宇徳 Research Memo(5):国内のみならず海外も視野に入れてM&Aなどを検討
[16/01/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■事業戦略
○宇徳ビジョン2020
宇徳<9358>は、2010年度(2011年3月期)から2019年度(2020年3月期)までの10年間を新たな成長機会に挑戦する期間と位置付け、質量ともに飛躍的に発展・拡大すべく、新成長戦略「宇徳ビジョン2020」のメインテーマを「ハマの宇徳から世界のUTOCへ」とした。従来からの事業展開の延長線上や現在の事業領域の深耕だけでなく、新たな事業領域へ挑戦する。数値目標としては、2020年3月期に連結売上高1,000億円、経常利益50億円超を掲げている。ビジョン2020に掲げた目標を達成するためには、既存の事業のオーガニックな成長では達成が困難であり、国内のみならず海外も視野に入れてM&Aなどを検討している。
a)港湾事業
2011年4月の国際コンテナターミナル株式会社との合併が、新成長戦略実行の第1弾となった。コンテナターミナル事業は、飛躍的に拡大した。さらなる取組みにより、総合港運事業会社として一層の業容の拡大を図る。また、海外では、顧客船社が展開する海運周辺事業、特に新興国であるタイ、ベトナム、インド等でのコンテナデポ、自動車ターミナル、倉庫等に積極的に参加するため全社的に取り組む。
b)プラント・物流事業
プラント事業は、国内では電力関係を中心に重量物輸送と建設主体に事業を行ってきた。今後は、石油化学・製鉄関係等の多様な分野の顧客の獲得を目指し、重量物輸送と建設のみならずメンテナンス・定期修繕等のサービスを拡充する。海外では、EPC(Engineering Procurement and Construction)の一括請負への展開を図りつつ、事業を拡大しているシンガポールを拠点に東南アジアで重点的に事業を拡大する。
物流事業は、物流システムの高度化を図り、サービス品質の向上と業務の効率化により競争力を強化する。パートナーを含めた海外拠点を再整備し、新興国を中心に新規市場での事業の拡大を図る。また、サードパーティーロジスティクス等、未開拓の事業分野へ進出する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
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○宇徳ビジョン2020
宇徳<9358>は、2010年度(2011年3月期)から2019年度(2020年3月期)までの10年間を新たな成長機会に挑戦する期間と位置付け、質量ともに飛躍的に発展・拡大すべく、新成長戦略「宇徳ビジョン2020」のメインテーマを「ハマの宇徳から世界のUTOCへ」とした。従来からの事業展開の延長線上や現在の事業領域の深耕だけでなく、新たな事業領域へ挑戦する。数値目標としては、2020年3月期に連結売上高1,000億円、経常利益50億円超を掲げている。ビジョン2020に掲げた目標を達成するためには、既存の事業のオーガニックな成長では達成が困難であり、国内のみならず海外も視野に入れてM&Aなどを検討している。
a)港湾事業
2011年4月の国際コンテナターミナル株式会社との合併が、新成長戦略実行の第1弾となった。コンテナターミナル事業は、飛躍的に拡大した。さらなる取組みにより、総合港運事業会社として一層の業容の拡大を図る。また、海外では、顧客船社が展開する海運周辺事業、特に新興国であるタイ、ベトナム、インド等でのコンテナデポ、自動車ターミナル、倉庫等に積極的に参加するため全社的に取り組む。
b)プラント・物流事業
プラント事業は、国内では電力関係を中心に重量物輸送と建設主体に事業を行ってきた。今後は、石油化学・製鉄関係等の多様な分野の顧客の獲得を目指し、重量物輸送と建設のみならずメンテナンス・定期修繕等のサービスを拡充する。海外では、EPC(Engineering Procurement and Construction)の一括請負への展開を図りつつ、事業を拡大しているシンガポールを拠点に東南アジアで重点的に事業を拡大する。
物流事業は、物流システムの高度化を図り、サービス品質の向上と業務の効率化により競争力を強化する。パートナーを含めた海外拠点を再整備し、新興国を中心に新規市場での事業の拡大を図る。また、サードパーティーロジスティクス等、未開拓の事業分野へ進出する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
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