀元前のエジプトで始まったと言われる金箔貼りの技術と最新の3D造形システムを融合させます。約6ヶ月の展示期間中、ピラミッドの中央に浮遊する本作品は、古代から連綿と続く「権力」や「権威」が遺してきたものは何か、そして未来はどうなるのかを問いかけます。

【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201806155027-O2-HL402f7z 】Throne 2018 mixed media h:1040, w:480, d:330 cm©Kohei Nawa | SANDWICH Inc.

■増田宗昭氏(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 代表取締役社長兼CEO)コメント
銀座 蔦屋書店をつくるとき、「アートと日本文化をテーマにした新しい蔦屋書店にふさわしい作品を制作していただけないか」とお願いした。名和くんは、日本古来の山車に想を得、最新テクノロジーを用いて、壮麗でクールな玉座に少年が座っている作品をつくってくれた。その玉座がさらに昇華し、ルーヴル・ピラミッドに浮かぶと聞いた。少年の姿は消えているという。権力の象徴たるピラミッドに空位の玉座が浮遊する??。名和くんの快挙に快哉を叫ぶとともに、意味深長な本作の佇まいをこの目で見たいと思っている。

■名和晃平 コメント
元々この作品は江戸末期までに極度に発達した各地の山車のリサーチに始まり、文化庁の「2020年に向けた文化イベント等の在り方検討会」で提案したイメージを、2017年の春に銀座GSIXの蔦屋書店のオープンに合わせて、“Throne (g/p_ boy)”という作品として発表した経緯があります。その直後、ルーヴル美術館のピラミッドに新作を提案する機会に恵まれ、早速この作品のイメージを送ったところ、幸いにも採用され、形もコンセプトも新たに制作することになりました。ルーヴル美術館には京都市立芸術大学の学生時代に初めて研修旅行で訪れました。特に古代美術や宗教美術に惹かれ、普遍性を持った彫刻の表現とは何か、を考えさせられました。一生に一度しかないような、ルーヴル・ピラミッドでの展示の機会を大切にしたいと思います。



2018年7月14日(土) -  8月18日(土)KOHEI NAWA|Foam|Hôtel Salomon de Rothschild泡と光のインスタレーション作品“Foam” ロスチャイルド館にて公開


【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201806155027-O3-0X9eG40t 】installation view “ESPUMA | Kohei Nawa”, JAPAN HOUSE São Paulo, SãoPaulo, Brazil, 2017photo: Rogério Cassimiro

■生命の根源を想起させるインスタレーション作品 “Foam”がヨーロッパ初公開
■音楽家 原摩利彦氏とのコラボレーションによるサウンドスケープ
■2017年、JAPAN HOUSE São Pauloで開催した個展(サンパウロ)では51日間で11万人が来場


展示期間:2018年7月14日(土) - 8月18日(土)
会場:ロスチャイルド館 11, Rue Berryer, 75008, Paris, France
主催:国際交流基金  
キュレーター:長谷川祐子 氏

19世紀に建てられたロスチャイルド館にて開催されるグループ展『深みへ‐日本の美意識を求めて‐』では、さまざまなテーマや媒体の多様性を通して、伝統と革新の二つの要素を併せ持つ日本の美学に新しい視点と理解をもたらします。本展において、名和は泡と光のインスタレーション作品 “Foam”を展示します。絶えず湧き出る小さな泡(Cell)が、次第に寄り集まって泡の集合体(Foam)として、有機的な構造を自律的に形成してゆく様子を表現します。生成と消滅というシンプルなプロセスを繰り返す個々の泡(セル)は、代謝や循環を支える細胞の本質的な振る舞いと類似しており、観る者に生命の根源を連想させます。

【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201806155027-O4-cuy4rIb2 】installation view “ESPUMA | Kohei Nawa”, JAPAN HOUSE São Paulo, SãoPaulo, Brazil, 2017photo: Rogério Cassimiro

日仏友好160周年記念 複合型文化芸術イベント
『ジャポニスム 2018:響きあう魂』で名和晃平が2つの対照的な作品を発表
本年7月よりフランス・パリを中心に開催される大型日本文化紹介事業『ジャポニスム2018:響きあう魂』に名和晃平が参加します。約6ヶ月間に渡る特別展示として、ルーヴル美術館 ピラミッド内に、「権力」や「権威」をテーマとした巨大彫刻作品“Throne”を展示します。またロスチャイルド館で開催される、長谷川祐子氏キュレーションのグループ展『深みへ‐日本の美意識を求めて‐』では、生命の根源を想起させる、泡と光のインスタレーション作品“Foam”をヨーロッパ初公開します。
名和の対照的な内容の二つの大規模な展示がパリで同時に公開される特別な機会となりますので、是非ご期待ください。

『ジャポニスム2018:響きあう魂』
本企画では、パリ内外の100近くの会場で、展覧会や舞台公演に加えて、さまざまな文化芸術を約8ヶ月間にわたって紹介していきます。古くは日本文化の原点とも言うべき縄文から伊藤若冲、琳派、そして最新のメディア・アート、アニメ、マンガまでを紹介する「展示」や、歌舞伎から現代演劇や初音ミクまで、日本の文化の多様性に富んだ魅力を紹介する「舞台公演」、さらに「映画」、食や祭りなど日本人の日常生活に根ざした文化等をテーマとする「生活文化 他」の4つのカテゴリーで東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を前に、日本各地の魅力をパリに向け、また世界に向けて発信します。
公式ウェブサイト:https://japonismes.org/ 
事務局:独立行政法人国際交流基金

名和晃平 (彫刻家/SANDWICH Inc.主宰/京都造形芸術大学教授)
1975年生まれ。京都を拠点に活動。2003年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程彫刻専攻修了。2009年、京都に創作のためのプラットフォーム「SANDWICH」を立ち上げる。独自の「PixCell」という概念を軸に、様々な素材とテクノロジーを駆使し、彫刻の新たな可能性を拡げている。 近年は建築や舞台のプロジェクトにも取り組み、空間とアートを同時に生み出している。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201806155027-O5-9ealY37b 】PixCell-Maral Deer 2017 mixed media courtesy of PACE Gallery and SCAI THE BATHHOUSEphoto: Nobutada OMOTE | SANDWICH


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