フィジカル・コンピューティング・ツールキット konahi(こなし)グッドデザイン賞を受賞
スマートフォン連動の製品のプロトタイプ、その開発環境の敷居を大幅に下げた点で評価
平素は、格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
ユカイ工学株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役:青木俊介)は本日、スマートフォンやタブレットの入出力機能を無線で拡張し、プログラミングができるフィジカル・コンピューティング・ツールキット 「konashi(こなし)」が、2013年度の「グッドデザイン賞」(財団法人日本産業デザイン振興会主催)を受賞したことを発表いたします。
「konashi(こなし)」は、スマートフォン・タブレット端末のための、フィジカル・コンピューティング・ツールキットです。Webやアプリから簡単にハードウェアにアクセスする開発環境を提供し、ハードウェア/Webエンジニア・デザイナが連携して手軽にプロトタイピングできるツールです。現在、スマート家電に代表されるようにWeb・アプリとハードウェアの横断的な連携が強く求められるプロダクトが増えています。koanshiは、このようなプロダクトのプロトタイピングをより容易にするようにデザインしており、その敷居を大幅に下げた貢献が評価され、受賞にいたりました。
ユカイ工学株式会社は、ロボットによるサービスの開発をはじめ、アーティスト、デザイナ、エンジニアの創作を支援する製品の開発まで、お客様の要求にあわせた様々な製品を総合的に提供しています。
ユカイ工学株式会社は今後も本製品の拡充・販売強化をすすめ、お客さまの創作活動に貢献していきます。
■ konashi 企画概要
既存のコンピュータの機能上の制約を超え、日常生活環境に沿った人(身体)とコンピュータとの新しいインタラクションを探る、そうすることで身の回りの世界に新しい広がりが生まれるのではないか。フィジカル・コンピューティングはこのような考えのもと、ニューヨーク大学 Dan O'Sullivan 教授により提案(※1)されました。
フィジカル・コンピューティングの思想に沿ったインタフェースの開発を行う場合、ソフトウェアのみならずハードウェア、意匠デザインなどの幅広い要素を含めて考える必要があります。つまり、それぞれの分野で一定のスキルが必要となるため、人とコンピュータとのインタラクションについて深く議論することは容易ではありませんでした。
このような背景から、これまでフィジカル・コンピューティングのツールキットとして「GAINER(※2)」「FUNNEL(※3)」「Arduino(※4)」などが開発、提供されました。これらはコンピュータの入出力機能を外部に拡張する小規模なコンピュータであり、エンジニア以外にもわかりやすいように説明や開発環境が工夫されています。モジュール化された入出力機能とその扱いやすさから、フィジカル・コンピューティングを考えるためのツールとして、現在、多くのアーティスト、デザイナ、エンジニアの間で広く普及し、その相互連携に貢献しています。
しかし現在、我々の日常生活環境における “コンピュータ” という存在は、これまでの「デスクトップ型」や「ノートブック型」の端末ではなく「スマートフォン型」や「タブレット型」の端末へと移行しているのではないでしょうか。
このような考えから、弊社ではスマートフォンやタブレットで利用可能かつ、これらの開発環境で扱うことが可能なツールキットとして 「konashi」 の開発を行いました。
(※1) Tom I. and Dan O.,
Physical Computing: Sensing and Controlling the Physical World with
Computers, Thomson, (May, 2004).
(※2) GAINER公式ウェブサイト, http://gainer.cc/
(※3) FUNNEL公式ウェブサイト, http://funnel.cc/
(※4) Arduino公式ウェブサイト, http://www.arduino.cc/
■ “konashi” 特徴
(1)iPhone / iPod touch / iPad に対応し、アプリから無線で操作可能な無線I/Oモジュールです。
(2)開発言語はObjective-C、JavaScriptを採用。
iPhoneやwebアプリなどの開発環境で弊社提供のライブラリを用いて開発していただけます。
(3)MFi Programへの申請が不要です。
konashiはBluetooth(R) Low Energyを利用してiPhone等と通信を行います。そのため開発者はMFi Programへの申請を必要しません。
■ konashiの主な仕様
<スマートフォン,タブレット端末 / OS 対応情報>
・シリーズ名 / 機種
- iPhone:iPhone 4S, iPhone 5(※5)
- iPad:iPad mini、iPad (第4世代 / 2012年11月モデル)、iPad (第3世代 / 2012年3月モデル)
- iPod touch:iPod touch(第5世代)、iPod touch(第4世代)
(※5) iPhone 5c/5sについては現在、検証中
・対応OS
- iOS 6.0以上
<konashi 機能一覧>
・内部機能
- デジタル I/O:搭載数:8pin
- アナログ入出力:搭載数:3pin(リファレンス電圧1.3V)
- UART通信端子:搭載数:1port
- I2C通信端子:搭載数:1port(デジタル I/O と兼用)
- PWM出力端子:搭載数:最大 8pin (デジタル I/O と兼用)
・その他の仕様
- 基板外形:52.0mm × 33.0mm
- 予定価格:9,980円(税込)
- 発売:公式ストア(※6)ならびにスイッチサイエンス(※7)にて購入ができます
(※6)http://konashi.ux-xu.com/store/
(※7)http://www.switch-science.com/catalog/1384/
【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:ユカイ工学株式会社
担当者名:野崎錬太郎
TEL:03-6380-4710
Email:nozaki@ux-xu.com
平素は、格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
ユカイ工学株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役:青木俊介)は本日、スマートフォンやタブレットの入出力機能を無線で拡張し、プログラミングができるフィジカル・コンピューティング・ツールキット 「konashi(こなし)」が、2013年度の「グッドデザイン賞」(財団法人日本産業デザイン振興会主催)を受賞したことを発表いたします。
「konashi(こなし)」は、スマートフォン・タブレット端末のための、フィジカル・コンピューティング・ツールキットです。Webやアプリから簡単にハードウェアにアクセスする開発環境を提供し、ハードウェア/Webエンジニア・デザイナが連携して手軽にプロトタイピングできるツールです。現在、スマート家電に代表されるようにWeb・アプリとハードウェアの横断的な連携が強く求められるプロダクトが増えています。koanshiは、このようなプロダクトのプロトタイピングをより容易にするようにデザインしており、その敷居を大幅に下げた貢献が評価され、受賞にいたりました。
ユカイ工学株式会社は、ロボットによるサービスの開発をはじめ、アーティスト、デザイナ、エンジニアの創作を支援する製品の開発まで、お客様の要求にあわせた様々な製品を総合的に提供しています。
ユカイ工学株式会社は今後も本製品の拡充・販売強化をすすめ、お客さまの創作活動に貢献していきます。
■ konashi 企画概要
既存のコンピュータの機能上の制約を超え、日常生活環境に沿った人(身体)とコンピュータとの新しいインタラクションを探る、そうすることで身の回りの世界に新しい広がりが生まれるのではないか。フィジカル・コンピューティングはこのような考えのもと、ニューヨーク大学 Dan O'Sullivan 教授により提案(※1)されました。
フィジカル・コンピューティングの思想に沿ったインタフェースの開発を行う場合、ソフトウェアのみならずハードウェア、意匠デザインなどの幅広い要素を含めて考える必要があります。つまり、それぞれの分野で一定のスキルが必要となるため、人とコンピュータとのインタラクションについて深く議論することは容易ではありませんでした。
このような背景から、これまでフィジカル・コンピューティングのツールキットとして「GAINER(※2)」「FUNNEL(※3)」「Arduino(※4)」などが開発、提供されました。これらはコンピュータの入出力機能を外部に拡張する小規模なコンピュータであり、エンジニア以外にもわかりやすいように説明や開発環境が工夫されています。モジュール化された入出力機能とその扱いやすさから、フィジカル・コンピューティングを考えるためのツールとして、現在、多くのアーティスト、デザイナ、エンジニアの間で広く普及し、その相互連携に貢献しています。
しかし現在、我々の日常生活環境における “コンピュータ” という存在は、これまでの「デスクトップ型」や「ノートブック型」の端末ではなく「スマートフォン型」や「タブレット型」の端末へと移行しているのではないでしょうか。
このような考えから、弊社ではスマートフォンやタブレットで利用可能かつ、これらの開発環境で扱うことが可能なツールキットとして 「konashi」 の開発を行いました。
(※1) Tom I. and Dan O.,
Physical Computing: Sensing and Controlling the Physical World with
Computers, Thomson, (May, 2004).
(※2) GAINER公式ウェブサイト, http://gainer.cc/
(※3) FUNNEL公式ウェブサイト, http://funnel.cc/
(※4) Arduino公式ウェブサイト, http://www.arduino.cc/
■ “konashi” 特徴
(1)iPhone / iPod touch / iPad に対応し、アプリから無線で操作可能な無線I/Oモジュールです。
(2)開発言語はObjective-C、JavaScriptを採用。
iPhoneやwebアプリなどの開発環境で弊社提供のライブラリを用いて開発していただけます。
(3)MFi Programへの申請が不要です。
konashiはBluetooth(R) Low Energyを利用してiPhone等と通信を行います。そのため開発者はMFi Programへの申請を必要しません。
■ konashiの主な仕様
<スマートフォン,タブレット端末 / OS 対応情報>
・シリーズ名 / 機種
- iPhone:iPhone 4S, iPhone 5(※5)
- iPad:iPad mini、iPad (第4世代 / 2012年11月モデル)、iPad (第3世代 / 2012年3月モデル)
- iPod touch:iPod touch(第5世代)、iPod touch(第4世代)
(※5) iPhone 5c/5sについては現在、検証中
・対応OS
- iOS 6.0以上
<konashi 機能一覧>
・内部機能
- デジタル I/O:搭載数:8pin
- アナログ入出力:搭載数:3pin(リファレンス電圧1.3V)
- UART通信端子:搭載数:1port
- I2C通信端子:搭載数:1port(デジタル I/O と兼用)
- PWM出力端子:搭載数:最大 8pin (デジタル I/O と兼用)
・その他の仕様
- 基板外形:52.0mm × 33.0mm
- 予定価格:9,980円(税込)
- 発売:公式ストア(※6)ならびにスイッチサイエンス(※7)にて購入ができます
(※6)http://konashi.ux-xu.com/store/
(※7)http://www.switch-science.com/catalog/1384/
【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:ユカイ工学株式会社
担当者名:野崎錬太郎
TEL:03-6380-4710
Email:nozaki@ux-xu.com