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福井県坂井市が主催する、日本一短い手紙のコンクール「第31回一筆啓上賞」応募総数34,067通の中から入賞作品を発表!今年のテーマは「時」。




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福井県坂井市は、2024年1月25日(木)、高椋コミュティセンター「たかむく古城ホール」にて、「第31回一筆啓上賞入賞者発表会」を開催。日本一短い手紙のコンクール「第31回一筆啓上賞」の入賞作品を発表しました。
 
今年で31回目となる「一筆啓上賞」は、徳川家の重臣だった本多作左衛門重次が、陣中から妻子を気遣って送った「一筆啓上」で始まる手紙にちなんだ、短い手紙のコンクールです。丸岡城に日本一短い手紙文があることを全国に知ってもらうとともに、活字やメールでは伝わらない本物の手紙文化の復権を目指すという目的で、全国初の手紙のコンクールとして平成5年(1993)に始まりました。

今年のテーマは「時」。今、思い出す誰かのひと言。大きくなって、やっとわかったあの言葉。時間よ止まれ、と思ったあの人へ。宛名を添えた手紙文での作品を募りました。応募総数は34,067通にのぼり、数多くの作品の中から、選考委員である小室等氏(シンガーソングライター)や、佐々木幹郎氏(詩人)、宮下奈都氏(作家)、夏井いつき氏(俳人・エッセイスト)、長澤修一氏(住友グループ広報委員会事務局長)、またゲスト選考委員のパトリック・ハーラン氏(タレント、以下パックン)による厳正な審査のもと、入賞作品を選定しました。

「第31回一筆啓上賞入賞者発表会」当日は、池田禎孝市長、丸岡文化財団の田中典夫理事長ら約90人が出席、新しく加入したパックン氏を含めた6人の選考委員が講評しました。

<コンクール概要>
コンクール名:第31回一筆啓上賞
応募期間:2023年4月5日〜2023年10月20日
応募数:34,067件

選考委員:小室等(シンガーソングライター)、佐々木幹郎(詩人)、宮下奈都(作家)、夏井いつき(俳人・エッセイスト)、長澤修一(住友グループ広報委員会事務局長)
ゲスト選考委員 :パトリック・ハーラン(タレント)

賞:大賞 5篇(越前織賞状・10万円)
日本郵便株式会社 社長賞 5篇(賞状・3万円相当の記念品)
秀作 10篇(越前織賞状・5万円)
日本郵便株式会社 北陸支社長賞 10篇(賞状・1万円相当の記念品)
住友賞 20篇(越前織賞状・5万円)
坂井青年会議所賞 5篇(越前織賞状・記念品)
佳作 100篇(越前織賞状)

テーマ:「時」
古城のある福井県坂井市では、日本一短い手紙を募集します。
今年のテーマは「時」。今、思い出す誰かのひと言。大きくなって、やっとわかったあの言葉。
時間よ止まれ、と思ったあの人へ。宛名を添えた手紙文でご応募ください。

<入賞者発表会開催概要>
イベント名:第31回一筆啓上賞入賞者発表会
開催日時:2024年1月25日(木)10:00〜11:30
開催場所:高椋コミュティセンター「たかむく古城ホール」
〒910-0242 福井県坂井市丸岡町西里丸岡第12号21番地1

【大賞】
ママへ
「ママがぼくを産んだしゅんかんに、ぼくの時がはじまった。」
山田 小太郎(10)=埼玉県さいたま市桜区

今年亡くなった祖父へ
「火葬場から帰る車の中、膝の上に小さい爺ちゃんが居て、あぁ昔と逆だなって思ったよ。」
西野 日菜(25)=福井県福井市

なおちゃんへ
「今日、一歩あるいたこと ひみつね。だって、その瞬間だけは、ママにあげたいもの。」
正村 まち子(75)=岐阜県土岐市

旅で出逢った日の妻へ
「最終バスに乗り遅れたあのとき、わざとゆっくり歩いていたんだ。たぶん、君もね。」
森山 高史(74)=沖縄県国頭郡大宜味村

ばあちゃんへ
「ケーキ残すの3年連続!大好きって言ってたじゃんか。花の水換えて線香立てていくね。」
神喰 雄太(29)=新潟県糸魚川市

※そのほか受賞作品は公式HPにてご覧ください
https://maruoka-fumi.jp

入賞者発表会の様子


詩人・佐々木幹郎氏は、「時というテーマは書きやすいようで書きにくい。大賞に選んだ5作品は、選考委員全員が選んだ山田君の作品をはじめ、どれも素晴らしい。また、今回は死を扱っている作品が多く、大賞の2作品はその取り上げ方が全く違う。」と着眼点をたたえました。

パックン氏が加わったことについて、他の選考委員は、臆せず自分の意見を言ってくれたことで他の人も意見を言いやすく、大変良い議論ができたと述べました。
また、令和6年度能登半島地震で被災された方へ何かできないかを考え、パックン氏は「手紙を送っても良いと思う。」と語り、俳人・エッセイストの夏井いつき氏は、「自分のラジオで、能登の皆が幸せになってほしいという願いが込められたお便りがたくさんくる。悲しみをこらえると鬱になったり、ひどい言葉をはいてしまったりするから、私は日頃、負の感情を俳句に吐き出してと言っているが、つらい手紙を受け入れるシステムがあっても良い。」と語りました。
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一筆啓上賞とは


「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」

北陸地方で唯一の現存天守をもつ丸岡城に、この手紙文が刻まれた石碑があります。徳川家康の家臣本多作左衛門重次が陣中から妻に宛てたこの手紙には、家を守り、家族を愛し、忠義を尽くす思いが短い文の中に簡潔に込められています。お仙とは後の丸岡城主、本多成重のことです。

一筆啓上賞は丸岡城に日本一短い手紙文があることを全国に知ってもらうとともに、活字やメールでは伝わらない本物の手紙文化の復権を目指すという目的で、全国初の手紙のコンクールとして平成5年(1993)に始まりました。

第一回「日本一短い『母』への手紙」は、旧郵政省の後援も受け、海外十八ケ国を含む世界各地から三二、二三六通の応募がありました。第二回からは、旧住友財閥のルーツが丸岡にあることから住友グループ広報委員会の支援も始まりました。一筆啓上賞は毎回テーマを決め、これまでに150万通を超える手紙が集まりましたが、より多くの人々に「手紙文化」に触れてもらうために、これからも発信していきます。
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参考情報


坂井市には、他にも福井県が誇る観光地や食が多数あります。その一部を下記にてご紹介いたします。

<自然>
越前加賀海岸国定公園に含まれる越前松島などの美しい海岸線、九頭竜川や竹田川、市東部の森林地域、福井県一の米どころを支える広大な田園など、豊かで美しい「海・山・川」の自然に恵まれています。

■東尋坊
断崖に日本海の荒波が打ち寄せる景色で知られる国の天然記念物・名勝東尋坊。約1キロメートルにわたり豪快な岩壁が広がっています。このような輝石安山岩の柱状節理が広範囲にあるのは、世界に3ヵ所ともいわれ、地質学的にも大変貴重な場所です。初夏のまばゆいばかりに広がる青い空と日本海、秋の頃の日本海に太陽が沈み行く夕景、雪が舞う頃の荒々しい波と吹きつける寒風。どれも東尋坊と日本海の大自然が見せてくれる、四季折々の素晴らしい風景です。
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■越前松島
東尋坊と同じ柱状節理の岩が織り成す景観の中、一風変わった岩が点在するほか、散策路を辿ると小島に渡ることができたり洞穴を覗くこともできます。越前松島水族館や宿泊施設が隣接し、家族連れや遠足でにぎわう観光地となっています。
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<観光地>
日本屈指の景勝地である東尋坊、三国サンセットビーチを中心とする海岸、北前船交易で栄えた三国湊、現存12天守の丸岡城をはじめとする歴史資源があります。

■三國湊
三國湊は、福井県一の大河「九頭竜川」の河口に位置します。千年以上昔の文献にも「三国」という地名の記述があるほど昔から栄え、歴史がある町です。北前船が残していった歴史・文化はもちろんのこと、格子戸が連なる町家、豪商の面影が残る歴史的建造物など、情緒ある町並みが残ります。
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■丸岡城
丸岡城は別名霞ヶ城とも呼ばれ、平野の独立丘陵を利用してつくられた平山城です。春の満開の桜の中に浮かぶ姿は幻想的で、ひときわ美しいものとなっています。戦国時代の天正4年(1576年)一向一揆の備えとして、織田信長の命を受けて柴田勝家の甥・勝豊が築きました。標高27mの独立丘陵を本丸として天守を築き、その周囲に二の丸と内堀、その外側に三の丸と外堀を巡らせていました。
丸岡城天守は、江戸時代以前に建てられ当時の姿で現在まで残っている現存12天守の1つです。昭和23年の福井地震により石垣もろとも完全に倒壊しましたが、天守の材料や石垣などの主要部材の多くを再利用して昭和30年に修復修理されました。
現存12天守の中で、完全に倒壊した状況から修復された天守は唯一丸岡城天守のみです。現在立ち続けている古式の風格のある姿は、消滅の危機という困難な道のりを経ても立ち上がり復興してきた証であり、その歴史は他にはない波乱の運命を歩んだものです。
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■雄島
その自然は未だかつて人の手が加えられていない神の島。
伝説のある島全体は自然豊かな散策路としても親しまれています。島の奥には大湊神社がたたずみ、毎年4月20日は地区住民による大湊神社の例祭が行われます。
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<食>
福井県における冬の味覚の代表である「越前がに」をはじめとする水産物、そば、らっきょうなどの農産物、山菜、油揚げ、若狭牛など、食を活かした観光が魅力です。

■越前がに
毎年皇室へ献上される事でも有名な三国町の「越前がに」は、身は殻の中によく詰まっていて、甘く繊維が締まっており、数に限りがあるため、特に珍重されています。
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■甘えび
甘えびは、越前がにと並んで人気の高い日本海の珍味。三国漁港にも透き通るような紅色をした、たくさんの新鮮な甘えびが並んでいます。
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■丸岡産おろしそば
坂井市は県内1・2を誇るそばの産地で、特に丸岡産のそば粉で作ったおろしそばは香り高く、風味が強い飽きない仕上がりとなっています。
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<文化・伝統>
ファッションなどのブランドネームや品質表示などの織ネーム、国内第1位のシェアを占めるマジックテープなど伝統的な技術産業が盛んです。

■越前織:ネームタグ
丸岡は織物の一大産地で、ワッペンやスポーツ用ネームとして用いられる「織ネーム」は需要が高まっており、また、コンピュータで図柄処理し織物として描画する「越前織」も観光の土産等向けに作っています。主要製品は洋服に施すネームタグで、国内シェア7割を誇ります。
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■一筆啓上 日本一短い手紙の館
丸岡町ゆかりの徳川家康の忠臣本多作左衛門重次が陣中から妻に宛てた短い手紙「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」(「お仙」とは後の越前丸岡城主 本多成重(幼名 仙千代))の碑が丸岡城にあります。この碑をヒントに日本で一番短い手紙文を再現し、手紙文化の復権を目指そうということで、平成5年から毎年テーマを定めて「一筆啓上賞」として作品を募集し、平成15年から「新一筆啓上賞」として、日本全国、海外から応募が寄せられています。
[画像16: https://prtimes.jp/i/81038/34/resize/d81038-34-6a805fadcd2ac90bb23d-0.jpg ]
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