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注目銘柄ダイジェスト(前場):キャリアインデ、大平洋金、スクリーンHDなど

注目トピックス 市況・概況
ネットワン<7518>:2922円(+29円)   2926 +33
続伸。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の52億円から70億円、前年同期比41.8%増に増額、セキュリティ対策及びクラウド基盤ビジネスが引き続き堅調に推移しているほか、下半期に予定していた一部案件の売上が前倒し計上されたことも上振れ要因に。第1四半期は同39.4%増益であったことから、上振れ期待はあったものの、修正幅も大きくポジティブ視する動きが優勢に。


キャリアインデ<6538>:449円(+64円)
急反発。リブセンスから「DOOR 賃貸」を譲受、新規事業として不動産賃貸物件の情報提供事業を開始すると前日に発表している。これまで培ってきた集客代行のノウハウを横展開することが可能となるほか、事業ポートフォリオを人材・スクール領域から不動産領域に拡大することが出来る好機とも捉えているようだ。業容拡大につながるとの期待感が先行へ。事業譲受日は12月1日を予定、譲受価額は17.5億円のもよう。


DWTI<4576>:337円(+14円)
大幅に反発。眼科手術補助剤「DW-1002」について、サブライセンスアウト先のDutch Ophthalmic Research Center International B.V.が内境界膜剥離を適応症としてカナダ保健省に新薬承認申請を提出したと発表している。DW-1002は既に欧州などで製造・販売されており、19年4月に米国に承認申請している。日本ではわかもと製薬<4512>が製造販売承認の取得に向けて開発を進めている。


マルマエ<6264>:986円(+64円)
大幅続伸。東海東京証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も800円から1250円に引き上げている。半導体投資や有機EL投資の再開が相次ぐことから、20年8月期業績が会社計画を上回り、21.8期、22.8期も拡大基調が継続すると予想している。主要顧客のシェア拡大を追い風に、22年8月期には過去最高の業績を達成すると見込んでいるようだ。


山田債権<4351>:518円(+18円)
大幅に続伸。新たに株主優待制度を導入すると発表している。自社株式に対する投資の魅力を高め、多くの株主に中長期的な保有を促すことが目的。12月31日現在の株主を対象にQUOカード1000円分を贈呈する。開始時期は19年12月31日から。優待制度の導入に加え、株価が200日移動平均線を上抜け、年初来高値(603円)に迫っていることも買いを後押ししているようだ。


スクリーンHD<7735>:7660円(+560円)
大幅反発。前日に台湾TSMCが決算発表を行っている。純利益は1010億台湾ドルで前年同期比13%増、アナリスト予想を5%程度上回っている。アップルの新型スマホや5G向けの受注が好調だったもよう。また、今期の設備投資も大幅に上方修正。金額は過去最高の年140-150億ドルで、例年の4-5割増と異例の規模になるようだ。TSMC向けウェイトが高いとされる同社にはメリットが期待される状況に。


大平洋金<5541>:2479円(+204円)
急反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を新規に「オーバーウェイト」、目標株価を3100円としている。ニッケル価格の上昇に伴うマージン拡大の恩恵を享受できるとみているもよう。20年3月期営業利益は会社計画3.3億円に対して28億円を予想、市場コンセンサスは10億円超の赤字となっている。21年3月期も50億円と大幅増益基調が続くと見込んでいるようだ。


エードット<7063>:2469円(+40円)
大幅に4日続伸。広告・宣伝の企画などを手掛けるBIRDMAN(東京都渋谷区)の株式を取得し、子会社化すると発表している。エードット<7063>の営業力とBIRDMANの開発力を活用して事業シナジーの創出を図り、クライアントに対して高度で幅広いソリューションを提案していく。取得株式数は142株(議決権所有割合71.0%)で、取得価額は概算で2.92億円。株式譲渡実行日は31日の予定。


ピーバン<3559>:898円(+46円)
年初来高値を更新。東証本則市場への変更を申請したと発表している。社会的信用力や知名度の向上を図り、企業価値を高めることが目的。上場先が東証1部になれば、TOPIX(東証株価指数)の構成銘柄に組み入れられることから、パッシブファンドなどの需要を期待した買いが入っている。10月9日に付けたばかりの年初来高値(906円)を更新したことも先高期待につながっているようだ。

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