注目銘柄ダイジェスト(前場):村田製、ナノキャリア、SJIなど
[16/01/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
JDI<6740>:305円(前日比+16円)
急反発。全体相場の上昇でリバウンド狙いの動きが強まっているほか、連休中に伝わったシャープの再建報道などを材料視する動きもあるようだ。シティグループ証券では、ここまでの株価下落の要因として、シャープの液晶事業買収に伴う有利子負債の引き継ぎ懸念があったものの、同報道では、シャープの液晶パネル新会社が持つ有利子負債はDESで優先株に切り替わるため、同社の負担は想定どおり小さくとどまる公算と指摘。
村田製<6981>:15335円(前日比+580円)
反発。海外株式市場の堅調な動きを背景に、年初から下げの続いた東京株式市場もリバウンドに転じている。同社など電子部品セクターは、とりわけ、足元での株価調整が目立っていただけに、反発余地は大きいといった期待感も高まる状況に。クレディ・スイス証券では投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を22000円から23500円に引き上げ。株価調整は実際の業績への影響以上に進んでおり、来期に向けてのエントリーポイントを探りたいと指摘。
日本色材<4920>:377円(買い気配)
ストップ高買い気配。15年3-11月期(第3四半期累計)決算と同時に、16年2月期業績予想の上方修正を発表している。第3四半期累計の営業損益は2.24億円の黒字(前年同期は1.79億円の赤字)で着地した。また、通期営業損益見通しは1.85億円の黒字から5.04億円の黒字(前期は2.09億円の赤字)へと引き上げた。下期において海外顧客からの新製品受注が予想を上回るほか、国内顧客からの受注も好調に推移する見込みとなった。
フィスコ<3807>:532円(買い気配)
ストップ高買い気配。引き続き連結子会社のSJI<2315>とテックビューロの協業開始を材料視した買いが向かっている。SJIは12日、テックビューロとブロックチェーン技術を用いたフィンテックの実証実験及び共同開発、並びにプライベート・ブロックチェーン構築プラットフォーム「mijin」の販売を含む、幅広い分野での業務提携を具現化するための協業を開始したと発表している。なお、SJIも現在ストップ高買い気配となっている。
SJI<2315>:91円(買い気配)
ストップ高買い気配。引き続きテックビューロとの協業開始を材料視した買いが向かっている。同社は12日、テックビューロとブロックチェーン技術を用いたフィンテックの実証実験及び共同開発、並びにプライベート・ブロックチェーン構築プラットフォーム「mijin」の販売を含む、幅広い分野での業務提携を具現化するための協業を開始したと発表している。これを受けて株価は前日もストップ高まで上昇していた。
ナノキャリア<4571>:1042円(前日比+72円)
急反発。一時1060円まで上昇する場面があった。同社が最重要パイプラインに位置付けるNC-6004ナノプラチンに関する出願が、日本において特許庁から特許査定を受けたと発表している。NC-6004と膵臓がんの標準治療薬ゲムシタビンの相乗的な抗がん効果を対象にしたものという。また、pH応答性ミセル製剤に関する物質出願特許について、インドにて登録され、世界主要マーケット国での特許登録が完了したこともあわせて発表している。
レイ<4317>:366円(前日比+80円)
ストップ高。15年3-11月期(第3四半期累計)決算を発表している。売上高は前年同期比6.5%増の88.47億円、営業利益は同54.5%増の6.09億円だった。営業利益は通期計画6.00億円(前期比19.5%増)を既に超過している。秋はイベントや展示会が多く開催される期間であったほか、積極的な設備投資の効果もあり、受注が堅調に推移した。
アクトコール<6064>:1890円(前日比+209円)
3日ぶり大幅反発。15年11月期業績予想の上方修正を発表している。営業利益見通しは従来の2.58億円から5.96億円(前年同期は0.66億円)へと引き上げた。不動産総合ソリューション事業において、原宿駅前の不動産開発プロジェクトの利益分配として予想を上回る約6億円の売上高を計上した。特別損失計上や繰延税金資産の取り崩しが生じたものの、純利益見通しも1.70億円から2.12億円へと上方修正している。
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