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今日の為替市場ポイント:中国人民銀行による通常介入の停止

注目トピックス 市況・概況

先週末8日のドル・円相場は、東京市場では102円14銭から101円51銭で軟調推移。欧米市場では一時102円08銭まで反発し、102円01銭で取引を終えた。

本日11日のドル・円は、102円前後で推移か。ウクライナ、中東情勢は予断を許さない状況が続いているが、日経平均株価の反発が期待されていることから、ドル・円は底堅い動きを続ける見込み。

報道によると、中国人民銀行(中央銀行)は外為市場への通常の介入を停止するようだ。マーケット・ニュース・インターナショナル(MNI)が中国人民銀行の調査部門担当者の見解として8日に伝えた。それによると、人民銀行は通常の介入は行わないが、為替レートの動きが規制された取引レンジを超えた場合や、資本勘定の著しい不均衡、金融市場の危機がある場合は、市場介入を行うもようだ。

中国人民銀行は3月17日より、人民元の1日の変動幅を基準値の上下2%に拡大しているが、通常介入を停止しても変動幅が基準値の上下2%を超えた場合は、為替市場に介入し、変動幅を2%以内に収めることになるとみられる。

なお、MNIに報道によると、銀行システムへの流動性供給源としての外貨購入は重要性を失いつつあると人民銀行の担当者は指摘している。米ドル買い・人民元売りの市場介入が激減した場合、人民元は米ドルに対して緩やかに上昇するとの見方は多いが、この動きは米ドル・円相場にも影響を与える可能性が高い。



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