大学入試に関する調査〜大学の価値や魅力「就活に有利」10代の3割強〜
モバイルリサーチを展開するネットエイジア株式会社(http://www.netasia.co.jp/)では、「大学入試に関する調査」をモバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)により実施し、国内に在住する15歳〜59歳の男女1,000名の携帯電話ユーザーからの回答を集計いたしました。
◆ 大学入試でカンニングをした予備校生を逮捕 7割が疑問や違和感
まず始めに回答者全員(1,000名)に「2011年3月、大学が被害届けを出し、偽計業務妨害容疑で大学入試でカンニングをした予備校生が警察に逮捕されましたが、疑問や違和感を感じることはありますか。」という質問を単一回答形式で聞いてみた。「疑問や違和感を非常に感じる」と回答したのは25.7%で、「疑問や違和感をある程度感じる」と回答した44.1%と合わせると7割(69.8%)が疑問や違和感を感じると回答した。一方、『疑問や違和感を感じない(計)』(「疑問や違和感を全く感じない」10.5%と「疑問や違和感をあまり感じない」19.7%の合計)と回答したのは30.2%であった。
性年代別で比較を行うと、20代女性では75.0%が『疑問や違和感を感じる(計)』(「疑問や違和感を非常に感じる」と「疑問や違和感をある程度感じる」の合計)と回答したのに対して、20代男性では58.0%であり、同年代であっても性別によって事件の捉え方に大きな差があることが明らかになった。年代別で『疑問や違和感を感じる(計)』の回答割合が高かったのは、10代と50代でそれぞれ73.0%、72.5%と7割強に達した。
◆ 大学入試の運営において、大切なことは「ハイテクな不正行為を防止する環境」56.8%
◆ 「受験生の心のケア」10代の3割弱が重視
続いて、回答者全員(1,000名)に「大学入試の運営において、社会的に守られるべきこと、大切なことは何だと思いますか。」という質問を複数回答形式で聞いてみた。最も多かったものは「試験の公正性」で、80.5%が回答した。以下、「カンニング等不正行為を防止する監視体制」が65.5%、「インターネット、携帯電話やスマートフォンを活用したハイテクな不正行為を防止する環境」が56.8%、「受験生の本来の能力や真の思考能力を測定できる問題の作成」が34.3%、「危険物がないか等、受験生の安全性の確保」が31.1%、「社会的制裁によって、カンニング等の不正行為の再発を防ぐこと」が27.9%で続く。尚、1割前後の回答割合であったのは、「大学の自治」(13.7%)、「大学合格の価値や合格者の権威」(13.1%)、「大学と高校との協力関係」(12.6%)、「大学の自由」(7.5%)となった。
年代別で比較を行うと、年代間による差が最も大きかった項目は「インターネット、携帯電話やスマートフォンを活用したハイテクな不正行為を防止する環境」であった。10代(45.5%)と40代(65.5%)では20.0ポイントの差が開く結果となり、年代間でのハイテクな不正行為の防止に対する考え方の違いが見られた。
また、「過度なストレス等による受験生の精神的負担に対する心のケア」を年代別に見てみると、10代では27.5%、20代では26.0%、30代では18.0%、40代では15.5%、50代では14.0%が大切なことの一つとして回答しており、若い世代ほど受験生の心のケアを重視する傾向が見られた。
◆ 大学の価値や魅力は「好きな学問を学ぶことができる」55.2%
◆ 「就活に有利」10代の3割強、「就職試験のエントリー資格」20代の3割弱
続いて、回答者全員(1,000名)に「あなたは、今の日本の『大学教育』・『大学卒業の学位』・『大学生生活』に、どのような価値や魅力を感じますか。」という質問を複数回答形式で聞いてみた。最も多かったものは「好きな学問を学ぶことができる」で55.2%の回答を集めた。以下、「友人ができる」が40.1%、「世の中や社会に貢献するための能力を身に付けることができる」が36.8%、「世の中や社会に貢献できる人物への成長に繋がる」が35.0%で続く。
性年代別で比較すると、10代では31.5%(10代男性32.0%、10代女性31.0%)が大学の価値や魅力の一つとして「就職活動で有利である」を選択したのに対し、40代男性では17.0%、50代男性では16.0%に止まった。また、20代では28.0%(20代男性27.0%、20代女性29.0%)が「就職試験にエントリーできる資格が入手できる」を選択したのに対し、40代男性では13.0%、50代男性では12.0%に止まり、若い世代と男性の管理職世代との間での、就職活動・就職試験における大学の価値や魅力に対する感じ方の違いも明らかになった。
また、10代男性では63.0%が大学の価値や魅力の一つとして「世の中や社会に貢献できる人物への成長に繋がる」を選択したのに対し、20代男性では28.0%に止まり、顕著な差が見られた。世の中や社会に貢献していくための自身の成長を、大学生活で実現していない、または実現できなかったという今の20代男性の実感を窺い知る結果となった。
※注:本調査レポート内においては、小数点以下第2位を四捨五入処理しており、
数値の合計が100.1%もしくは99.9%となる場合がございます。
調査概要(クローズド調査)
○調査対象・・・全国の15〜59歳の男女
○調査期間・・・2011年5月6日〜2011年5月9日
○回答サンプル数・・・1,000名(回答者キャリア内訳:NTTドコモ 52.3%、au 37.5%、ソフトバンク 10.2%)
□調査内容
・あなたの性別をお選びください。
・あなたの年齢をお選びください。
・あなたのお住まいの都道府県をお選びください。
・あなたのご職業を教えてください。
・あなたが勤める業界を次の中からお選びください。
・あなたの職種を教えてください。
・2011年3月、大学が被害届けを出し、「偽計業務妨害容疑」で大学入試でカンニングをした予備校生が
警察に逮捕されましたが、疑問や違和感を感じることはありますか?
・大学入試の運営において、社会的に守られるべきこと、大切なことは何だと思いますか?
・あなたは、今の日本の「大学教育」・「大学卒業の学位」・「大学生生活」に、どのような価値や魅力を感じますか?
<本件についてのお問い合わせ>
マーケティング事業本部 担当:滝井(タキイ)
http://www.mobile-research.jp/
Tel: 03-3552-8041 Fax: 03-3552-8042 mobile-press@netasia.co.jp
■ ネットエイジア株式会社について
【社名】 ネットエイジア株式会社
【所在地】 東京本社:〒104-0033 東京都中央区新川一丁目27番8号 新川大原ビル7階
【代表者】 代表取締役 三清 慎一郎
【設立年月】 2005年2月
【資本金】 3億1552万円
【事業内容】 モバイルリサーチ事業
【URL】 http://www.netasia.co.jp/
まず始めに回答者全員(1,000名)に「2011年3月、大学が被害届けを出し、偽計業務妨害容疑で大学入試でカンニングをした予備校生が警察に逮捕されましたが、疑問や違和感を感じることはありますか。」という質問を単一回答形式で聞いてみた。「疑問や違和感を非常に感じる」と回答したのは25.7%で、「疑問や違和感をある程度感じる」と回答した44.1%と合わせると7割(69.8%)が疑問や違和感を感じると回答した。一方、『疑問や違和感を感じない(計)』(「疑問や違和感を全く感じない」10.5%と「疑問や違和感をあまり感じない」19.7%の合計)と回答したのは30.2%であった。
性年代別で比較を行うと、20代女性では75.0%が『疑問や違和感を感じる(計)』(「疑問や違和感を非常に感じる」と「疑問や違和感をある程度感じる」の合計)と回答したのに対して、20代男性では58.0%であり、同年代であっても性別によって事件の捉え方に大きな差があることが明らかになった。年代別で『疑問や違和感を感じる(計)』の回答割合が高かったのは、10代と50代でそれぞれ73.0%、72.5%と7割強に達した。
◆ 大学入試の運営において、大切なことは「ハイテクな不正行為を防止する環境」56.8%
◆ 「受験生の心のケア」10代の3割弱が重視
続いて、回答者全員(1,000名)に「大学入試の運営において、社会的に守られるべきこと、大切なことは何だと思いますか。」という質問を複数回答形式で聞いてみた。最も多かったものは「試験の公正性」で、80.5%が回答した。以下、「カンニング等不正行為を防止する監視体制」が65.5%、「インターネット、携帯電話やスマートフォンを活用したハイテクな不正行為を防止する環境」が56.8%、「受験生の本来の能力や真の思考能力を測定できる問題の作成」が34.3%、「危険物がないか等、受験生の安全性の確保」が31.1%、「社会的制裁によって、カンニング等の不正行為の再発を防ぐこと」が27.9%で続く。尚、1割前後の回答割合であったのは、「大学の自治」(13.7%)、「大学合格の価値や合格者の権威」(13.1%)、「大学と高校との協力関係」(12.6%)、「大学の自由」(7.5%)となった。
年代別で比較を行うと、年代間による差が最も大きかった項目は「インターネット、携帯電話やスマートフォンを活用したハイテクな不正行為を防止する環境」であった。10代(45.5%)と40代(65.5%)では20.0ポイントの差が開く結果となり、年代間でのハイテクな不正行為の防止に対する考え方の違いが見られた。
また、「過度なストレス等による受験生の精神的負担に対する心のケア」を年代別に見てみると、10代では27.5%、20代では26.0%、30代では18.0%、40代では15.5%、50代では14.0%が大切なことの一つとして回答しており、若い世代ほど受験生の心のケアを重視する傾向が見られた。
◆ 大学の価値や魅力は「好きな学問を学ぶことができる」55.2%
◆ 「就活に有利」10代の3割強、「就職試験のエントリー資格」20代の3割弱
続いて、回答者全員(1,000名)に「あなたは、今の日本の『大学教育』・『大学卒業の学位』・『大学生生活』に、どのような価値や魅力を感じますか。」という質問を複数回答形式で聞いてみた。最も多かったものは「好きな学問を学ぶことができる」で55.2%の回答を集めた。以下、「友人ができる」が40.1%、「世の中や社会に貢献するための能力を身に付けることができる」が36.8%、「世の中や社会に貢献できる人物への成長に繋がる」が35.0%で続く。
性年代別で比較すると、10代では31.5%(10代男性32.0%、10代女性31.0%)が大学の価値や魅力の一つとして「就職活動で有利である」を選択したのに対し、40代男性では17.0%、50代男性では16.0%に止まった。また、20代では28.0%(20代男性27.0%、20代女性29.0%)が「就職試験にエントリーできる資格が入手できる」を選択したのに対し、40代男性では13.0%、50代男性では12.0%に止まり、若い世代と男性の管理職世代との間での、就職活動・就職試験における大学の価値や魅力に対する感じ方の違いも明らかになった。
また、10代男性では63.0%が大学の価値や魅力の一つとして「世の中や社会に貢献できる人物への成長に繋がる」を選択したのに対し、20代男性では28.0%に止まり、顕著な差が見られた。世の中や社会に貢献していくための自身の成長を、大学生活で実現していない、または実現できなかったという今の20代男性の実感を窺い知る結果となった。
※注:本調査レポート内においては、小数点以下第2位を四捨五入処理しており、
数値の合計が100.1%もしくは99.9%となる場合がございます。
調査概要(クローズド調査)
○調査対象・・・全国の15〜59歳の男女
○調査期間・・・2011年5月6日〜2011年5月9日
○回答サンプル数・・・1,000名(回答者キャリア内訳:NTTドコモ 52.3%、au 37.5%、ソフトバンク 10.2%)
□調査内容
・あなたの性別をお選びください。
・あなたの年齢をお選びください。
・あなたのお住まいの都道府県をお選びください。
・あなたのご職業を教えてください。
・あなたが勤める業界を次の中からお選びください。
・あなたの職種を教えてください。
・2011年3月、大学が被害届けを出し、「偽計業務妨害容疑」で大学入試でカンニングをした予備校生が
警察に逮捕されましたが、疑問や違和感を感じることはありますか?
・大学入試の運営において、社会的に守られるべきこと、大切なことは何だと思いますか?
・あなたは、今の日本の「大学教育」・「大学卒業の学位」・「大学生生活」に、どのような価値や魅力を感じますか?
<本件についてのお問い合わせ>
マーケティング事業本部 担当:滝井(タキイ)
http://www.mobile-research.jp/
Tel: 03-3552-8041 Fax: 03-3552-8042 mobile-press@netasia.co.jp
■ ネットエイジア株式会社について
【社名】 ネットエイジア株式会社
【所在地】 東京本社:〒104-0033 東京都中央区新川一丁目27番8号 新川大原ビル7階
【代表者】 代表取締役 三清 慎一郎
【設立年月】 2005年2月
【資本金】 3億1552万円
【事業内容】 モバイルリサーチ事業
【URL】 http://www.netasia.co.jp/