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イルグルム---1Qは2ケタ増収・各利益も黒字に転換、各セグメントが順調に推移。通期も増収増益予想

注目トピックス 日本株
イルグルム<3690>は7日、2020年9月期第1四半期(19年10月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比12.7%増の5.85億円、営業利益が0.24億円(前年同期は0.26億円の損失)、経常利益が0.25億円(同0.29億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が0.19億円(同0.36億円の損失)となった。

マーケティングプラットフォーム事業の売上高は前年同期比13.8%増の5.23億円、セグメント利益は0.15億円(前年同期は0.21億円の損失)となった。当第1四半期においては、昨今のプライバシー保護のニーズにも配慮しながら精度の高い広告効果測定が可能な新しい計測方法「CNAMEトラッキング」のサービス提供を開始した。プライバシーに関わるデータの取扱いの厳格化の観点からブラウザ各社でもCookieを用いたトラッキングを制限する動きが強まっているが、そのような環境下においても正確な効果測定を実現するもので、今後の企業のマーケティング活動には必須であり、「AD EBiS」利用促進への寄与が期待されている。

商流プラットフォーム事業の売上高は前年同期比3.9%増の0.61億円、セグメント利益は0.08億円(前年同期は0.05億円の損失)となった。同事業はEC構築のためのオープンプラットフォーム「EC-CUBE」を提供している。「EC-CUBE」はフリーミアムモデルのオープンソース・パッケージとして提供しており、EC事業者のインフラ整備や売上向上に貢献する一方、「EC-CUBE」と連携する各種サービス(決済代行等)の提供事業者からマージン収入を得るというエコシステムを構築している。

また、同日、2020年9月期通期の連結業績予想も発表しており、売上高はマーケティングプラットフォーム事業における主力サービスであるアドエビスの成長と事業譲受による増収を見込んでおり、前期比22.5%増の27.00億円、利益についても売上の増加と既存サービス運営の効率化により増益見込みで、営業利益は同135.5%増の2.00億円、経常利益は同140.4%増の1.90億円、親会社株主に帰属する当期純利益は1.30億円とすることを同日発表した。




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