個人投資家・株大臣福ちゃん:市場拡大に期待!グローサラント関連銘柄【FISCOソーシャルレポーター】
[18/02/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「株大臣福ちゃん」氏(ブログ「株大臣福ちゃんの株会議」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2018年2月15日10時に執筆
2018年は食の分野において、新たな革新が起きようとしている。それがスーパーマーケットの売り場と自社運営のレストランを融合させた「グローサラント」だ。高級スパーとしても知られている成城石井が市場に参入したこともあり、注目度が上がっている。そこで今回は、グローサラント関連銘柄を紹介していく。
〇グローサラント
多くの人がスーパーに行く目的は食材を買うことだろう。そして自宅に帰って調理をする。こういった流れが一般的となっていた。しかしながら独身や単身赴任のサラリーマンで、わざわざ家に帰って料理をする人は多くないだろう。そこで欧米諸国を中心に定着しているのが「グローサラント」である。「グロサリー」と「レストラン」を掛け合わせた造語で、店内で扱っている食材をその場で調理し、レストランのように質の高い料理を提供している。
〇グローサラントが注目されている理由とは?
元々、購入した食べ物を店内で食べるイートインや、テナントが集まって営業しているフードコートなどは存在したが、グローサラントが日本に初上陸したのは2008年と最近の事である。それ以降、共働きの家庭や単身高齢者世帯をターゲットの中心として、スーパーマーケットの売り場と自社運営のレストランを融合させた新業態店舗が続々と登場している。出来立ての美味しい料理が割安で食べられることもあり、需要が伸びてきている。
○グローサラント関連銘柄
<2651>ローソン
コンビニエンスストアチェーンで、三菱商事の子会社でもある同社。近年では店内調理の強化、夕食需要への取り組みなどで差別化を図っている。また子会社でもある高級スーパーの成城石井が、独自の「グローサラント型」店舗をトリエ京王調布店でスタートさせている。小売からの脱却を目指していることからも、グローサラント関連銘柄として注目を集めている。
<8267>イオン
国内流通大手で、営業収益では国内小売トップを誇っている同社。総合スーパーやモール型などを全国展開している。他にもドラック・ファーマシーや総合金融事業なども手掛けている。また「新浦安MONA」の1階部分には売り場の30%をイートインスペースにするなど新業態への開発も積極的に取り組んでいる。このことからも、グローサラント関連銘柄として注目できるだろう。
<8279>ヤオコー
食料品を中心とするスーパーマーケットを埼玉県を中心に1都6県で展開している同社。また神奈川県横須賀市に本社を置くエイブイを完全子会社化している。同社が手掛ける「ヤオコー南古谷店」も国内グローサラント店として知られている。注文を受けてから作るどんぶりも人気だ。こういった背景からも、グローサラント関連銘柄として注目度は高いのではないだろうか。
<8242>H2Oリテイル
阪急阪神百貨店の百貨店事業が中核の同社。最近ではインバウンドの影響で売り上げも堅調。他にも関西圏を中心に展開しているスーパーマーケット「阪急オアシス」の経営も手掛けている。そして大阪・梅田に新業態「キッチン&マーケット」を初出店することが決定。「買う・食べる・集まる」をキーワードに、従来の常識に捉われない店舗経営を行っていく。このことからも、グローサラント関連銘柄として期待されている。
<6752>パナソニック
総合電気大手メーカーで、デジタル家電から車載機器や住設機器を中心に手掛けている。白物家電はアジア市場を強化していき、アメリカ・テスラ向けEV電池大型工場も稼働している。また同社は「第52回 スーパーマーケット・トレードショー2018」に出展することを発表。店舗運営の効率化やランニングコストの低減に向けた運営サポートだけでなく、グローサラント向けの店舗づくりのサポートも行っていく。このことからも、グローサラント関連銘柄として期待値は高い。
〇福ちゃん的まとめ
2018年になって益々の盛り上がりを見せているグローサラント。日経トレンディが毎年発表しているヒット予測でも第4位にランクインするなど、今後の市場拡大に注目していきたい。欧米諸国で成功しているビジネスなだけあって、国内でも多くの企業が参入するだろう。
このほかにも様々なテーマ株における銘柄紹介をブログにて定期的におこなっている。検索サイトで「株大臣福ちゃんの株会議」と検索してもらって是非ともチェックして欲しい。
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執筆者名:株大臣福ちゃん
ブログ名:株大臣福ちゃんの株会議
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※2018年2月15日10時に執筆
2018年は食の分野において、新たな革新が起きようとしている。それがスーパーマーケットの売り場と自社運営のレストランを融合させた「グローサラント」だ。高級スパーとしても知られている成城石井が市場に参入したこともあり、注目度が上がっている。そこで今回は、グローサラント関連銘柄を紹介していく。
〇グローサラント
多くの人がスーパーに行く目的は食材を買うことだろう。そして自宅に帰って調理をする。こういった流れが一般的となっていた。しかしながら独身や単身赴任のサラリーマンで、わざわざ家に帰って料理をする人は多くないだろう。そこで欧米諸国を中心に定着しているのが「グローサラント」である。「グロサリー」と「レストラン」を掛け合わせた造語で、店内で扱っている食材をその場で調理し、レストランのように質の高い料理を提供している。
〇グローサラントが注目されている理由とは?
元々、購入した食べ物を店内で食べるイートインや、テナントが集まって営業しているフードコートなどは存在したが、グローサラントが日本に初上陸したのは2008年と最近の事である。それ以降、共働きの家庭や単身高齢者世帯をターゲットの中心として、スーパーマーケットの売り場と自社運営のレストランを融合させた新業態店舗が続々と登場している。出来立ての美味しい料理が割安で食べられることもあり、需要が伸びてきている。
○グローサラント関連銘柄
<2651>ローソン
コンビニエンスストアチェーンで、三菱商事の子会社でもある同社。近年では店内調理の強化、夕食需要への取り組みなどで差別化を図っている。また子会社でもある高級スーパーの成城石井が、独自の「グローサラント型」店舗をトリエ京王調布店でスタートさせている。小売からの脱却を目指していることからも、グローサラント関連銘柄として注目を集めている。
<8267>イオン
国内流通大手で、営業収益では国内小売トップを誇っている同社。総合スーパーやモール型などを全国展開している。他にもドラック・ファーマシーや総合金融事業なども手掛けている。また「新浦安MONA」の1階部分には売り場の30%をイートインスペースにするなど新業態への開発も積極的に取り組んでいる。このことからも、グローサラント関連銘柄として注目できるだろう。
<8279>ヤオコー
食料品を中心とするスーパーマーケットを埼玉県を中心に1都6県で展開している同社。また神奈川県横須賀市に本社を置くエイブイを完全子会社化している。同社が手掛ける「ヤオコー南古谷店」も国内グローサラント店として知られている。注文を受けてから作るどんぶりも人気だ。こういった背景からも、グローサラント関連銘柄として注目度は高いのではないだろうか。
<8242>H2Oリテイル
阪急阪神百貨店の百貨店事業が中核の同社。最近ではインバウンドの影響で売り上げも堅調。他にも関西圏を中心に展開しているスーパーマーケット「阪急オアシス」の経営も手掛けている。そして大阪・梅田に新業態「キッチン&マーケット」を初出店することが決定。「買う・食べる・集まる」をキーワードに、従来の常識に捉われない店舗経営を行っていく。このことからも、グローサラント関連銘柄として期待されている。
<6752>パナソニック
総合電気大手メーカーで、デジタル家電から車載機器や住設機器を中心に手掛けている。白物家電はアジア市場を強化していき、アメリカ・テスラ向けEV電池大型工場も稼働している。また同社は「第52回 スーパーマーケット・トレードショー2018」に出展することを発表。店舗運営の効率化やランニングコストの低減に向けた運営サポートだけでなく、グローサラント向けの店舗づくりのサポートも行っていく。このことからも、グローサラント関連銘柄として期待値は高い。
〇福ちゃん的まとめ
2018年になって益々の盛り上がりを見せているグローサラント。日経トレンディが毎年発表しているヒット予測でも第4位にランクインするなど、今後の市場拡大に注目していきたい。欧米諸国で成功しているビジネスなだけあって、国内でも多くの企業が参入するだろう。
このほかにも様々なテーマ株における銘柄紹介をブログにて定期的におこなっている。検索サイトで「株大臣福ちゃんの株会議」と検索してもらって是非ともチェックして欲しい。
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執筆者名:株大臣福ちゃん
ブログ名:株大臣福ちゃんの株会議
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