日本曹達、DeNA、ダイセルなど
[14/12/12]
提供元:株式会社フィスコ
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本日の注目個別銘柄
<7751> キヤノン 3954.5 +147.5買い優勢。年間配当金の引き上げを前日に発表、買い材料視される展開になっている。未定としていた期末配当金を85円にすると発表、年間配当金は150円となり、前期実績の130円からは増配の形となる。130円据置との見方が多かったと見られ、想定以上の株主配分策に評価の動きが先行へ。なお、前日終値を基にすると配当利回りは3.9%の水準に達するようだ。
<2432> DeNA 1501 +104上げ目立つ。JPモルガン(JPM)が投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も1600円から1800円に引き上げている。ファンダメンタルズに新たな懸念材料はなく、ネイティブゲームのパイプライン増強、ブラウザゲームの安定化、海外事業の立ち上がり、ノンゲーム事業の展開加速など、中期的なリスク・リワードは改善傾向にあると判断しているようだ。現在の同社は、国内モバイルゲーム業界において、競争優位の条件を多く備えると指摘へ。
<4202> ダイセル 1476 +64しっかり。エアバッグの部品であるインフレーターの緊急増産に乗り出すと報じられている。来年にも数十億円を投じて、ホンダ向け交換部品の新ラインを設けるもようだ。同社はインフレーターにおける世界シェア2位、システムを含まないインフレーター単独企業の中では世界シェア1位という位置づけ。従来から需要シフトへの期待はあったものの、具体的な進展も見られつつあることで、あらためて期待感が優勢の展開にも。
<4041> 日本曹達 696 +31強い動きが目立つ。クレディ・スイス(CS)では投資判断「アウトパフォーム」を継続で、目標株価を680円から890円に引き上げている。収益や株価のドライバーである飼料添加物メチオニンの市況が想定を上回る上昇を続けており、通期計画の再上方修正の可能性が高まっていると指摘している。今期営業利益は、会社計画の67億円に対して、CSでは73億円を予想。
<6927> ヘリオステクノ 529 +13朝方は急騰。本日発売された四季報では、今期の営業利益予想8.5億円に対して、来期の営業利益は19億円と予想されている。中古FPD製造装置の大型案件の寄与が本格化するもよう。先回り的な動きも観測されていたが、来期PER水準の割安感なども台頭する形から、あらためて短期資金中心に関心が高まる格好となっているようだ。ただ、高値水準からは急速に伸び悩んだ。
<4004> 昭和電工 162 -17後場は売り優勢。後場入り後に通期業績予想の下方修正を発表している。営業利益は従来予想の320億円から250億円に下方修正、原料価格の想定以上の低下で、オレフィン系製品の国際市況が急落しているほか、原料アルミ地金の調達価格上昇などが下振れの背景に。市場コンセンサスは290億円レベルであり、想定以上の下振れとなる格好に。なお、来期営業利益は400億円をイメージとしている。
<9508> 九州電力 1283 +54買い優勢。メリルリンチ(ML)では投資判断「買い」、目標株価1630円でカバレッジを再開している。原子炉の再起動による業績回復、再生可能エネルギー導入増加による供給力増強、電力自由化による業容拡大などを評価ポイントとしている。来期経常利益は震災前の水準に回復するとみているようだ。なお、本日は電力・ガスが業種別上昇率のトップになっている。
<6440> JUKI 432 +25続伸で高値更新。水戸証券ではレーティングを「B+」から「A」に格上げしている。目標株価は520円のようだ。今期経常利益は会社計画の63億円に対して76億円を予想、来期は28%増益の97億円を見込んでいる。アパレル製品の消費地である米国経済の堅調を考えると、アパレル縫製産業の設備投資は続くとみているほか、円安メリットも大きいと考えているようだ。
<6594> 日本電産 8135 +357しっかり。ドイツの自動車部品大手企業GMPを買収すると発表、買収額は400億円程度と見られているようだ。車載電装分野の拡大に注力する中で、販路の拡大のもつながるなど、売上成長に貢献する積極的なM&Aとしてポジティブ材料視する動きが先行へ。取得対価は手元の現預金を充当するようだ。
<9503> 関西電力 1295.5 +45買い優勢。原子力規制委員会による高浜原発3、4号機の適合性審査について、今月中に審査書案がまとまる見通しと報じられている。方向性は織り込まれていると見られるが、審査が着実に進展していることをポジティブ視する動きが先行。想定通りの原発再稼働が実現するとの期待につながり、買い安心感が先行する形にも。
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<2432> DeNA 1501 +104上げ目立つ。JPモルガン(JPM)が投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も1600円から1800円に引き上げている。ファンダメンタルズに新たな懸念材料はなく、ネイティブゲームのパイプライン増強、ブラウザゲームの安定化、海外事業の立ち上がり、ノンゲーム事業の展開加速など、中期的なリスク・リワードは改善傾向にあると判断しているようだ。現在の同社は、国内モバイルゲーム業界において、競争優位の条件を多く備えると指摘へ。
<4202> ダイセル 1476 +64しっかり。エアバッグの部品であるインフレーターの緊急増産に乗り出すと報じられている。来年にも数十億円を投じて、ホンダ向け交換部品の新ラインを設けるもようだ。同社はインフレーターにおける世界シェア2位、システムを含まないインフレーター単独企業の中では世界シェア1位という位置づけ。従来から需要シフトへの期待はあったものの、具体的な進展も見られつつあることで、あらためて期待感が優勢の展開にも。
<4041> 日本曹達 696 +31強い動きが目立つ。クレディ・スイス(CS)では投資判断「アウトパフォーム」を継続で、目標株価を680円から890円に引き上げている。収益や株価のドライバーである飼料添加物メチオニンの市況が想定を上回る上昇を続けており、通期計画の再上方修正の可能性が高まっていると指摘している。今期営業利益は、会社計画の67億円に対して、CSでは73億円を予想。
<6927> ヘリオステクノ 529 +13朝方は急騰。本日発売された四季報では、今期の営業利益予想8.5億円に対して、来期の営業利益は19億円と予想されている。中古FPD製造装置の大型案件の寄与が本格化するもよう。先回り的な動きも観測されていたが、来期PER水準の割安感なども台頭する形から、あらためて短期資金中心に関心が高まる格好となっているようだ。ただ、高値水準からは急速に伸び悩んだ。
<4004> 昭和電工 162 -17後場は売り優勢。後場入り後に通期業績予想の下方修正を発表している。営業利益は従来予想の320億円から250億円に下方修正、原料価格の想定以上の低下で、オレフィン系製品の国際市況が急落しているほか、原料アルミ地金の調達価格上昇などが下振れの背景に。市場コンセンサスは290億円レベルであり、想定以上の下振れとなる格好に。なお、来期営業利益は400億円をイメージとしている。
<9508> 九州電力 1283 +54買い優勢。メリルリンチ(ML)では投資判断「買い」、目標株価1630円でカバレッジを再開している。原子炉の再起動による業績回復、再生可能エネルギー導入増加による供給力増強、電力自由化による業容拡大などを評価ポイントとしている。来期経常利益は震災前の水準に回復するとみているようだ。なお、本日は電力・ガスが業種別上昇率のトップになっている。
<6440> JUKI 432 +25続伸で高値更新。水戸証券ではレーティングを「B+」から「A」に格上げしている。目標株価は520円のようだ。今期経常利益は会社計画の63億円に対して76億円を予想、来期は28%増益の97億円を見込んでいる。アパレル製品の消費地である米国経済の堅調を考えると、アパレル縫製産業の設備投資は続くとみているほか、円安メリットも大きいと考えているようだ。
<6594> 日本電産 8135 +357しっかり。ドイツの自動車部品大手企業GMPを買収すると発表、買収額は400億円程度と見られているようだ。車載電装分野の拡大に注力する中で、販路の拡大のもつながるなど、売上成長に貢献する積極的なM&Aとしてポジティブ材料視する動きが先行へ。取得対価は手元の現預金を充当するようだ。
<9503> 関西電力 1295.5 +45買い優勢。原子力規制委員会による高浜原発3、4号機の適合性審査について、今月中に審査書案がまとまる見通しと報じられている。方向性は織り込まれていると見られるが、審査が着実に進展していることをポジティブ視する動きが先行。想定通りの原発再稼働が実現するとの期待につながり、買い安心感が先行する形にも。
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