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オラクル、データベースのイノベーションにより、ミッションクリティカルなアプリケーションの開発を簡素化し、保護を強化

アプリケーション開発者のためにオブジェクト型とリレーショナル型のミスマッチに対応する新しいアプローチを採用した「Oracle Database 23c Beta」

オラクルは本日、あらゆるデータタイプ、ワークロード、開発スタイルに対応し、世界をリードするコンバージド・データベースの最新バージョン「Oracle Database 23c」の Beta版を発表しました。「Oracle Database 23c」(コードネーム「App Simple」)は、アプリケーションと開発の簡素化に重点を置いています。オラクルのデータベース・サービスおよび製品ポートフォリオ全体に渡る多くのイノベーションの追加により、ミッションクリティカル・ワークロードの性能、セキュリティ、可用性におけるオラクルのリーダーシップをさらに強化します。

Press Release

オラクル、データベースのイノベーションにより、ミッションクリティカルなアプリケーションの開発を簡素化し、保護を強化
アプリケーション開発者のためにオブジェクト型とリレーショナル型のミスマッチに対応する新しいアプローチを採用した「Oracle Database 23c Beta」

APEXローコード・アプリケーション開発の強化により、よりネイティブなモバイル・ユーザー・エクスペリエンスを提供

Oracle CloudWorld, ラスベガス – 2022年10月19日

(本資料は米国2022年10月18日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリース https://www.oracle.com/news/announcement/ocw-database-innovations-simplify-development-enhance-protection-2022-10-18/ の抄訳です)

オラクルは本日、あらゆるデータタイプ、ワークロード、開発スタイルに対応し、世界をリードするコンバージド・データベースの最新バージョン「Oracle Database 23c」の Beta版を発表しました。「Oracle Database 23c」(コードネーム「App Simple」)は、アプリケーションと開発の簡素化に重点を置いています。オラクルのデータベース・サービスおよび製品ポートフォリオ全体に渡る多くのイノベーションの追加により、ミッションクリティカル・ワークロードの性能、セキュリティ、可用性におけるオラクルのリーダーシップをさらに強化します。

「Oracle Database 23c」(App Simple)は、JSON、グラフで記述されるアプリケーションや、マイクロサービスにおいて開発者の生産性を飛躍的に向上させる先進の新機能を提供し、加えてSQLの強化による使いやすさのさらなる向上や、JavaScriptのストアド・プロシージャ言語としての追加などの機能が強化されています。例として、「Oracle Database 23c」は、JSON Relational Duality(JSONとリレーショナルの二面性)という画期的な新アプローチを採用し、アプリケーションによるデータの表現方法とリレーショナル・データベースによるデータの格納方法の間のミスマッチに対応します。JSON Relational Dualityは、データをアプリケーションに適したJSONドキュメントとして、およびデータベースに適したリレーショナル表として同時に使用できるようにすることで、アプリケーション開発を簡素化します。

オラクルのミッションクリティカル・データベース・テクノロジー担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるホアン・ロアイザ(Juan Loaiza)は次のように述べています。「モダン・アプリケーションは、JSONやGraphなどの新しいタイプのデータ、機械学習などの新しいタイプのアナリティクス、マイクロサービスなどの新しい開発スタイルを用いて構築されます。モダン・アプリケーションで使用されるデータ・テクノロジーの幅と深さは、アプリケーションの開発と実行をますます複雑にしています。『Oracle Database 23c』(App Simple)は、これらのモダン・アプリケーションの開発と実行を劇的に容易にする、革新的な新規テクノロジーを提供します。」

オラクルは、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」上のミッションクリティカルな「Oracle Database」サービスのデータ保護を強化するために、組織がランサムウェア、サービス停止、ヒューマン・エラーなどの課題により効果的に対応できるようにする「Oracle Database Zero Data Loss Autonomous Recovery Service」も発表しました。さらに、ミドルウェア、データベース、ネットワーク、ストレージおよびコンピュートを含むアプリケーション構築に使用するフルスタックのテクノロジーに関して、お客様がOCIコンソール上からディザスタ・リカバリ・プロセスを構成、監視、管理できるようにする「Oracle Full Stack Disaster Recovery Service」も発表しました。

開発者の生産性向上
・「Oracle Database 23c(https://blogs.oracle.com/database/post/oracle-database-23c-beta-program)」は、次世代のミッションクリティカルで高性能なデータベース・アプリケーションを構築する開発者を支援する新機能を提供します。開発者、データ・エンジニア、DBA向けの完全かつシンプルなコンバージド・データベースである「Oracle Database 23c」は、JSON Relational Duality(https://blogs.oracle.com/database/post/json-relational-duality-app-dev)、JavaScriptストアド・プロシージャ、オペレーション・データのプロパティ・グラフ分析、分散マイクロサービス・トランザクション(sagas)の自動処理、強化された自動マテリアライズド・ビュー、リアルタイムSQL計画管理、True Cache、機械学習によって強化されたデータ統計予測によるSQL実行の最適化、データベース・シャードのネイティブ・レプリケーションに対応しています。その他の機能には、「Oracle Database」に対してKafkaアプリケーションを直接実行する機能や、「Oracle Database」に組み込まれた新しいSQLファイアウォールを利用した、あらゆる実行経路からの未認証SQLに対する保護などがあります。現在は、ベータ・サインアップの手続きを完了したオラクルの全世界のお客様向けにベータとして提供されています。

・「Oracle Database API for MongoDB(https://blogs.oracle.com/database/post/installing-database-api-for-mongodb-for-any-oracle-database)」は、オンプレミス環境の「Oracle Database」とのMongoDB互換性を提供します。このAPIを利用することで、MongoDBの開発者は、使い慣れたMongoDBツール、ドライバー、フレームワークを利用して、新しいMongoDBアプリケーションを「Oracle Database」で構築、実行したり、アプリケーションの修正なしで既存のMongoDBワークロードを「Oracle Database」に移行することも同様に可能です。

・「GoldenGate 23c(https://blogs.oracle.com/dataintegration/post/goldengate-announcements-at-cloud-world-2022)」は、「Oracle Database 23c」(およびそれ以前のバージョン)で認証済みであり、ユーザビリティ、性能、診断、セキュリティを向上させる新機能を提供します。主な特徴としては、高速なJSONレプリケーションの性能、ブロックチェーン表および不変表向けの新しいレプリケーションのサポート、Edition-Based Redefinition(EBR:エディションベースの再定義)によるダウンタイムなしのアプリケーション・パッチングなどがあります。さらに、「OCI GoldenGate」は、AWSとAzureを含む複数のクラウド環境にまたがるオラクルおよびオラクル以外のソースからの40以上の新規データ接続をサポートし、継続的データ統合とデータインモーション・アナリティクスのために新たに「Oracle Stream Analytics」に対応します。

・「GoldenGate Free(https://blogs.oracle.com/dataintegration/post/oracle-goldengate-free)」は、GoldenGateとその新しいユーザー・エクスペリエンスおよび自動化されたレプリケーション・ライフサイクルを、将来のお客様、既存のお客様、開発者、学生が無償で利用できるようにします。これは、OCIまたはその他のクラウド上またはオンプレミスにある20GB以内の開発、DevOps、テスト、本番のデータベース(ソースまたはターゲット)向けに設計されています。

・「Autonomous Data Warehouse(https://blogs.oracle.com/datawarehousing/post/new-autonomous-data-warehouse-enhancements-to-streamline-data-preparation-and-sharing-for-analyti)」は、オープンソースDelta Sharingプロトコルおよびデータベース内のAnalytic Viewを使ったビジネスモデルを用い、組織がデータを共有することでチーム間のコラボレーションを向上させるための新機能を提供します。「Oracle Analytics」やTableauなどのツールにはすでに組み込み済みですが、Microsoft ExcelアドインとTransformsによる完全かつ組み込み型のデータ統合ツールを新たに利用できます。さらに、新しい「Oracle Application Accelerators for Oracle E-Business Suite」は、直ちに利用可能なデータ・モデル、KPI、データ統合を提供します。

・「Oracle APEX 22.2(https://blogs.oracle.com/database/post/try-oracle-apex-222-on-apex-oracle-com)」(プレビュー)は、プログレッシブWebアプリの強化によってほぼネイティブなモバイル・ユーザー・エクスペリエンスを提供することで、ローコード・アプリケーション開発における地位を強化します。また、APEXアプリケーションにタスク管理を統合する新しいワークフロー承認コンポーネントも提供されます。さらに、開発者は設定不要でサードパーティ製のアプリケーションおよびデータとすぐに統合できるようになり、より豊かなアプリケーション開発プラットフォームが実現されます。「Oracle APEX」は、OCI上の開発者サービスと同様に、「Oracle Database」、「Oracle Autonomous Database」で完全にサポートされ、追加コストなしで利用できる機能です。

・「Transaction Manager for Microservices Free(https://blogs.oracle.com/database/post/announcing-oracle-transaction-manager-for-microservices-free)」は、Kubernetesにデプロイされたマイクロサービス・ベースのアプリケーションで分散トランザクションを利用できるようにします。「Transaction Manager for Microservices」を利用することで、お客様は、各種プログラミング言語およびアプリケーション・プラットフォームで開発された複数のマイクロサービスを含むグローバル・トランザクションを作成できます。将来のお客様、既存のお客様、開発者、学生は、「Transaction Manager for Microservices」を無償で利用できます。

・「Oracle Tuxedo 22c(https://blogs.oracle.com/database/post/announcing-oracle-tuxedo-22c)」は、Kubernetesとクラウド環境にTuxedoアプリケーション(C/C++またはCOBOLで記述)をデプロイするための機能を強化し、「Oracle Transaction Manager for Microservices」を活用することで、KubernetesにデプロイされたマイクロサービスとのXAトランザクションの相互運用性を提供します。これには、直ちに利用可能なコンテナ・イメージ、各種Kubernetesディストリビューション向けのサンプルHelmチャート、Kubernetesのネイティブ・ツールと環境との統合、HAの新たな強化、セキュリティの強化などが含まれています。「Oracle Tuxedo 22c」と「Transaction Manager for Microservices」を組み合わせて利用することで、多くの大企業で進行中のメインフレーム刷新イニシアティブを迅速化できます。

ミッションクリティカルなデータベースの継続的な保護
・「Oracle Database Zero Data Loss Autonomous Recovery Service(https://blogs.oracle.com/maa/post/introducing-recovery-service)」は、OCIで実行しているOracle DatabaseサービスおよびAutonomous Databaseのセキュアなバックアップと、高速かつ予測可能なリカバリを提供します。データベース処理内容に対するインテリジェンスと自動化により、発生したトランザクションの保護、運用中のデータベース・サービスのオーバーヘッド削減、データベースの復元可能性の検証、バックアップとリカバリの両プロセスの自動化などを支援します。この新しいサービスを利用することで、組織は、ランサムウェア、サービス停止、ヒューマン・エラーの影響を軽減し、攻撃、停止、エラーの発生直前の時点にデータベースをリストアできるようになります。

・「OCI Full Stack Disaster Recovery Service(https://blogs.oracle.com/cloud-infrastructure/post/fsdr-launch)」は、テクノロジー・スタック全体のあらゆるディザスタ・リカバリ・プロセスをお客様がOCIコンソールから監視、管理できるようにします。1回のクリック操作で、アプリケーション、ミドルウェア、ネットワーク、ストレージ、コンピューティングなど、さまざまなディザスタ・リカバリ・トポロジーを管理できます。リージョン間の関係や災害復旧(DR)計画を迅速に作成するインテリジェントな機能を提供し、災害復旧(DR)計画の実行前に総合的なチェックを行うことでスタンバイ・リージョンでの成功を確実にします。

新しい「Oracle Autonomous Database」のアプリケーション向けサポート
・「Oracle E-Business Suite(https://www.oracle.com/autonomous-database/tools/)」は、OCI上の「Oracle Autonomous Database」での実行が認証され、お客様のさらなるデータベース管理の削減、リソース使用の最適化、コスト削減を支援します。

オラクルについて
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、https://www.oracle.com/ をご覧ください。

Oracle CloudWorldについて
「Oracle CloudWorld」は、世界中のお客様とパートナー企業を対象に開催するオラクル最大のイベントです。ビジネス上の最大の課題に取り組むために必要なインサイトの探究、スキルや知識の習得、人脈の構築、クラウド・インフラストラクチャ、データベースやアプリケーションを構築し使用する人々からその詳細を学ぶ機会として、是非イベントにご参加ください。登録方法、基調講演の視聴方法、セッション詳細、ニュースなどの情報は、https://www.oracle.com/cloudworld または http://www.oracle.com/newsroom をご参照ください。

将来の製品に関する免責条項
上記の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。上記の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料にしないで下さい。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリース、時期および価格については、弊社の裁量により変更される可能性があります。

将来の見通しに関する記述
オラクルの将来の計画、見通し、信念、意図に関する本記事内の記述は「将来に関する記述」であり、重大なリスクや不確実性が生じる可能性があります。こうした記述はオラクルの現在の期待と実際の結果に影響を及ぼす可能性があり、実際の結果が大きく異なる可能性があります。これらの記述およびオラクルのビジネスに影響を及ぼすその他のリスクに関しては、Form 10-K での オラクルの最新のレポートならびに Form 10-Q の「Risk Factors」など、米証券取引委員会 (SEC) に提出されているオラクルの報告書に記載されます。これらの報告書は、SECのウェブサイトまたはオラクルのウェブサイト http://www.oracle.com/investor からご覧いただくことができます。本記事内の情報はすべて、2022年10月18日時点で最新であり、オラクルは新しい情報や将来の出来事を踏まえて記述を更新する義務を負いません。

商標
Oracle、Java及びMySQLは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。
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