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太陽誘電株式会社がOpen Invention Networkに参加

[米国ノースカロライナ州ダーラム2020年2月4日(現地時間)]Linux関連のシステムやアプリケーションに対し特許を行使しないことに同意する企業による世界最大のコンソーシアムであるOpen Invention Network(以下「OIN」)(CEO:キース・バーゲルト、本部:米国ノースカロライナ州ダーラム)と太陽誘電株式会社(以下「太陽誘電」)(代表取締役社長:登坂 正一、本社:東京都中央区)は、太陽誘電がOINのコミュニティに加入したことを発表しました。


太陽誘電は、コンデンサやインダクタ、回路モジュール、FBAR/SAWデバイスなどを開発するグローバルリーダーとして、高品質、高性能な電子部品の分野から、モバイル機器、コンピューター、IoTをはじめとする様々なIT、エレクトロニクス産業の発展を支えています。

OINのCEOのキース・バーゲルト氏は、“オープンソースは、人類の経験を再形成するプラットフォームの急速な開発を実現させました。これらのイノベーションが産業を一変させ、我々が想像すらできなかった機会を創出しています。太陽誘電は、通信、コンピューティング、自動車産業をはじめとする様々な分野の技術革新に不可欠なプラットフォームのバックボーンを支える電子部品とシステムを供給しています。太陽誘電が本分野において重要な特許を多数保有していることを勘案すると、同社が知的財産戦略上OINのコミュニティへの参加を極めて重要であると評価していただいたことを大変喜ばしく思っています”と述べています。

太陽誘電の知的財産部部長の秋野 成敏氏は“太陽誘電はオープンソースソフトウエアを自社製品に直接組み込んでいませんが、当社の顧客が組み込むことでしょう。それゆえ、当社がオープンソースの取り組みを支援する事が顧客各社の事業の継続的な成功に重要であると考えました”と話しています。秋野氏はさらに、“OINに参加する事で、当社がLinuxおよびその周辺のオープンソース テクノロジーに関係する特許を行使しないことになり、その結果オープンソースへの支援を表明することができる”と述べています。

OINのコミュニティ参加各社は、他の全ての参加各社との間でLinuxシステム特許の無償のクロスライセンスを許諾することとなり、Linuxコアおよび周辺のオープンソース技術に関する特許の行使を行いません。OIN自身が保有する特許についても、同様にLinuxシステムに対して特許の行使をしない約束をする全ての者に、無償のライセンスを許諾します。

OINのコミュニティに参加する契約は、 http://www.j-oin.net/ からオンラインで調印することができます。


■Open Invention Networkについて
Open Invention Network(略称OIN)は、特許を行使しないことに同意する企業による世界最大のコンソーシアムであり、オープンソースソフトウエア(以下 OSS)のキーエレメントとしてのLinux利用の自由の確保を支援します。コア技術に関する特許を行使しないことはOSSでは行動規範となっており、OINのメンバであることを含めOSSのコミュニティでの正しい行動を示すことになります。

OINは、Google、IBM、NEC、フィリップス、ソニー、SUSE及びトヨタから資金の提供を受けています。OINは現時点で3,100を超えるコミュニティメンバで構成されており、OIN自身が保有する特許および出願特許だけでも1,300件を超えています。OIN特許のライセンスとメンバ間のクロスラインセンスは無償であり、OINのコミュニティの全ての参加者が許諾を受けることができます。

詳細については http://www.openinventionnetwork.com をご覧ください。
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