テクマト Research Memo(2):ネットワーク&セキュリティシステムの構築・保守等に強みを持つIT企業(1)
[17/12/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
1. 会社概要
テクマトリックス<3762>は、ニチメン(現・双日)の営業部門の戦略子会社として設立されたニチメンデータシステム株式会社が前身である。このため、技術・ビジネスの両面で優れた製品・サービスを発掘する“目利き力”及び“マーケティング力”、レベルの高い“ビジネスオペレーション力”といった商社で培われたノウハウを受け継ぎ、事業展開を進めていることが最大の強みであり、特徴となっている。また、事業領域に関しても総花的に行うのではなく、今後の成長が見込める分野にターゲットを絞り、事業展開している。
連結対象子会社としては、医療分野において遠隔画像診断のインフラサービスを提供する(同)医知悟(いちご)、ネットワークやサーバの運用・監視及びネットワークエンジニアの派遣、IT製品の輸入・販売・サポートを行うクロス・ヘッド(株)、その子会社となる沖縄クロス・ヘッド(株)、システム開発やIT技術者の教育サービス等を手掛ける(株)カサレアルの4社がある。
2. 沿革
同社の創業は1984年8月で、ニチメン(現・双日)の営業部門の戦略子会社として発足した。1990年10月に受託開発事業に本格参入し、某大手都銀より為替ディーリングシステムを受注、金融分野での事業開拓の第一歩を踏み出す。1996年12月には業務パッケージ事業にも参入し、自社開発品となるCRMパッケージ「FastHelp」の販売を開始したほか、1998年10月には、自社開発品のDICOM※対応医用画像サーバ「Secured DICOM Server(現 SDS Image Server)」の販売を開始し、アプリケーション・サービス事業への展開を進めていった。
※Digital Imaging and COmmunications in Medicineの略で、CTやMRI、CRなどで撮影した医用画像のフォーマットと、それらを扱う医用画像機器間の通信プロトコルを定義した世界標準規格。
また、2005年2月には事業拡大のための資金調達等を目的にジャスダック市場に株式を上場し(現在は東証第1部)、M&Aなどによって事業基盤の拡充を図っている。具体的には、2007年8月に医療分野の子会社として医知悟を設立したほか、2008年1月にクロス・ヘッドを連結子会社化、2009年8月にカサレアルを完全子会社化、2014年3月にはクロス・ヘッド、沖縄クロス・ヘッドを完全子会社化している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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1. 会社概要
テクマトリックス<3762>は、ニチメン(現・双日)の営業部門の戦略子会社として設立されたニチメンデータシステム株式会社が前身である。このため、技術・ビジネスの両面で優れた製品・サービスを発掘する“目利き力”及び“マーケティング力”、レベルの高い“ビジネスオペレーション力”といった商社で培われたノウハウを受け継ぎ、事業展開を進めていることが最大の強みであり、特徴となっている。また、事業領域に関しても総花的に行うのではなく、今後の成長が見込める分野にターゲットを絞り、事業展開している。
連結対象子会社としては、医療分野において遠隔画像診断のインフラサービスを提供する(同)医知悟(いちご)、ネットワークやサーバの運用・監視及びネットワークエンジニアの派遣、IT製品の輸入・販売・サポートを行うクロス・ヘッド(株)、その子会社となる沖縄クロス・ヘッド(株)、システム開発やIT技術者の教育サービス等を手掛ける(株)カサレアルの4社がある。
2. 沿革
同社の創業は1984年8月で、ニチメン(現・双日)の営業部門の戦略子会社として発足した。1990年10月に受託開発事業に本格参入し、某大手都銀より為替ディーリングシステムを受注、金融分野での事業開拓の第一歩を踏み出す。1996年12月には業務パッケージ事業にも参入し、自社開発品となるCRMパッケージ「FastHelp」の販売を開始したほか、1998年10月には、自社開発品のDICOM※対応医用画像サーバ「Secured DICOM Server(現 SDS Image Server)」の販売を開始し、アプリケーション・サービス事業への展開を進めていった。
※Digital Imaging and COmmunications in Medicineの略で、CTやMRI、CRなどで撮影した医用画像のフォーマットと、それらを扱う医用画像機器間の通信プロトコルを定義した世界標準規格。
また、2005年2月には事業拡大のための資金調達等を目的にジャスダック市場に株式を上場し(現在は東証第1部)、M&Aなどによって事業基盤の拡充を図っている。具体的には、2007年8月に医療分野の子会社として医知悟を設立したほか、2008年1月にクロス・ヘッドを連結子会社化、2009年8月にカサレアルを完全子会社化、2014年3月にはクロス・ヘッド、沖縄クロス・ヘッドを完全子会社化している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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