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マーケティング実務家が選んだ 2013年の「これが一番!」、2014年の「ここに注目!」を発表

マーケティングの実務家による国際組織=MCEI*(Marketing Communications Executives International)の東京支部(NPO:特定非営利活動法人、東京都千代田区麹町3-10-6)は、MCEI東京・大阪支部の会員を対象に、「2013年の『これが一番!』、2014年の『ここに注目!』」の内容でアンケート調査を実施。110名の回答を得て、その集計結果を、以下のとおりまとめた。

◆マーケティング実務家が選んだ2013年「今年の一番!」TOP10◆

1位  お・も・て・な・しパワー:「東京オリンピック招致決定」
2位  「テレビの逆襲( あまちゃん・半沢直樹 )」
3位  100円で満足!「コンビニコーヒーの実力」
4位  元気をありがとう!!「東北楽天日本一」
5位  急成長「LINE」の光と影
6位  百花繚乱!「ゆるキャラ」戦国時代
7位  生活革新:脱オイルの「ノンフライヤー」
8位  日本古来の需要創造:「式年遷宮(伊勢・出雲)」
9位  「富士山・和食相次ぎ世界遺産登録」
10位  docomo・かしこも「iPhone5」


最も多く票を集めたのは「東京オリンピック招致決定」。世界に対してアピール下手と言われた日本が、心のこもったプレゼンテーションで招致を獲得。「最終プレゼンの質の高さに感動」「日本の素晴しさが世界に認められた」などプレゼンに関する評価に加え、「景気回復へ期待がもてる」「湾岸エリアの再開発活性化」など、開催に向けて日本が活気づく期待感を挙げる回答も多かった。

第2位の「テレビの逆襲」は、高視聴率テレビドラマが流行語、サントラ盤CD、原作本などのヒットを生み出し、久しくテレビから離れていた人をも巻き込んだ社会現象となったことに言及。「一つのドラマがここまで多様な話題を呼んだのは素晴らしい」「TVを発信源にネットで話題は広がる。多くの人が共通に面白いと思ってもらえることがまだ作れる」といった、コンテンツへの感想や評価が多かった。

第3位の「コンビニコーヒーの実力」は、普段利用するコンビニで廉価で手軽に本格的なドリップコーヒーが楽しめるとあって、各社次々にサービスを開始し人気となった。「100円で驚きのおいしさ」「専門店に行かなくなった」などコーヒーそのものの回答と、「CVSにまだサービスできる商品があったこと、それを見出したこと」「成熟してもう伸びないと思われる市場でも、目の付けどころと戦略次第でチャンスがある」といった着眼点・戦略への評価をあげる回答が多かった。

◆部門別TOP3◆

<モノ・サービス>
1位 コンビニコーヒー  
2位 LINE        
3位 ゆるキャラ

<イベント・出来事>
1位 東京オリンピック招致  
2位 東北楽天日本一   
3位 あまちゃん

<場所>
1位 富士山
2位 東京
3位 伊勢神宮 


◆2014年のここに注目!ランキング◆

1位 「消費税UP」に戦々恐々・虎視眈々
2位  オリンピック招致で過熱か!?「東京再開発」
3位 「スマホ」がインフラ化、Neoマーケティング
4位  モノづくりの本領発揮!「日本車新ステージ」へ先駆
4位 「和食・日本酒」がクールに世界へ!
6位 「農業再生へ6次産業化」推進で農女増殖?


2014年の注目ランキングは、やはり「消費税UP」に関する回答が最多。「個人、企業、様々な場面への影響に注目している」と俯瞰しながらも、「上手くチャンスを掴めれば勢いに乗れそう」といった既に先を見ている意見もあがった。

第2位「東京再開発」は、東京オリンピック開催へ向けて行政・建設業界が開催地周辺の再開発を行うことで、「日本が活性化していく過程が楽しみ」など、期待をよせる声が多く挙がった。

第3位「スマホ」はその利用範囲が拡大し、「スマホ」による簡易決済システムの普及など端末がインフラ化することで「オムニチャネル時代の到来」を促進。「買い物のスタイルのターニングポイントとなる年」「新たなビジネスの創造や、暮らしの発展に期待」といった声がよせられた。
この他、新技術への注目として「Googleグラス」「ザイグル」「ジャスト・フォー・ユー」「Square」「4Kテレビ」「3Dプリンター」などもあげられた。

この中で2014年ブレイクするモノ・コト・場所が現れるのか?選定にあたったMCEIコミュニケーション委員会として、マーケティング実務家の視点で、今後の動向も追っていきたい。

※アンケート調査方法:
 ・Webアンケートならびにセミナー会場での配布回収
 ・「2013年のこれが一番!」は 1.モノ・サービス 2.イベント・出来事 3.場所 の3部門について、
 「2014年のここに注目!」は来年に向けての動きとして注目していることを、それぞれ記述 (フリー
アンサー方式) 。
・選定した上記「2013年の『これが一番!』Top 10」はアンケートの1、2項目の集計トータルから
各選定理由を踏まえてランキングした。
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