【映像コンテンツ視聴に関する調査】映像配信サービスが続々登場するなか、約7 割がレンタルビデオショップを利用。反面、不満を持つ人が95% 「返却が面倒(66.1%)」、「新作が貸出し中(62.3%)」
[12/06/08]
提供元:PRTIMES
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【映像コンテンツ視聴に関する調査】
映像配信サービスが続々登場するなか、約7 割がレンタルビデオショップを利用
その反面、不満を持つ人が95% 理由は「返却が面倒(66.1%)」、「新作が貸出し中(62.3%)」
これに対して有料映像配信サービスの利用意向は高く、今後の利用者拡大が見込まれる
スマートフォン、タブレット端末の普及に伴い、映像視聴スタイルにも変化の兆し
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株式会社サーベイリサーチセンター(本社:東京都荒川区、代表取締役:藤澤士朗)は、平成24 年5 月26 日から
5 月27 日に、「映像コンテンツ視聴に関する意識調査」を実施しました。
その結果、レンタルビデオを利用する人の95%が何らかの不満を感じると回答。これに対して映像配信サービス
の利用意向は高く、また、スマートフォン、タブレット端末の利用拡大が予想されるなど、利用サービス、視聴環境と
もに今後の変化が示唆される結果となりました。
【調査概要】 「映像コンテンツ視聴に関する意識調査」
◆ 調査期間 : 2012 年5 月26 日(土)〜5 月27 日(日)
◆ 調査サンプル数 : 523 名(レンタルビデオ、映像配信サービスなどを普段から利用する15〜69 歳の男女)
◆ 調査地域 : 全国
◆ 調査方法 : インターネット調査
【調査結果トピックス】
1. 現状の利用サービス
・現在利用しているサービスは、「レンタルビデオショップ」70.6%、「無料映像配信サービス」40.0%、「宅配レンタル」32.3%
・利用ジャンルは「映画」が約9 割と最多、以下「アニメ」、「テレビドラマ」。一方、利用本数では「海外ドラマ」、「洋画」、「アニメ」が多い
2. 利用サービスに対する不満
・レンタルビデオショップの不満の1 位は「返却が面倒」66.1%、2 位が「新作が貸出中」62.3%
・延滞金支払いの経験は26.6%が経験ありと回答、最高支払額は12,320 円
3. 映像配信サービスに関するニーズ
・有料VOD:利用中16.8%→利用意向57.9%、有料携帯動画:利用中5.4%→利用意向39.6%
・映像配信サービスに対するイメージは「店舗へ行く必要がない」(73.4%)、「返却する手間が省ける」(66.3%)
・料金定額制について、月額「1,000 円」許容が42.3%、「500 円」許容が67.9%
4. 視聴環境の変化
・スマートフォン:利用中21.4%→利用意向:46.1%、タブレット端末:利用中12.8%→利用意向:44.6%
・携帯デバイスを最も利用する場所・シーンは「自宅」が72.2%と最多。自宅外では「移動中」12.4%、「空き時間」10.7%
【調査結果】
1. 現状の利用サービス
・現在利用しているサービスは、「レンタルビデオショップ」70.6%、
「無料映像配信サービス」40.0%、「宅配レンタル」32.3%
・利用ジャンルは「映画」が最多で、以下「アニメ」、「テレビドラマ」と
続く。一方、利用本数では「海外ドラマ」、「洋画」、「アニメ」が多い。
ビデオコンテンツサービス(下記注参照)を月1回以上利用している
層を対象として、利用状況やサービスに対するイメージなどを尋ねた。
現在利用しているビデオコンテンツサービス(複数回答)は、「レンタルビデオショップ」が70.6%で最も多く、
以下、「宅配レンタルサービス」(32.3%)、「テレビ(BS、CS)の有料放送」(29.8%)と
なっている。なお、映像配信サービス(有料)については、「有料VOD」が16.8%、
「有料携帯動画コンテンツ」が5.4%となっている。
参考として、「無料映像配信サービス」は40.0%となっている。
利用コンテンツのジャンルについては、「映画」が洋画(90.2%)、邦画(84.1%)と割合が非常に高い。
一方、利用本数(1ヶ月あたり)については、「テレビドラマ(海外)」(3.29 本)が
最も多く、以下「映画(洋画)」(2.82 本)、「アニメ」(2.51 本)と続いている。
注:当調査で「ビデオコンテンツサービス」とは、「レンタルビデオ、宅配レンタルサービス、VOD(ビデオ・
オン・デマンド)、映像配信サービスなどを含め、広い意味でのビデオ・映像(動画)コンテンツを視聴する有料サービス」と定義している。
2. 利用サービスに対する不満
・レンタルビデオショップの不満の1 位は「返却が面倒」66.1%、
2位が「新作が貸出中」62.3%
・延滞金支払いの経験は26.6%が経験ありと回答、最高支払額は12,320 円
レンタルビデオショップの利用者に対し、利用上の不満点を尋ねたところ、
「返却が面倒」(66.1%)、「見たい新作が貸出し中で借りられないことがある」(62.3%)が6割超と割合が高くなっている。
なお、「不満は特に感じない」は5.4%に留まり、
ビデオショップ利用者の大部分が何らかの不満を感じている。
また、「延滞料金」の支払いの経験は「ある」が26.6%となっている。なお、本回答者中、延滞金支払いの最高額は12,320 円であった。
3. 映像配信サービス(有料)に関するニーズ
・有料VOD:利用中16.8%→利用意向57.9%、有料携帯
動画:利用中5.4%→利用意向39.6%
・映像配信サービスに対するイメージは「店舗へ行く必要が
ない」(73.4%)、「返却する手間が省ける」(66.3%)
・料金定額制について、月額「1,000 円」許容が42.3%、
「500 円」許容が67.9%
「1.現状の利用サービス」で示した通り、現在利用している
映像配信サービス(有料)については、「有料VOD」が16.8%、
「有料携帯動画コンテンツ」が5.4%となっている(複数回答)。
これに対して今後の利用意向が「有」とする割合は「有料VOD」が計57.9%、
「有料携帯動画コンテンツ」が計39.6%となっており、
今後の利用者拡大が見込まれる。
映像配信サービス(有料サービス)に対するイメージとしては、「店舗へ行く必要が
なく、利用が簡単」(73.4%)、「返却する手間が省ける」(66.3%)の割合が高い。
また、映像配信サービス料金定額制について、月額での許容料金は「1,000 円」ま
でが計42.3%、「500 円」まででは計67.9%となっている。
4.視聴環境の変化
・視聴環境の変化:スマートフォン
(利用中:21.4%→利用意向:46.1%) 、タブレット端末( 利用中:12.8%→利用意向:44.6%)
・携帯デバイスを最も利用する場所・シーンは自宅(72.2%)が
最多。自宅外では「移動中」(12.4%)、空き時間(10.7%)
映像コンテンツの視聴のデバイスについて、現在の利用デバ
イスは「テレビ」(80.5%)が最も多く、「PC」(74.8%)と続く。
携帯デバイスについて、利用中は「携帯電話(スマートフォン
以外)」(28.3%)、「スマートフォン」(21.4%)、「携帯ゲーム機」
(15.9%)、「タブレット端末」(12.8%)の順となっている。
なお、今後の利用意向については、「スマートフォン」46.1%、「タブレット端末」
44.6%と続き、携帯デバイスでの視聴が期待される。
映像コンテンツ視聴のために携帯デバイスを最も利用する場所・シーンについて
は、「自宅」(72.2%)が最も多い。
自宅外での利用については、「移動中(電車・バスなど)」(12.4%)、「空き時間・ひ
まつぶし(会社や学校など)」(10.7%)となっている。