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『エボラVS人類 終わりなき戦い』(PHP新書)を発売!

株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 清水卓智)は、2014年12月17日(水)、岡田晴恵著『エボラVS人類 終わりなき戦い』(PHP新書)を発売しました。


 2014年、突然起こったエボラ出血熱の大流行。リベリアなどアフリカ諸国で猛威を振るったエボラウイルスは、スペイン、アメリカへと先進国にも飛び火し、全世界の人々を混乱に陥れました。日本で生活していても、恐怖を感じた方は少なくないでしょう。
 アフリカの一風土病にすぎなかったエボラウイルスが、なぜ海を越えるまでになったのか。そもそもエボラ出血熱とはどのような病気なのか。いま知っておくべき知識が世に問われないことに、本書の著者である岡田晴恵氏は不安といらだちを感じたといいます。
 しかし、これまでには考えられなかったスピードで感染が世界に広まるのはエボラ出血熱だけではありません。デング熱、強毒型インフルエンザなど、私たちが生きる21世紀は猛スピードで感染症が世界に広まる特殊な時代なのです。その理由を知るためには、私たちはまず感染症の歴史を学ばなければなりません。
 このような「感染症の世紀」に人類はどう向かい合うべきか。今後もとめどなく起こるであろう新しい感染症を過剰に恐れず、しかし無防備になることもなく、自分で自分の身を護る方法を4パターンのシミュレーションをとおして、本書は明らかにしています。
 いま私たちがエボラ出血熱について、そして感染症について、絶対に知っておくべき知識を凝縮した緊急発刊です。

≪本書の内容について…目次から抜粋≫
映画『アウトブレイク』を連想される展開/WHOが発した「緊急事態」宣言/世界に衝撃を与えた流行モデル/発症から7〜10日のあいだに重症化へ/ウイルスそのものの感染能力は高くはないが……/いまだ確立されていない治療薬や治療法/スーダンの綿工場で発生した謎の奇病/感染の原因は注射器の使いまわし/先進国の大都市は感染リスクに弱い/これが日本を脅かす新しい感染症だ/世界が恐れた「スペイン・インフルエンザ」の猛威/感染症は人工調節の役割も担ってきた/主要各国から個人にまで広がる「支援の輪」 ほか

≪著者について≫
岡田晴恵(おかだはるえ)
1963年生まれ。白鴎大学教授。共立薬科大学(現慶應義塾大学薬学部)大学院修士課程修了、順天堂大学医学部大学院医学研究科博士課程中退。国立感染症研究所研究員、ドイツ・マールブルク大学医学部ウイルス学研究所留学(アレクサンダー・フォン・フンボルト奨励研究員)、日本経団連21世紀政策研究所シニア・アソシエイトなどを経て現職。医学博士。専門は、感染免疫学、公衆衛生学。
著書に、『強毒型インフルエンザ』(PHP新書)、『感染症はなぜ人類最大の敵なのか』(ベスト新書)、『うつる病気の秘密がわかる絵本シリーズ』(ポプラ社)などがある。
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