日経平均は大幅続落、カンファレンス開催で機関投資家は少ないか
[16/09/15]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
ランチタイムコメント
日経平均は大幅に続落。199.51円安の16414.73円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えた。14日の米国市場では原油安が嫌気されるなかでNYダウは続落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比120円安の16360円。円相場は1ドル102円45銭辺りでの推移となるなか、売り先行で始まった。その後はやや下げ渋りをみせるものの、株式市場の戻りの鈍さが嫌気される格好から円相場が円高に振れており、これが輸出関連等への売りにつながっている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1400を超えており、全体の7割を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも2ケタの下落に。セクターでは不動産、証券、銀行、輸送用機器、保険、電力ガス、空運、海運、その他金融が下落。一方で、任天堂<7974>が3%を超える上昇をみせるなか、その他製品のみがプラス圏で推移している。
日経平均は一時16400円を割り込んでおり、直近安値水準まで下げてきている。ボリンジャーバンドでは-2σまでの調整をみせており、一先ず売り一巡感が意識されそうである。もっとも、日銀のETF買入れが意識されるものの、昨日の戻りの鈍さにより、短期筋等には売り安心感もある。戻りの鈍さが意識されてくるようだと、反対に売り仕掛け的な売買が増える可能性がありそうだ。
物色としては米国市場同様に、逆行高をみせているアップル関連に資金が向かいやすいと考えられる。ゲーム関連はゲームショウ開幕でいったんは出尽くし感があるようだが、これから人気製品等のメディア報道が出てくるため、関連銘柄については押し目拾いのスタンスになろう。また、今週はみずほ証券等で、「Mizuho Investment Conference Tokyo」が開催されている。他の証券等でもカンファレンスが開催されているため、機関投資家の市場での参加率は少ないとの声も聞かれる。一方で、カンファレンスで紹介された企業等へ関心が集まりそうだ。(村瀬智一)
<AK>
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1400を超えており、全体の7割を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも2ケタの下落に。セクターでは不動産、証券、銀行、輸送用機器、保険、電力ガス、空運、海運、その他金融が下落。一方で、任天堂<7974>が3%を超える上昇をみせるなか、その他製品のみがプラス圏で推移している。
日経平均は一時16400円を割り込んでおり、直近安値水準まで下げてきている。ボリンジャーバンドでは-2σまでの調整をみせており、一先ず売り一巡感が意識されそうである。もっとも、日銀のETF買入れが意識されるものの、昨日の戻りの鈍さにより、短期筋等には売り安心感もある。戻りの鈍さが意識されてくるようだと、反対に売り仕掛け的な売買が増える可能性がありそうだ。
物色としては米国市場同様に、逆行高をみせているアップル関連に資金が向かいやすいと考えられる。ゲーム関連はゲームショウ開幕でいったんは出尽くし感があるようだが、これから人気製品等のメディア報道が出てくるため、関連銘柄については押し目拾いのスタンスになろう。また、今週はみずほ証券等で、「Mizuho Investment Conference Tokyo」が開催されている。他の証券等でもカンファレンスが開催されているため、機関投資家の市場での参加率は少ないとの声も聞かれる。一方で、カンファレンスで紹介された企業等へ関心が集まりそうだ。(村瀬智一)
<AK>