15日の米国市場ダイジェスト:ダウは59ドル高、原油相場の上昇を好感
[16/08/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは59ドル高、原油相場の上昇を好感
NYダウ ナスダック
終値 :18636.05 終値 :5262.02
前日比:+59.58 前日比:+29.12
始値 :18588.59 始値 :5242.19
高値 :18668.44 高値 :5271.36
安値 :18588.59 安値 :5241.14
15日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は59.58ドル高の18636.05、ナスダックは29.12ポイント高の5262.02で取引を終了した。原油相場の上昇を受け、買いが先行。堅調な8月NAHB住宅市場指数が好感されたほか、ハイテク株にも買いが広がり、終日堅調推移となった。ダウ、ナスダック総合指数、S&P500指数が過去最高値を更新した。セクター別では、半導体・半導体製造装置やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で公益事業や電気通信サービスが下落した。
原油相場の上昇でエネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)が堅調推移。製薬のバリアント・ファーマシューティカルズ(VRX)はみずほ証券による投資判断引き上げを受け、上昇。製薬のアラガン(AGN)はデビッド・テッパー氏率いる投資会社による新規取得が明らかとなり、買われた。一方で、ディスカウントストアのダラー・ゼネラル(DG)と家電量販店のベストバイ(BBY)はジェフリーズによる投資判断引き下げを受け、ともに下落した。
ITサービスのIBM(IBM)とクラウドアプリケーションを手掛けるワークデイ(WDAY)は、クラウド関連事業で7年間の業務提携を発表した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ポンド売り強まる、英中央銀行による追加緩和の思惑広がる
15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、100円92銭から101円28銭まで上昇し101円24銭で引けた。米国株式相場や原油価格の上昇を好感してリスク選好の円売り・ドル買いが再燃した。
ユーロ・ドルは、1.1171ドルから1.1204ドルへ上昇し1.1183ドルで引けた。ユーロ・ポンド絡みの買いが優勢となった。ユーロ・円は、ユーロ・ドルの値動きにつれて112円87銭から113円30銭へ上昇した。ポンド・ドルは、1.2903ドルから1.2866ドルまで下落した。16日発表の7月英消費者物価指数(CPI)や18日発表の7月英小売売上高で英国の欧州連合(EU)離脱の影響が反映されるとの思惑が浮上しており、英中央銀行(BOE)による追加緩和を織り込むポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは、0.9748フランから0.9713フランへ下落した。
■NY原油:3日続伸で45.74ドル、9月OPEC会合への思惑が先行
NY原油は3日続伸(NYMEX原油9月限終値:45.74↑1.25)。ロシアのノバグ・エネルギー相が、サウジアラビアなど主要産油国と原油相場の安定化に向けて協議していると明らかにしたことで、9月のOPEC非公式会合への思惑が高まった。また、米調査会社ジェンスケープによる統計で、WTIの現物引渡しの拠点であるオクラホマ州クッシングの原油在庫が減少したと伝わったことも買い材料視された。
日足チャートでは、200日移動平均線レベルからの反発を迎えている。50日移動平均線まで値を戻したことで上げ一服の可能性もある。短期的な買戻しは一巡か。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 15.02ドル +0.110ドル(+0.74%)
モルガン・スタンレー(MS) 29.66ドル +0.495ドル(+1.70%)
ゴールドマン・サックス(GS)165.55ドル +2.300ドル(+1.41%)
インテル(INTC) 34.91ドル +0.340ドル(+0.98%)
アップル(AAPL) 109.48ドル +1.300ドル(+1.20%)
アルファベット(GOOG) 805.96ドル -1.090ドル(-0.14%)
フェイスブック(FB) 123.90ドル -0.980ドル(-0.78%)
キャタピラー(CAT) 84.15ドル +1.150ドル(+1.39%)
アルコア(AA) 10.52ドル +0.350ドル(+3.44%)
ウォルマート(WMT) 73.32ドル -0.570ドル(-0.77%)
スプリント(S) 6.15ドル +0.065ドル(+0.99%)
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