10-12月期GDPの下方修正や経常赤字の増大を軽視すべきではない
[14/03/11]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 経済総合
10-12月期GDP改定値が下方修正(年率1.0%→0.7%)され、1月の経常赤字が1兆5890億円の過去最大となり、双子の赤字リスクが喧伝された。大雪の影響もあったと見られる2月景気ウォッチャー調査は、現状判断が2ヵ月連続低下、先行き判断は前月比9.0ポイント悪化の40.0と大きく低下した。消費増税の影響を厳しく見る目線が広がっている。年明け後、足取りはかなり重くなっている印象だ。
市場では、早くも出てきた増税案(世帯課税、配偶者課税見直し、利子・配当課税の強化)にも不満が強い。消費増税前のタイミングで、消費者心理を一段と冷え込ませる恐れが十分あり、棚上げになっている行革や目に見えた具体策を示せない成長政策にも批判を高める事態だ。日本経済の足踏みは、海外要因だけでない歯車の悪さが影響しているものと考えられる。その割には、市場は冷静に受け止めていると思われるが、ネガティブファクターが溜まらないよう注意が要る。
<MK>
市場では、早くも出てきた増税案(世帯課税、配偶者課税見直し、利子・配当課税の強化)にも不満が強い。消費増税前のタイミングで、消費者心理を一段と冷え込ませる恐れが十分あり、棚上げになっている行革や目に見えた具体策を示せない成長政策にも批判を高める事態だ。日本経済の足踏みは、海外要因だけでない歯車の悪さが影響しているものと考えられる。その割には、市場は冷静に受け止めていると思われるが、ネガティブファクターが溜まらないよう注意が要る。
<MK>