ams、電動アシスト自転車向けリチウムバッテリ開発向けに 低コストのシステム管理リファレンスデザインを発表
[14/03/18]
提供元:DreamNews
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ams(日本法人:amsジャパン株式会社、東京都品川区、カントリーマネージャー 岩本桂一)は本日、電動アシスト自転車向けのリチウムバッテリ開発向けのサンプルデザインを発表しました。本サンプルデザインは、バッテリ制御システム(BMS)内のマイクロコントローラを必要とすることなく、正確なセル監視・バランシングを実行します。
バッテリパックおよび電動アシスト自転車の製造メーカーは、本デザインを利用することで、従来のバッテリ・ソリューションより、部品(BoM)コストの削減や回路設計の簡素化が可能になります。
本デザインは最大14個までのリチウムイオン電池を使用する48ボルトの電動アシスト自転車のバッテリ向けの仕様となっています。周辺部品をほとんど使わず、AS8506スマートセル監視ICを2個使用して、それぞれ最高7個までのセルの温度および電圧を監視すると共に、充電時のパッシブバランシングを実行します。
一方、電動アシスト自転車における従来型のBMSデザインは、データ処理能力のない電圧監視ICを使用してセルの電圧や温度を計測し、シリアル通信リンクを介して専用のバッテリ管理マイクロコントローラに値を伝達します。安全性、保護機能(過電圧、低電圧、および過熱時の停止)およびセルバランシングの制御にはMCUが必要になります。
amsのAS8506は、セルの安全性、保護およびバランシングの制御のための論理機能を内蔵しています。これらの機能はオンボードOTPメモリに保存された設定でユーザが容易に変更することができます。このデバイスはまた、パッシブセルバランシング処理向けに統合型MOSFETを搭載しています。充電時、各セルの電圧はユーザが設定したリファレンス電圧しきい値と比較されます。すべてのセルがしきい値に達しバッテリモジュールがフル充電されるまで、しきい値を超えるすべてのセルからMOSFETを通じて最大100mAの電流が放電されます。
AS8506電圧監視デバイスの内部にバッテリ監視およびセルバランシングが実装されているこのアーキテクチャには、従来の電動アシスト自転車のデザインでは不可欠であった専用のMCUが必要とされません。AS8506が過電圧、低電圧、または過熱の状態を検知すると、割り込み信号が電動アシスト自転車のモータコントローラICに送られ、必要な遮断操作を安全に実行います。
ams、エグゼクティブ・バイスプレジデント兼自動車事業部門担当ジェネラルマネージャ 、ベルンド・ゲスナーのコメント
「消費者が電動アシスト自転車を選ぶ際に重要視しているのは、バッテリ寿命、安全性、ランタイム、そしてコストです。コントローラを利用しないamsリファレンスデザインは、従来よりもシンプルかつ低コストのアーキテクチャによって高い安全性や電池性能を発揮するため、電動アシスト自転車の製造メーカーは消費者の需要を満たすことができます」
本リファレンスデザインは、最高14個までのリチウムイオン電池を搭載するすべての電動アシスト自転車に使用することができます。また、必要に応じてAS8506 ICをデイジーチェーンで増設することで、14個以上のセルを監視するまでに拡張が可能です。本リファレンスデザインのファイル提供については、amsまでお問い合わせください。
価格および出荷時期
AS8506セル監視ICは現在量産中です。
販売価格については、当社の販売代理店までお問い合わせください。
テクニカルサポート
AS8506のデモキットはamsからオンラインで購入できます。AS8506デモキットの詳細またはサンプル提供に関しては、こちらwww.ams.com/battery-stack-monitor/AS8506-demokitにてご確認ください。
本件に関するお問い合わせ先
ams広報担当:鳥羽
Tel: 03-5269-1038 Email:ams@jspin.co.jp
バッテリパックおよび電動アシスト自転車の製造メーカーは、本デザインを利用することで、従来のバッテリ・ソリューションより、部品(BoM)コストの削減や回路設計の簡素化が可能になります。
本デザインは最大14個までのリチウムイオン電池を使用する48ボルトの電動アシスト自転車のバッテリ向けの仕様となっています。周辺部品をほとんど使わず、AS8506スマートセル監視ICを2個使用して、それぞれ最高7個までのセルの温度および電圧を監視すると共に、充電時のパッシブバランシングを実行します。
一方、電動アシスト自転車における従来型のBMSデザインは、データ処理能力のない電圧監視ICを使用してセルの電圧や温度を計測し、シリアル通信リンクを介して専用のバッテリ管理マイクロコントローラに値を伝達します。安全性、保護機能(過電圧、低電圧、および過熱時の停止)およびセルバランシングの制御にはMCUが必要になります。
amsのAS8506は、セルの安全性、保護およびバランシングの制御のための論理機能を内蔵しています。これらの機能はオンボードOTPメモリに保存された設定でユーザが容易に変更することができます。このデバイスはまた、パッシブセルバランシング処理向けに統合型MOSFETを搭載しています。充電時、各セルの電圧はユーザが設定したリファレンス電圧しきい値と比較されます。すべてのセルがしきい値に達しバッテリモジュールがフル充電されるまで、しきい値を超えるすべてのセルからMOSFETを通じて最大100mAの電流が放電されます。
AS8506電圧監視デバイスの内部にバッテリ監視およびセルバランシングが実装されているこのアーキテクチャには、従来の電動アシスト自転車のデザインでは不可欠であった専用のMCUが必要とされません。AS8506が過電圧、低電圧、または過熱の状態を検知すると、割り込み信号が電動アシスト自転車のモータコントローラICに送られ、必要な遮断操作を安全に実行います。
ams、エグゼクティブ・バイスプレジデント兼自動車事業部門担当ジェネラルマネージャ 、ベルンド・ゲスナーのコメント
「消費者が電動アシスト自転車を選ぶ際に重要視しているのは、バッテリ寿命、安全性、ランタイム、そしてコストです。コントローラを利用しないamsリファレンスデザインは、従来よりもシンプルかつ低コストのアーキテクチャによって高い安全性や電池性能を発揮するため、電動アシスト自転車の製造メーカーは消費者の需要を満たすことができます」
本リファレンスデザインは、最高14個までのリチウムイオン電池を搭載するすべての電動アシスト自転車に使用することができます。また、必要に応じてAS8506 ICをデイジーチェーンで増設することで、14個以上のセルを監視するまでに拡張が可能です。本リファレンスデザインのファイル提供については、amsまでお問い合わせください。
価格および出荷時期
AS8506セル監視ICは現在量産中です。
販売価格については、当社の販売代理店までお問い合わせください。
テクニカルサポート
AS8506のデモキットはamsからオンラインで購入できます。AS8506デモキットの詳細またはサンプル提供に関しては、こちらwww.ams.com/battery-stack-monitor/AS8506-demokitにてご確認ください。
本件に関するお問い合わせ先
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Tel: 03-5269-1038 Email:ams@jspin.co.jp