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前場に注目すべき3つのポイント〜ジャパンインベストメントアドバイザーが新規上場

注目トピックス 市況・概況

11日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:15875-16000円のレンジに移行か、安倍・黒田会談で思惑も
■外資系証券の注文動向:差し引き80万株の買い越し
■前場の注目材料:ジャパンインベストメントアドバイザー<7172>が東証マザーズに新規上場

■15875-16000円のレンジに移行か、安倍・黒田会談で思惑も

☆日経225想定レンジ:上限15950円-下限15850円

11日の東京市場は堅調な相場展開になりそうだ。10日の米国市場は値ごろ感からの買いが先行し、ダウ、ナスダックともに上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比130円高の15930円となり、これにサヤ寄せする格好からのギャップ・アップから始まろう。また、円相場は1ドル106円台後半で推移していることも、先高感が強まりそうである。

12日の先物オプションSQを控えているなか、権利行使価格の15875円を突破してくる可能性が高く、15750-15875円のレンジから、15875-16000円のレンジに移行するなか、ヘッジに伴う買いなども意識されやすい。メリルリンチの大規模セミナー開催等による影響から、機関投資家の市場参加が限られ商いが膨らみづらい状況でもあり、先物主導によるインデックス売買によって振れやすくなりそうである。

また、消費税率10%への引き上げ判断を年末に控え、11日、安倍首相と日銀の黒田総裁が、およそ5カ月ぶりに会談することが明らかになったと報じられている。追加緩和期待が再燃することなども、相場の押し上げ要因になる可能性がある。

インデックスに絡んだ商いが中心になりやすく、物色の流れとしてはソフトバンク<9984>、ファーストリテ<9983>といった指数インパクトの大きい銘柄や主力大型株などでの値幅取りの動きになりそうだ。材料系の銘柄や中小型株などへも資金シフトは見られそうだが、逃げ足の速さには注意しておきたい。

■外資系証券の注文動向:差し引き80万株の買い越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1060万株、買い1140万株、差し引き80万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

9月4日(木):590万株の買い越し
9月5日(金):530万株の買い越し
9月8日(月):190万株の買い越し
9月9日(火):180万株の買い越し
9月10日(水):180万株の買い越し

■前場の注目材料

・リクルートHD<6098>、来月上場
・原発再稼動、高浜と玄海が合格へ前進
・ジャパンインベストメントアドバイザー<7172>が東証マザーズに新規上場

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:50 7-9月期法人企業景気予測調査
08:50 先週分対外対内証券売買

<海外>

10:00 オバマ米大統領がイスラム国に対する包括戦略発表
10:30 豪・8月失業率(予想:6.3%、7月:6.4%)
10:30 豪・8月雇用者数増減(予想:+1.5万人、7月:-300人)
10:30 中国・8月生産者物価指数(前年比予想:-1.1%、7月:-0.9%)
10:30 中国・8月消費者物価指数(前年比予想:+2.2%、7月:+2.3%)



<KO>

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