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UBIC、人工知能によるビジネスデータ分析支援システム「Lit i View AI助太刀侍」の提供を開始

業務のやりとりに潜むチャンスとリスクの“予兆”を人工知能が検知。営業、プロジェクト管理、人事、カスタマーサポートなど幅広い分野で活用

米ナスダックと東証マザーズに上場し、人工知能を駆使したビッグデータ解析事業を手がけるUBIC(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本正宏)は、10月1日、業務上のメールや日報などの電子データを解析し、潜在的なチャンスやリスクを人工知能が知らせる、ビジネスデータ分析支援システム「Lit i View AI助太刀侍」(リット・アイ・ビュー エーアイすけだちざむらい、以下、AI助太刀侍」)の提供を開始すると発表しました。




「AI助太刀侍」は、ビジネス上の膨大なデジタルコミュニケーションの中から、まだ顕在化していない“予兆”、例えば「最近お忙しそうですね?」と営業担当者の来訪を緩やかに期待するお客様からのメールを、いち早く人工知能が捉えることでビジネスチャンスの獲得と機会損失の防止、リスクの回避などを目的としています。運用イメージは以下の通りです。


お客様の経験や暗黙知に基づいて、検知が必要か不要かに仕分けられた一定数のデータを“教師データ”として「AI助太刀侍」に学習させます。
UBICのクラウド環境「Intelligence Cloud」上の「AI助太刀侍」に、お客様のメールサーバーやファイルサーバーからメール、日報などの調べたい電子データをインポート。
電子データの解析を「AI助太刀侍」で行い、検知したい教師データとの関連性が高い順に電子データのスコアリング(点数付け)を行い、上位から順に表示します。
一定のスコアを超えた電子データが発生した場合は、「AI助太刀侍」からお客様の管理者に自動的にアラートを出したり、高スコアのデータの詳細を表示できます。
検知状況の統計レポートや、今後の発生を予測する分析レポートを作成します。



[画像1: http://prtimes.jp/i/6776/109/resize/d6776-109-857269-0.jpg ]


■再学習により、人工知能を強化
検知した結果から必要/不要を「AI助太刀侍」に再学習させることで、さらに人工知能の検知精度を高めることができます。

■情報伝達経路を調べることにより、相関関係を把握
「AI助太刀侍」が持つ「Central Linkage(セントラルリンケージ)」の機能によって、より深く調査したい対象者について、“誰から誰に宛ててメールが送られ、誰にCC:されているか?”などを相関図で表示することができます。この機能により、どういう経路で情報が渡り、また、本来送られるべき人に情報が出ていない場合や、共有すべき情報が共有されていない、などを把握することができます。(※図2ご参照)

■多彩なレポート機能
「AI助太刀侍」のレポート機能は、解析した電子データを文書単位でスコア化するだけでなく、部署単位や部署内の社員ごとに、検知した数とその推移をまとめて報告することができます。管理者は個別のメールや文書を1つ1つ見ること無く、全体の傾向を把握することができます。また、問題の発見やリスクの回避といったネガティブ要素を捉えるだけでなく、見込み客の発掘、営業での阻害要因の発見など、部署内で情報を共有することによって、問題の見える化や成果の把握にも活用することができます。(※図3ご参照)

■API提供による外部システムとの連携(予定)
今後、APIの提供による、外部のシステムと「AI助太刀侍」との連携を行う予定です。販売代理店が独自に開発したレポートの出力、分析機能との連携も可能になります。

■「AI助太刀侍」製品サイト:
http://www.ubicliv.com/products/sukedachi/

【「AI助太刀侍」が解決する課題例】
「AI助太刀侍」は、業務で使用しているメール、日報、レポート、テキスト化されたお客様との会話データなど、様々な電子データを解析し、予兆を捉えることができます。課題解決の主なケースは以下のとおりです。

営業部門


管理職の暗黙知を学んだ人工知能が、営業日報やメールの文面から、受注のチャンスや失注のリスクを検知。
情報伝達の相関関係などを分析することにより、円滑なコミュニケーションの推進と売上拡大、顧客満足度を向上。



プロジェクト管理


プロジェクトマネージャーの暗黙知を学んだ人工知能が社内外で取り交わされるメールや進捗レポートの内容を分析。
遅延、トラブルのリスク検知結果から、情報伝達の相関関係などを分析することにより、円滑なプロジェクト推進を支援。



人事部門


人事管理担当者の暗黙知を学んだ人工知能が、社員の何気ないメールから会社への不平不満やストレスを検知。
ハラスメントの疑いのあるメールも高精度で検知し、職場環境の改善、組織診断、後継者育成にも活用。



カスタマーサポート


管理/監督者の暗黙知を学んだ人工知能が、お客様との応対履歴や報告書を分析。
クレームの炎上リスクや新商品開発・商品改良につながる情報を検知し、業務効率や顧客満足度を向上。


現在のビジネスは、コミュニケーションの主体が電話からメールに代わっています。一方、企業の部門・部署の責任者の多くが、社員とお客様とのやりとりを把握することが難しい、全てのメールに目を通すことができない、社員同士の意思疎通が不十分と感じるなど、ビジネスコミュニケーションに課題があると考えています。

「AI助太刀侍」は、必要なタイミングを察知して駆けつけ、お客様を支援するシステムとして開発されました。UBICは“暗黙知”や“勘”など、企業によって異なる感性や感覚を人工知能に学ばせることで、より少ない負担で課題を解決できる「使える人工知能」を推進していきます。

[画像2: http://prtimes.jp/i/6776/109/resize/d6776-109-764042-2.jpg ]


[画像3: http://prtimes.jp/i/6776/109/resize/d6776-109-437102-1.jpg ]


[画像4: http://prtimes.jp/i/6776/109/resize/d6776-109-958163-3.jpg ]



【UBICについて】URL: http://www.ubic.co.jp/
株式会社UBICは、独自開発の人工知能「バーチャルデータサイエンティスト(VDS)」により、ビッグデータなどの情報解析を支援するデータ解析企業です。国際訴訟などに必要な電子データの証拠保全と調査・分析を行うeディスカバリ(電子証拠開示)や、コンピュータフォレンジック調査を支援する企業として2003年に創業。自社開発のデータ解析プラットフォーム「Lit i View(R)(リット・アイ・ビュー)」、アジア言語に対応した「Predictive Coding(R)(プレディクティブ・コーディング)」技術などを駆使し、企業に訴訟対策支援を提供しています。訴訟対策支援で培った人工知能「VDS」は、専門家の経験や勘などの「暗黙知」を学び、人の思考の解析から、未来の行動の予測を実現、最近では医療やビジネスインテリジェンス、マーケティングなどの領域にVDSを活用し、事業の拡大を進めています。2003年8月8日設立。2007年6月26日東証マザーズ上場。2013年5月16日NASDAQ上場。資本金1,688,433千円(2015年3月31日現在)。
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