ボッシュが世界の二輪車市場でプレゼンスを強化
[15/03/24]
提供元:PRTIMES
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事業部「モーターサイクル・パワースポーツ」を新設 / あらゆるクラスに対応した幅広い製品群を提供
・ディルク・ホーアイゼル:
「二輪車市場におけるリーディングサプライヤーを目指す」
・ボッシュが二輪車関連の部品供給ビジネスを独立事業化
・二輪車市場は2021年には1億6,000万台以上に成長
・ボッシュは二輪車用安全システムのグローバルリーダーへ
・小型二輪車から高性能な二輪車、四輪バギー、水上オートバイ、スノーモービル まで多彩な製品ラインナップを用意
横浜/シュトゥットガルト – ボッシュは、急成長する世界の二輪車市場で地盤の強化を図るため、安全 システム、パワートレインテクノロジーおよびディスプレイ機器を含む二輪車関連事業を統合し、独立した事業部門「モーターサイクル・パワースポーツ」として新設します。事業部新設の目的は、全世界の二輪車メーカーの個々の要求により効率的に応えること、また二輪車システム関連の製品群を拡充し、専門知識を強化することにあります。「効率性と安全性の向上に寄与するボッシュのテクノロジーは今や乗用車に欠かせない存在となっていますが、私たちは将来、二輪車分野でも同じことを実現したいと考えています。そして、二輪車市場においてもリーディングサプライヤーとなることを目指しています」。ロバート・ボッシュGmbH取締役会メンバーのディルク・ホーアイゼル(Dirk Hoheisel)はこのように述べました。
新事業部のモーターサイクル・パワースポーツは今後、ボッシュのモビリティ ソリューションズ セクターの一角を構成することになります。世界の二輪車産業の中心地である日本の横浜に本部を置き、米国、欧州、インド、中国に支社を展開し、グローバルな体制を構築していきます。新しい事業部門は、二輪車だけでなく、四輪バギー、水上オートバイ、スノーモービルなどの特殊な乗り物向けの部品も手がける予定です。新部門は、モビリティ ソリューションズ セクターの数千人の従業員と生産工場のネットワークを駆使し、約40人の人員体制でスタートします。
市場は5年で倍増
手頃な価格・ランニングコストで利用できるモビリティ手段へのニーズが世界的に増し、それが二輪車の需要を押し上げています。調査機関から、世界の二輪車生産が2021年までに現在の約1.3倍にあたる年間1億6,000万台を超えるとの予測が発表されています。「ボッシュにとって重要な安全システム、パワートレインテクノロジーやディスプレイ/インフォテインメントシステムに限れば、市場は今後5年間で倍増する見通しです」(ホーアイゼル)。こうした成長をけん引するのはアジアで、調査によると、2021年には世界の二輪車生産のほぼ90%を中国、インド、東南アジア諸国が占めると予想されています。その生産の主力は、アジアの多くの地域で手軽な乗り物として広く愛用されている排気量が250cc以下の小型二輪車です。
二輪車の未来のカギは安全性、クリーン、ネットワーク化
ボッシュの部品は、アジアで人気のローエンドモデルから、欧米と日本で底堅い需要のある排気量1,000cc超のパワフルなマシンまで、二輪車市場全体を広くカバーしています。そのなかでも主力となる製品は、ABSや二輪車版ESCであるモーターサイクル用スタビリティコントロール(MSC)などの安全関連ソリューションです。そして、ボッシュは二輪車用安全システムのマーケットリーダーとなっています。製品ポートフォリオにはそのほかにも、電子制御式燃料噴射システム、電動二輪車用パワートレインコンポーネント、二輪車をスマートフォンやタブレット端末、さらにはコネクテッド クラウド サービスなどと接続するためのインターフェースも含まれます。新事業部門を部門長として率いるジェフ・リアッシュ(Geoff Liersch)はこう述べています。「私たちのシステムにより、二輪車の安全性と効率性、そして走る喜びがさらに高まるでしょう」。
ボッシュはこうした製品群を通じて、世界の二輪車市場が直面する喫緊の課題に対するソリューションを提供しています。その課題とは、多くの国で規制が強化されつつある排出ガス対策と、ライダーの死亡事故の多発です。2010年だけで、全世界で28万5,000人を超えるライダーが事故で命を落としました。GIDAS(ドイツの交通事故調査データベース)によると、ABSが標準装備された場合には、死亡や負傷につながる二輪車の事故全体の4分の1を防ぐことができ、さらにMSCは、ライダーのミスによりコーナーで発生する二輪車事故の3分の2で効果を発揮することができるとされています。
最新のボッシュの技術が燃費向上に寄与
安全性のほかに、走る喜び、低燃費、ネットワーク化は、ボッシュの二輪車ビジネスの成長をけん引する重要な要因です。アジアでは多くの二輪車のエンジンにシンプルなキャブレターがまだ使われています。ボッシュが提供する電子制御式燃料噴射システムを装備することで、条件と環境にもよりますが、燃費を最高16%向上させることができます。「中国やインドで排出ガスの削減に貢献できるということです」とリアッシュは述べています。また、ボッシュはライダーに、エンジン制御のためのインテリジェントなデジタルソリューションを提供しています。このソリューションは、スマートフォンアプリと連携させ、イモビライザーの作動や故障メモリーの読み出しといった処置を行えるようにするもので、これらアプリの作動に必要なBluetoothインターフェースやコネクティビティ コントロール ユニットもボッシュは提供しています。
・ディルク・ホーアイゼル:
「二輪車市場におけるリーディングサプライヤーを目指す」
・ボッシュが二輪車関連の部品供給ビジネスを独立事業化
・二輪車市場は2021年には1億6,000万台以上に成長
・ボッシュは二輪車用安全システムのグローバルリーダーへ
・小型二輪車から高性能な二輪車、四輪バギー、水上オートバイ、スノーモービル まで多彩な製品ラインナップを用意
横浜/シュトゥットガルト – ボッシュは、急成長する世界の二輪車市場で地盤の強化を図るため、安全 システム、パワートレインテクノロジーおよびディスプレイ機器を含む二輪車関連事業を統合し、独立した事業部門「モーターサイクル・パワースポーツ」として新設します。事業部新設の目的は、全世界の二輪車メーカーの個々の要求により効率的に応えること、また二輪車システム関連の製品群を拡充し、専門知識を強化することにあります。「効率性と安全性の向上に寄与するボッシュのテクノロジーは今や乗用車に欠かせない存在となっていますが、私たちは将来、二輪車分野でも同じことを実現したいと考えています。そして、二輪車市場においてもリーディングサプライヤーとなることを目指しています」。ロバート・ボッシュGmbH取締役会メンバーのディルク・ホーアイゼル(Dirk Hoheisel)はこのように述べました。
新事業部のモーターサイクル・パワースポーツは今後、ボッシュのモビリティ ソリューションズ セクターの一角を構成することになります。世界の二輪車産業の中心地である日本の横浜に本部を置き、米国、欧州、インド、中国に支社を展開し、グローバルな体制を構築していきます。新しい事業部門は、二輪車だけでなく、四輪バギー、水上オートバイ、スノーモービルなどの特殊な乗り物向けの部品も手がける予定です。新部門は、モビリティ ソリューションズ セクターの数千人の従業員と生産工場のネットワークを駆使し、約40人の人員体制でスタートします。
市場は5年で倍増
手頃な価格・ランニングコストで利用できるモビリティ手段へのニーズが世界的に増し、それが二輪車の需要を押し上げています。調査機関から、世界の二輪車生産が2021年までに現在の約1.3倍にあたる年間1億6,000万台を超えるとの予測が発表されています。「ボッシュにとって重要な安全システム、パワートレインテクノロジーやディスプレイ/インフォテインメントシステムに限れば、市場は今後5年間で倍増する見通しです」(ホーアイゼル)。こうした成長をけん引するのはアジアで、調査によると、2021年には世界の二輪車生産のほぼ90%を中国、インド、東南アジア諸国が占めると予想されています。その生産の主力は、アジアの多くの地域で手軽な乗り物として広く愛用されている排気量が250cc以下の小型二輪車です。
二輪車の未来のカギは安全性、クリーン、ネットワーク化
ボッシュの部品は、アジアで人気のローエンドモデルから、欧米と日本で底堅い需要のある排気量1,000cc超のパワフルなマシンまで、二輪車市場全体を広くカバーしています。そのなかでも主力となる製品は、ABSや二輪車版ESCであるモーターサイクル用スタビリティコントロール(MSC)などの安全関連ソリューションです。そして、ボッシュは二輪車用安全システムのマーケットリーダーとなっています。製品ポートフォリオにはそのほかにも、電子制御式燃料噴射システム、電動二輪車用パワートレインコンポーネント、二輪車をスマートフォンやタブレット端末、さらにはコネクテッド クラウド サービスなどと接続するためのインターフェースも含まれます。新事業部門を部門長として率いるジェフ・リアッシュ(Geoff Liersch)はこう述べています。「私たちのシステムにより、二輪車の安全性と効率性、そして走る喜びがさらに高まるでしょう」。
ボッシュはこうした製品群を通じて、世界の二輪車市場が直面する喫緊の課題に対するソリューションを提供しています。その課題とは、多くの国で規制が強化されつつある排出ガス対策と、ライダーの死亡事故の多発です。2010年だけで、全世界で28万5,000人を超えるライダーが事故で命を落としました。GIDAS(ドイツの交通事故調査データベース)によると、ABSが標準装備された場合には、死亡や負傷につながる二輪車の事故全体の4分の1を防ぐことができ、さらにMSCは、ライダーのミスによりコーナーで発生する二輪車事故の3分の2で効果を発揮することができるとされています。
最新のボッシュの技術が燃費向上に寄与
安全性のほかに、走る喜び、低燃費、ネットワーク化は、ボッシュの二輪車ビジネスの成長をけん引する重要な要因です。アジアでは多くの二輪車のエンジンにシンプルなキャブレターがまだ使われています。ボッシュが提供する電子制御式燃料噴射システムを装備することで、条件と環境にもよりますが、燃費を最高16%向上させることができます。「中国やインドで排出ガスの削減に貢献できるということです」とリアッシュは述べています。また、ボッシュはライダーに、エンジン制御のためのインテリジェントなデジタルソリューションを提供しています。このソリューションは、スマートフォンアプリと連携させ、イモビライザーの作動や故障メモリーの読み出しといった処置を行えるようにするもので、これらアプリの作動に必要なBluetoothインターフェースやコネクティビティ コントロール ユニットもボッシュは提供しています。