(中国)山東省で「金融危機」、銀行11行が政府に緊急支援要請
[15/05/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
山東省で局所的な「金融危機」が勃発した。事の発端は、同省の農業資材流通大手2社の債務不履行。債務の総額で40億5174万人民元(約783億9000万円)。この融資を借り入れるにあたって債務者側の2社は、省内の複数企業との間で担保契約を締結していた。このため、多くの企業が債務の肩代わりを迫られる状況に陥っている。華夏時報が11日付で伝えた。
問題の債務は、山東省最大の農業資材流通企業である山東省農業生産資料有限責任公司と、同省最大の綿花流通企業である山東省綿朝有限公司が保有。山東省農業発展銀行、斉魯銀行など28行が協調融資を行ったもので、うち山東省農業発展銀行は9億人民元を貸し出している。さらにこれらの融資を巡って2社は、複数の企業との間で「互保」「聯保」と呼ばれる連帯保証契約を結んでいた。このため、今回の債務不履行問題による影響は今後、さらに拡大すると懸念される状況だ。
債権行28行のうちの11行は、山東省政府に緊急支援を要求。地域性リスクやシステマティック・リスクを回避するために、2社に対する返済の督促をバックアップするよう申し出た。債務者2社の企業再編や、リファイナンス、資産の差し押さえに加え、債権行に対する流動性の拡大、不良債権規制の緩和などの一時的な措置を講じるように求めている。
【亜州IR】
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問題の債務は、山東省最大の農業資材流通企業である山東省農業生産資料有限責任公司と、同省最大の綿花流通企業である山東省綿朝有限公司が保有。山東省農業発展銀行、斉魯銀行など28行が協調融資を行ったもので、うち山東省農業発展銀行は9億人民元を貸し出している。さらにこれらの融資を巡って2社は、複数の企業との間で「互保」「聯保」と呼ばれる連帯保証契約を結んでいた。このため、今回の債務不履行問題による影響は今後、さらに拡大すると懸念される状況だ。
債権行28行のうちの11行は、山東省政府に緊急支援を要求。地域性リスクやシステマティック・リスクを回避するために、2社に対する返済の督促をバックアップするよう申し出た。債務者2社の企業再編や、リファイナンス、資産の差し押さえに加え、債権行に対する流動性の拡大、不良債権規制の緩和などの一時的な措置を講じるように求めている。
【亜州IR】
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