17日の米国市場ダイジェスト:NYダウは110.59ドル高、米中交渉への期待が強まる
[18/08/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは110.59ドル高、米中交渉への期待が強まる
米国株式相場は上昇。ダウ平均は110.59ドル高の25669.32、ナスダックは9.81ポイント高の7816.33で取引を終了した。トルコの通貨危機に対する警戒感や、主要ハイテク株の一角に売りが広がり、上値の重い展開となったものの、貿易摩擦の緩和に向けた米中両国による協議再開が好感され、引けにかけて上昇した。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や不動産が上昇する一方で半導体・半導体製造装置やメディアが下落した。
電気自動車のテスラ(TSLA)は、マスクCEOがニューヨークタイムズ紙のインタビューに応じ、株式非公開化を巡る混乱の背景や精神的な重圧などに言及したほか、米証券取引委員会(SEC)の召喚を受けたことが明らかになり、下落。半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ(AMAT)は、8-10月期の売上高見通しが予想を下振れ、軟調推移。半導体のエヌビディア(NVDA)は決算で仮想通貨関連の売上減少が嫌気され、売られた。一方で、百貨店のノードストローム(JWN)は、決算内容が好感され、大幅上昇となった。
トランプ大統領は、米上場企業による四半期毎の業績報告義務を半年へ変更することを検討するよう、SECに指示したことが報じられた。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:トルコ危機悪化懸念にリスク回避の円買いが優勢
17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円32銭まで下落後、110円66銭まで上昇し110円51銭で引けた。トルコ裁判所が拘束中の米国人牧師釈放を却下したほか、トルコが祝日を来週に控えて、トルコリラ売りが再燃し、トルコ危機悪化懸念にリスク回避の円買いが優勢となった。また、予想を下回った米8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値でドル売りにも拍車がかかった。その後、米中が貿易摩擦解消や首脳会談実現を目指し構想を練っているとの報道が伝わると、リスク回避の円買いが後退。米債利回りも上昇に転じドル買いが再燃した。ユーロ・ドルは、1.1380ドルから1.1445ドルまで上昇し、1.1439ドルで引けた。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はトルコの格下げを実施したが市場が予想したほどの引き下げなかったため影響は限定的となった。ユーロ・円は、125円58銭まで下落後、126円61銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2708ドルから1.2753ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9933フランまで下落後、0.9961フランまで上昇した。
■NY原油:続伸で65.91ドル、米国株高を意識した買い
17日のNY原油先物9月限は続伸(NYMEX原油9月限終値:65.91 ↑0.45)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比+0.45ドルの65.91ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時66.39ドルまで買われた。また、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比+0.33ドルの65.21ドルで通常取引を終えた。こちらは、時間外取引を含めて一時65.76ドルまで買われた。売買高ベースで中心限月は10月限に移行している。22−23日に予定されている米中貿易協議への期待が広がっていることや、米国株高を意識した買いが入ったようだ。為替相場がユーロ高・米ドル安に振れたことも支援材料となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.74ドル +0.02ドル(+0.07%)
モルガン・スタンレー(MS) 48.37ドル +0.07ドル(+0.14%)
ゴールドマン・サックス(GS)233.38ドル +0.38ドル(+0.16%)
インテル(INTC) 47.10ドル -0.07ドル(-0.15%)
アップル(AAPL) 217.58ドル +4.26ドル(+2.00%)
アルファベット(GOOG) 1200.96ドル -5.53ドル(-0.46%)
フェイスブック(FB) 173.80ドル -0.90ドル(-0.52%)
キャタピラー(CAT) 139.34ドル +3.08ドル(+2.26%)
アルコア(AA) 42.03ドル +0.58ドル(+1.40%)
ウォルマート(WMT) 97.85ドル -0.79ドル(-0.80%)
スプリント(S) 6.13ドル +0.01ドル(+0.16%)
<HT>
米国株式相場は上昇。ダウ平均は110.59ドル高の25669.32、ナスダックは9.81ポイント高の7816.33で取引を終了した。トルコの通貨危機に対する警戒感や、主要ハイテク株の一角に売りが広がり、上値の重い展開となったものの、貿易摩擦の緩和に向けた米中両国による協議再開が好感され、引けにかけて上昇した。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や不動産が上昇する一方で半導体・半導体製造装置やメディアが下落した。
電気自動車のテスラ(TSLA)は、マスクCEOがニューヨークタイムズ紙のインタビューに応じ、株式非公開化を巡る混乱の背景や精神的な重圧などに言及したほか、米証券取引委員会(SEC)の召喚を受けたことが明らかになり、下落。半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ(AMAT)は、8-10月期の売上高見通しが予想を下振れ、軟調推移。半導体のエヌビディア(NVDA)は決算で仮想通貨関連の売上減少が嫌気され、売られた。一方で、百貨店のノードストローム(JWN)は、決算内容が好感され、大幅上昇となった。
トランプ大統領は、米上場企業による四半期毎の業績報告義務を半年へ変更することを検討するよう、SECに指示したことが報じられた。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:トルコ危機悪化懸念にリスク回避の円買いが優勢
17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円32銭まで下落後、110円66銭まで上昇し110円51銭で引けた。トルコ裁判所が拘束中の米国人牧師釈放を却下したほか、トルコが祝日を来週に控えて、トルコリラ売りが再燃し、トルコ危機悪化懸念にリスク回避の円買いが優勢となった。また、予想を下回った米8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値でドル売りにも拍車がかかった。その後、米中が貿易摩擦解消や首脳会談実現を目指し構想を練っているとの報道が伝わると、リスク回避の円買いが後退。米債利回りも上昇に転じドル買いが再燃した。ユーロ・ドルは、1.1380ドルから1.1445ドルまで上昇し、1.1439ドルで引けた。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はトルコの格下げを実施したが市場が予想したほどの引き下げなかったため影響は限定的となった。ユーロ・円は、125円58銭まで下落後、126円61銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2708ドルから1.2753ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9933フランまで下落後、0.9961フランまで上昇した。
■NY原油:続伸で65.91ドル、米国株高を意識した買い
17日のNY原油先物9月限は続伸(NYMEX原油9月限終値:65.91 ↑0.45)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比+0.45ドルの65.91ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時66.39ドルまで買われた。また、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比+0.33ドルの65.21ドルで通常取引を終えた。こちらは、時間外取引を含めて一時65.76ドルまで買われた。売買高ベースで中心限月は10月限に移行している。22−23日に予定されている米中貿易協議への期待が広がっていることや、米国株高を意識した買いが入ったようだ。為替相場がユーロ高・米ドル安に振れたことも支援材料となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.74ドル +0.02ドル(+0.07%)
モルガン・スタンレー(MS) 48.37ドル +0.07ドル(+0.14%)
ゴールドマン・サックス(GS)233.38ドル +0.38ドル(+0.16%)
インテル(INTC) 47.10ドル -0.07ドル(-0.15%)
アップル(AAPL) 217.58ドル +4.26ドル(+2.00%)
アルファベット(GOOG) 1200.96ドル -5.53ドル(-0.46%)
フェイスブック(FB) 173.80ドル -0.90ドル(-0.52%)
キャタピラー(CAT) 139.34ドル +3.08ドル(+2.26%)
アルコア(AA) 42.03ドル +0.58ドル(+1.40%)
ウォルマート(WMT) 97.85ドル -0.79ドル(-0.80%)
スプリント(S) 6.13ドル +0.01ドル(+0.16%)
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