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9割近くが総務の仕事が好きだと回答する一方、「ずっと総務を続けたい」は3割以下。半数以上が総務の仕事は適正に評価されていないと回答

〜「できて当たり前」を要求され、業務は多岐に渡るが評価されにくいとの声が多数〜

日本で唯一の総務専門誌『月刊総務』を発行する株式会社月刊総務(所在地:東京都千代田区、代表取締役:豊田健一)は、全国の総務担当者を対象に「総務のキャリアに関する調査」を実施し、250名から回答を得ました。





【調査結果 概要】


9割近くが総務の仕事が好きだと回答する一方、「ずっと総務を続けたい」は3割以下
半数以上が総務の仕事は適正に評価されていないと回答
総務職での転職経験ありは3割以下
9割近くが総務の仕事に自分の能力が生かされていると実感
総務として必要なスキル1位「調整力」2位「コミュニケーション力」3位「トラブル処理能力」
8割以上が総務のキャリアにおいてロールモデル不在


【調査結果 詳細】


9割近くが総務の仕事が好きだと回答する一方、「ずっと総務を続けたい」は3割以下

総務という仕事が好きか尋ねたところ、「とても好き」と「やや好き」が合わせて85.6%と、9割近くが総務の仕事が好きだと回答しました(n=250/全体)。

[画像1: https://prtimes.jp/i/60066/23/resize/d60066-23-047fefcee9162c65b011-0.png ]


総務の仕事に対する今後の意向について尋ねたところ、「当面は総務を続けたい」が45.2%で最も多く、「ずっと総務を続けたい」が28.8%、「ある程度のキャリアを積んだら別の職種に変わりたい」が13.6%と続きました(n=250/全体)。
[画像2: https://prtimes.jp/i/60066/23/resize/d60066-23-482bf1b4f538cc767e30-1.png ]

当面は総務を続けたい:45.2%
ずっと総務を続けたい:28.8%
ある程度のキャリアを積んだら別の職種に変わりたい:13.6%
特に意向はない:8.0%
今すぐ別の職種に変わりたい:4.4%

総務とほかの仕事を兼務しているか尋ねたところ、「人事」との兼務が41.6%で最も多く、「総務専任」が40%と続きました(n=250/全体)。
[画像3: https://prtimes.jp/i/60066/23/resize/d60066-23-a98afef94f69cc394831-2.png ]


どのように総務に配属されたか尋ねたところ、「他の部門を経て総務部門に異動」が56.8%で最多となりました(n=250/全体)。

他の部門を経て総務部門に異動:56.8%
総務の専門職として中途採用:19.2%
入社時から一貫して総務部門:15.6%
ジョブローテーションの一環で配属:8.4%


半数以上が総務の仕事は適正に評価されていないと回答

総務の仕事は適正に評価されていると思うか尋ねたところ、「あまり適正に評価されていない」と「全く適正に評価されていない」が合わせて54.0%と、半数以上が総務の仕事は適正に評価されていないと思っていることがわかりました(n=250/全体)。

[画像4: https://prtimes.jp/i/60066/23/resize/d60066-23-89779e8c8bc00fa061f9-3.png ]

<評価されていると感じる理由/一部抜粋>
・トップが総務の役割を理解して重視してくれているので
・働き方改革などで存在感が増している
・総務部の行っている業務を全社に見える化し効率化を促進・他部門間のハブ的な役割も行ったところ高く評価された。執行役員に任命されたことは、異例だと思うと同時に感謝している
・既存業務にとらわれることなく、大胆な改革を進めていくことに対して担当役員の理解がある
・COVID-19以降、評価されはじめているとは感じます

<評価されていないと感じる理由/一部抜粋>
・総務の業務は”当たり前”を要求される部所。備品、労務、雑務、すべて出来て当たり前。なので、日々完全、努力が見えにくい部署であり、評価の対象として見られていない
・営業や現場と異なり、結果測定が難しく、仕事の効率化を進めても評価されない。結果、残業時間を減らして給与は減ったままとなっているため
・いまだに雑用係としか思われていない。正しい事を発言しても総務のくせにと言われたり、何もしていないという発言も聞こえてくる
・CSR、内部統制、秘密情報管理、IT・DX等技術革新への対応など、担当業務が広がり業務負荷も増大しているが、予算・人員配置がそれに見合う形となっておらず、旧態依然とした仕事をしているイメージされていると感じる
・総務の社内イメージはだいぶ改革はしてきたが、まだまだ専門職だという認識が低く、戦略的に取り組めることとお願いベースでグレーゾーン案件がふってくる


総務職での転職経験ありは3割以下

総務職での転職経験について尋ねたところ、「ある」が24.8%、「ない」が75.2%という結果になりました(n=250/全体)。

[画像5: https://prtimes.jp/i/60066/23/resize/d60066-23-0d5a6427a22e626906e0-4.png ]



9割近くが総務の仕事に自分の能力が生かされていると実感

総務の仕事に自分の能力が生かされていると思うか尋ねたところ、「とても生かされている」と「やや生かされている」が合わせて89.2%と、9割近くが総務の仕事に自分の能力が生かされていると思っていることがわかりました(n=250/全体)。

[画像6: https://prtimes.jp/i/60066/23/resize/d60066-23-312ec16c9032eabce18e-5.png ]



総務として必要なスキル1位「調整力」2位「コミュニケーション力」3位「トラブル処理能力」

総務として必要なスキルはなんだと思うか尋ねたところ、「調整力」が87.6%で最も多く、「コミュニケーション力」が84.8%、「トラブル処理能力」が74.4%と続きました(n=250/全体)。

[画像7: https://prtimes.jp/i/60066/23/resize/d60066-23-0201a346b48eac42c099-6.png ]

調整力:87.6%
コミュニケーション力:84.4%
トラブル処理能力:74.4%
情報収集力:74.0%
事務処理能力:68.4%
傾聴力:62.4%
社内人脈づくり:59.2%
交渉力:53.2%
スケジュール管理能力:53.2%
企画立案力:48.0%
社外人脈づくり:44.0%
経営力(経営者マインド):41.2%
プレゼン力:32.0%
その他:6.4%

<その他/一部抜粋>
・法務のスキルやノウハウ
・ITリテラシー
・情報発信力
・段取り力


総務のキャリアを積む上での資格取得は8割以上が意欲あり

総務のキャリアを積む上で、資格を取得したいと思うか尋ねたところ、「積極的に取得したい」が42.0%、「できたら取得したい」が44.4%、「取得したくない」が13.6%という結果になりました(n=250/全体)。

<取得したい資格/一部抜粋>
・ファシリティマネージャー
・社会保険労務士
・衛生管理者
・産業カウンセラー
・中小企業診断士
・どんな資格をとればキャリア形成につながるかを知りたい


8割以上が総務のキャリアにおいてロールモデル不在

総務のキャリアを描く上で、ロールモデルになる人はいるか尋ねたところ、「いる」が17.2%、「いない」が82.8%という結果になりました(n=250/全体)。

[画像8: https://prtimes.jp/i/60066/23/resize/d60066-23-ca49cd57f166df446d3b-7.png ]

<ロールモデルのお手本にしたいところ/一部抜粋>
・ある意味で社員と一線を引きつつ、経営目線と社員目線の両観点から仕事に取り組んでいるところ
・物事を俯瞰でとらえ、細かいところまで気を利かせられるところ
・どんな職場環境、働き方が会社として求められているかを情報収集し、提案・交渉・実施まで一通り対応できる力

[画像9: https://prtimes.jp/i/60066/23/resize/d60066-23-ec1d27e64bdbd52b6006-8.png ]



総評

今回の調査では、総務として働いている人の多くが総務の仕事が好きで、かつ自身の能力を生かせていると思っていることがわかりました。その一方で、ずっと総務の仕事を続けたいという回答はぐっと減り、その背景にはロールモデルの不在など、総務としてキャリアを積むイメージが持てていないという理由があるのかもしれません。

これからの時代に求められるのは、ルーチン化している業務をこなしていく「受け身」な総務ではなく、会社を変えるために自ら考え仕掛けていき、そのために自らも変わっていく戦略総務です。そこには、総務として必要なスキルにもあった「経営力」がより重要になるでしょう。


株式会社月刊総務 代表取締役社長 豊田 健一 プロフィール


[画像10: https://prtimes.jp/i/60066/23/resize/d60066-23-eefa66b31a5a6f48fdc8-9.jpg ]

株式会社月刊総務 代表取締役社長
戦略総務研究所 所長

早稲田大学政治経済学部卒業。株式会社リクルートで経理、営業、総務、株式会社魚力で総務課長を経験。日本で唯一の総務部門向け専門誌『月刊総務』前編集長。現在は、戦略総務研究所所長、(一社)ファシリティ・オフィスサービス・コンソーシアム(FOSC)の副代表理事として、講演・執筆活動、コンサルティングを行う。著書に『経営を強くする戦略総務』(日本能率協会マネジメントセンター)など。
※「働き方」「リモートワーク・テレワーク」「総務関連全般」等についても取材可能です。

【調査概要】
調査名称:総務のキャリアに関する調査
調査対象:『月刊総務』読者、「月刊総務オンライン」メルマガ登録者ほか
調査方法: Webアンケート
調査期間: 2021年10月15日〜10月21日
有効回答数:250件
※各回答項目の割合(%)は、端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります

■調査結果の引用時のお願い
※本調査内容を転載・ご利用いただく場合は、出典元の表記をお願いします。
例:「『月刊総務』の調査によると」「『月刊総務』調べ」など

■『月刊総務』について
創刊58年の日本で唯一の総務専門誌。「すべての総務パーソンの心に、火を。」をキャッチフレーズとし、総務部門で働く人を中心に、幅広くビジネスパーソンに読んで役に立つ記事を提供。上場企業、大手事業会社、中堅・中小企業と、幅広い規模の企業に定期購読していただいております。(創刊:1963年6月/印刷部数:1万2,000部/定価:1,100円)

■株式会社月刊総務 会社概要
社名:株式会社月刊総務
代表:代表取締役 豊田健一
住所:〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 305号室
設立:2018年8月
事業内容:
・日本で唯一の総務・人事部門専門誌『月刊総務』の発行
・バックオフィス業務の「困った」を解決する「月刊総務オンライン」の運営
・「総務セミナー」「総務サロン」の主催
・働き方改革関連コンサルティング 等
URL:https://www.g-soumu.com/

▼月刊総務 代表 豊田健一への講演依頼・取材依頼等はこちら
株式会社月刊総務 広報担当
pr@g-soumu.jp
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