メディアフラッグ Research Memo(2):流通業の現場を熟知したスタッフによるサービス開発で顧客の支持
[15/04/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■企業概要
メディアフラッグ<6067>は2004年2月に創業された。創業者で同社代表取締役社長の福井康夫(ふくいやすお)氏は三和銀行を経てセブン−イレブンの店長やスーパーバイザーを歴任し、(株)セブンドリーム・ドットコムの立ち上げに参画するなど、流通小売のマーケティングに一貫して携わってきた。従業員も半数以上が流通業からの中途採用者である。現場を熟知したスタッフによるきめ細かいサービス開発が顧客の支持を受け、リピート率は90%に及ぶとしている。
同社の覆面調査やラウンダー業務は、全国20万人を超える「メディアクルー」へのアウトソースによって行われている。メディアクルーは一般から募った登録型のスタッフで、一般客を装って入店しサービスを評価する覆面調査員や、店頭・店舗を巡回するラウンダーの業務を行う。メディアクルーは同社が研修・育成を行う他、ベテランのメディアクルーをインストラクターとした教育を各地で実施している。
同業他社と比較した同社の優位性は、リサーチから販促プラン、マネキンの派遣やプロモーション施策、さらにそれらを管理するITシステムまで、顧客の課題を横断的に解決するサービスを一気通貫で提供している点である。マネキン派遣業のcabic(株)、店頭デジタルサイネージのimpactTVなど、サービスカバレッジを拡大するためのM&Aも奏功し、より包括的な店頭・店舗の改善施策をワンストップで実現する体制を強化している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 原 美香)
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