リプロセル<4978>高成長が見込まれる再生医療分野で世界トップ企業を目指す
[16/06/09]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』5月2日放送において、リプロセル<4978>を取り上げている。主な内容は以下の通り。
Qこちらはどんな会社でしょうか?
リプロセルは世界的な幹細胞研究の権威である京都大学・中辻憲夫教授と東京大学・中内啓光教授が創業に携わったバイオベンチャーで、2003 年に設立されました。現在はヒトiPS 細胞に関わる研究試薬の販売から細胞製品の作製、創薬支援サービスに至るまでワンストップで商品・サービスの提供を行っています。今後、高成長が見込まれる再生医療分野で世界トップ企業を目指し、2014 年以降、欧米のバイオベンチャーを相次いで子会社化し、欧米各2 社買収によって、技術、研究、営業でのシナジー効果を期待できる企業です。
Q事業内容の詳細について教えてください。
リプロセルはヒトiPS 細胞の技術を基盤としたiPS 細胞事業と臨床検査事業の2 つのセグメントで開示されているが、売上高の9 割以上はiPS 細胞事業で占められています。
その、iPS 細胞事業では「研究試薬」「創薬支援」「再生医療(計画)」の3つの事業ポートフォリオに分類でき、各領域において事業拡大に向けた取り組みを推進しています。
「研究試薬」は、大学や研究機関向けが主力顧客で、競争力の高い複数の新製品を発売しており、国内外での売上拡大を進めています。また、「創薬支援」では製薬企業向けにヒトiPS 細胞の作製、販売を行うだけでなく、受託サービスも行っています。また 2015 年12 月に子会社化したイギリスのBiopta社のノウハウ、設備を今後、活かせることも強みです。
「再生医療分野」へは、進出に向けて必要となる事業基盤が構築されたことから、2017 年3 月期を目途に開発ターゲットやパートナーを決め、2018 年3 月期より事業化に向けた具体的な取り組みを開始していく方針です。
Q,足元の業績・通期業績については如何でしょうか?
2016 年3 月期第3四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比136.6% 増の7億900万円、営業損失が7億1000万円、経常損失が6億7900万円、四半期純損失が6億6700万円でした。
M&A に伴うのれん費用の計上や研究開発費など販管費が増加したことで、利益面では損失が拡大する格好となりました。iPS細胞事業では、今期は肝臓細胞培養液など10種以上の新製品を発売したほか、臨床検査事業では主力の抗HLA抗体検査の件数を順調に伸ばした。日本血液製剤機構から臨床検査測定の受託業務にも取り組んでいます。
2016 年3 月期の連結業績の見通しは、売上高が前期比169.8% 増の15億3千万円、営業損失が5億5千5百万円、経常損失が4億9千5百万円、当期純損失が4億9千5百万円と期初計画を据え置いています。
Q中期経営計画に関しても教えてください。
中期経営計画ではBiopta 子会社化前の計画ですが、最終年度となる2018 年3 月期に連結売上高31億7千万円、経常利益5億9千5百万円を目指しています。
売上高については海外子会社でのクロスチャネル販売による研究試薬や生体試料、ヒトiPS 細胞、受託サービスなどの成長が見込まれます。
経済産業省等の調査報告書によれば、世界の再生医療の市場規模は2012 年の3,400 億円から、2020 年に2 兆円、203 年に17 兆円、2050 年に53 兆円と急速に成長すると予測されるなど有望市場となっています。同社は高品質・高効率なヒトiPS 細胞の作製技術、及び関連試薬の製造販売、創薬支援サービスまで手掛けるヒトiPS 細胞に関するワンストップソリューション企業として、今後の再生医療市場をけん引していくことが期待されています。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送
<TN>
Qこちらはどんな会社でしょうか?
リプロセルは世界的な幹細胞研究の権威である京都大学・中辻憲夫教授と東京大学・中内啓光教授が創業に携わったバイオベンチャーで、2003 年に設立されました。現在はヒトiPS 細胞に関わる研究試薬の販売から細胞製品の作製、創薬支援サービスに至るまでワンストップで商品・サービスの提供を行っています。今後、高成長が見込まれる再生医療分野で世界トップ企業を目指し、2014 年以降、欧米のバイオベンチャーを相次いで子会社化し、欧米各2 社買収によって、技術、研究、営業でのシナジー効果を期待できる企業です。
Q事業内容の詳細について教えてください。
リプロセルはヒトiPS 細胞の技術を基盤としたiPS 細胞事業と臨床検査事業の2 つのセグメントで開示されているが、売上高の9 割以上はiPS 細胞事業で占められています。
その、iPS 細胞事業では「研究試薬」「創薬支援」「再生医療(計画)」の3つの事業ポートフォリオに分類でき、各領域において事業拡大に向けた取り組みを推進しています。
「研究試薬」は、大学や研究機関向けが主力顧客で、競争力の高い複数の新製品を発売しており、国内外での売上拡大を進めています。また、「創薬支援」では製薬企業向けにヒトiPS 細胞の作製、販売を行うだけでなく、受託サービスも行っています。また 2015 年12 月に子会社化したイギリスのBiopta社のノウハウ、設備を今後、活かせることも強みです。
「再生医療分野」へは、進出に向けて必要となる事業基盤が構築されたことから、2017 年3 月期を目途に開発ターゲットやパートナーを決め、2018 年3 月期より事業化に向けた具体的な取り組みを開始していく方針です。
Q,足元の業績・通期業績については如何でしょうか?
2016 年3 月期第3四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比136.6% 増の7億900万円、営業損失が7億1000万円、経常損失が6億7900万円、四半期純損失が6億6700万円でした。
M&A に伴うのれん費用の計上や研究開発費など販管費が増加したことで、利益面では損失が拡大する格好となりました。iPS細胞事業では、今期は肝臓細胞培養液など10種以上の新製品を発売したほか、臨床検査事業では主力の抗HLA抗体検査の件数を順調に伸ばした。日本血液製剤機構から臨床検査測定の受託業務にも取り組んでいます。
2016 年3 月期の連結業績の見通しは、売上高が前期比169.8% 増の15億3千万円、営業損失が5億5千5百万円、経常損失が4億9千5百万円、当期純損失が4億9千5百万円と期初計画を据え置いています。
Q中期経営計画に関しても教えてください。
中期経営計画ではBiopta 子会社化前の計画ですが、最終年度となる2018 年3 月期に連結売上高31億7千万円、経常利益5億9千5百万円を目指しています。
売上高については海外子会社でのクロスチャネル販売による研究試薬や生体試料、ヒトiPS 細胞、受託サービスなどの成長が見込まれます。
経済産業省等の調査報告書によれば、世界の再生医療の市場規模は2012 年の3,400 億円から、2020 年に2 兆円、203 年に17 兆円、2050 年に53 兆円と急速に成長すると予測されるなど有望市場となっています。同社は高品質・高効率なヒトiPS 細胞の作製技術、及び関連試薬の製造販売、創薬支援サービスまで手掛けるヒトiPS 細胞に関するワンストップソリューション企業として、今後の再生医療市場をけん引していくことが期待されています。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送
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