DVx Research Memo(4):ROEは20%超を継続、生産性も向上を続ける
[15/06/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■決算動向
(2)財務状況と経営指標
ディーブイエックス<3079>の2015年3月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,435百万円増の12,760百万円となった。主な増加要因は、期末にかけての売上増に伴う売上債権の増加(463百万円増)、同社独自商品の販売数量増に伴う在庫の増加(395百万円増)、現預金の増加(106百万円増)などとなっている。
一方、負債は前期末比658百万円増の7,781百万円となった。仕入れの増加に伴う買掛金の増加(661百万円増)が主因となっている。また。純資産は利益剰余金の増加(750百万円増)によって同777百万円増の4,978百万円となった。
経営指標で見ると、安全性を示す自己資本比率は39.0%と前期末比で1.9ポイント上昇し、また、有利子負債比率も2.9%と実質無借金体制であり、財務体質は健全な状況にあると言える。収益性指標で見れば、営業利益率は5.0%程度と安定して推移しているほか、ROEは20%台、ROAは10%台をそれぞれ安定してキープしている。特に、ROEに関しては投資指標として機関投資家などで最重視されており、優良とされる20%台を維持しているのは特筆されよう。また、生産性指標に関して見ても、人員体制の強化を進めるなかで従業員1人当たり売上高が上昇傾向にあり、効果的な人材投資が行われているものと評価される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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(2)財務状況と経営指標
ディーブイエックス<3079>の2015年3月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,435百万円増の12,760百万円となった。主な増加要因は、期末にかけての売上増に伴う売上債権の増加(463百万円増)、同社独自商品の販売数量増に伴う在庫の増加(395百万円増)、現預金の増加(106百万円増)などとなっている。
一方、負債は前期末比658百万円増の7,781百万円となった。仕入れの増加に伴う買掛金の増加(661百万円増)が主因となっている。また。純資産は利益剰余金の増加(750百万円増)によって同777百万円増の4,978百万円となった。
経営指標で見ると、安全性を示す自己資本比率は39.0%と前期末比で1.9ポイント上昇し、また、有利子負債比率も2.9%と実質無借金体制であり、財務体質は健全な状況にあると言える。収益性指標で見れば、営業利益率は5.0%程度と安定して推移しているほか、ROEは20%台、ROAは10%台をそれぞれ安定してキープしている。特に、ROEに関しては投資指標として機関投資家などで最重視されており、優良とされる20%台を維持しているのは特筆されよう。また、生産性指標に関して見ても、人員体制の強化を進めるなかで従業員1人当たり売上高が上昇傾向にあり、効果的な人材投資が行われているものと評価される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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