ムサシ---文書のデジタル化業務の受注拡大などで2015年3月期の増収を目指す
[14/05/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ムサシ<7521>は13日、2014年3月期決算を発表した。連結業績は、売上高が前期比3.8%減の364.12億円、営業利益が同24.9%減の12.04億円、経常利益が同26.5%減の13.22億円、純利益が同5.0%減の7.61億円となった。
官公庁の予算縮小による文書のデジタル化業務の落ち込みや、長引く設備投資の冷え込みで印刷機器の販売が低調に推移した。また、選挙システム機材でも、参議院選挙や東京都知事選挙向け機材の販売が好調に推移したものの、過去最高となった2012年の衆議院選挙需要を中心とした前年売上には及ばなかった。一方、市場環境が好転している金融汎用システム機材や工業用非破壊検査機材などの販売は増収となった。
2015年3月期の業績は、国政選挙の予定が無い選挙システム機材を除く各事業において市場環境の改善を見込み前年比増収を予想する。需要が回復に転じている文書のデジタル化業務の売上予想を前年比50%増とし、官公庁・自治体を中心とした大型案件や民間企業の重要文書類の電子化業務の受注拡大に取り組む。金融汎用システム機材についても、前期に引き続き設備投資需要の回復により増収の見通し。ただ、利益水準については国政選挙需要分が剥落する選挙システム機材の減収が影響するため減益の見通しとなる。
2015年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比2.0%増の371.39億円、営業利益が同23.7%減の9.19億円、経常利益が同27.6%減の9.57億円、純利益が同19.6%減の6.12億円を見込む。今期は、大幅増収を予想する文書のデジタル化業務の推移がポイントとなろう。
同社は、選挙システム機材で最大手。印刷システム機材では富士フイルムの特約代理店。公文書や企業情報等をデジタル化するメディアコンバートサービス事業にグループで取り組んでいる。
<FA>
官公庁の予算縮小による文書のデジタル化業務の落ち込みや、長引く設備投資の冷え込みで印刷機器の販売が低調に推移した。また、選挙システム機材でも、参議院選挙や東京都知事選挙向け機材の販売が好調に推移したものの、過去最高となった2012年の衆議院選挙需要を中心とした前年売上には及ばなかった。一方、市場環境が好転している金融汎用システム機材や工業用非破壊検査機材などの販売は増収となった。
2015年3月期の業績は、国政選挙の予定が無い選挙システム機材を除く各事業において市場環境の改善を見込み前年比増収を予想する。需要が回復に転じている文書のデジタル化業務の売上予想を前年比50%増とし、官公庁・自治体を中心とした大型案件や民間企業の重要文書類の電子化業務の受注拡大に取り組む。金融汎用システム機材についても、前期に引き続き設備投資需要の回復により増収の見通し。ただ、利益水準については国政選挙需要分が剥落する選挙システム機材の減収が影響するため減益の見通しとなる。
2015年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比2.0%増の371.39億円、営業利益が同23.7%減の9.19億円、経常利益が同27.6%減の9.57億円、純利益が同19.6%減の6.12億円を見込む。今期は、大幅増収を予想する文書のデジタル化業務の推移がポイントとなろう。
同社は、選挙システム機材で最大手。印刷システム機材では富士フイルムの特約代理店。公文書や企業情報等をデジタル化するメディアコンバートサービス事業にグループで取り組んでいる。
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