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日ダイナミク Research Memo(1):トータル・ソリューション・プロバイダー

注目トピックス 日本株
■要約

1. 会社概要
日本コンピュータ・ダイナミクス<4783>は、トータル・ソリューション・プロバイダーとして、IT関連のシステム開発事業(システム・インテグレーション)、サポート&サービス事業(サービス・インテグレーション)及びITソリューションのノウハウを活用して参入した駐輪場関連のパーキングシステム事業(パーキング・ソリューション)を展開し、経営の3本柱としている。50年にわたる豊富な実績とともに、最新の情報技術と豊富なアプリケーション知識を活用して、ワンストップでサービス提供するトータルソリューションが強みである。

2. 2018年3月期連結業績(実績)
2018年3月期連結業績は、売上高が前期比5.4%増の16,237百万円、営業利益が同125.7%増の783百万円、経常利益が同142.1%増の807百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同111.2%増の526百万円だった。企業のIT投資が高水準に推移したことに加えて、重点戦略として取り組んでいる業務プロセス改善による収益性向上に向けた諸施策の効果が全セグメントにおいて発現し、計画超の増収・大幅増益だった。システム開発事業とサポート&サービス事業は採算性が向上し、パーキングシステム事業も順調に拡大・高採算化した。

3. 2019年3月期連結業績(予想)
2019年3月期連結業績予想は、売上高が前期比4.7%増の17,000百万円、営業利益が同21.2%増の950百万円、経常利益が同17.6%増の950百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同21.5%増の640百万円としている。増収・2ケタ増益予想である。企業のIT投資は引き続き高水準に推移することが予想され、システム開発事業とサポート&サービス事業では、プロジェクト管理・品質管理の徹底も寄与して採算性の向上が期待される。パーキングシステム事業では管理現場数・管理台数の着実な積み上げで拡大基調が期待される。なおパーキングシステム事業における入札案件が不確実であることなどを考慮して保守的な予想としているが、業務プロセス改善の取り組み強化も寄与して上振れ余地が大きいだろう。

4. 中期経営計画
中期経営計画の数値目標について、初年度である2018年3月期の営業利益実績が計画を大幅に上回ったため、2019年3月期及び2020年3月期の営業利益目標値を上方修正した。修正後の計画は、2019年3月期の売上高17,000百万円(IT関連事業11,000百万円、パーキングシステム事業5,900百万円)、営業利益950百万円、2020年3月期の売上高18,000百万円(IT関連事業11,600百万円、パーキングシステム事業6,200百万円)、営業利益1,000百万円としている。

■Key Points
・トータル・ソリューション・プロバイダー
・システム開発、サポート&サービス、パーキングシステムが3本柱
・2019年3月期増収・2ケタ増益予想で上振れ余地

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)



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