ミロク情報 Research Memo(3):2021年3月期第2四半期累計業績は減収減益も、利益は想定を上回ったもよう
[21/01/07]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
1. 2021年3月期第2四半期累計業績の概要
ミロク情報サービス<9928>の2021年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比12.2%減の16,522百万円、営業利益が同35.8%減の2,489百万円、経常利益が同36.3%減の2,503百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同47.8%減の1,359百万円となった。
コロナ禍に伴う政府の緊急事態宣言発出により、営業活動が一定の制約を受けたことに加え、2020年3月期にはWindows7サポート終了を前にしたパソコンの入れ替え特需があったことが減収減益要因である。ただ、新規顧客の開拓は着実に進んだほか、クラウドサービスが着実に拡大しストック型サービスの売上も前年同期比11.0%増と想定を上回るペースで伸長し、売上総利益率の改善要因(前年同期比3.1ポイント上昇の64.4%)となった。また、同社がKPIの1つと位置付けているシステム導入契約売上高の受注残(単体)も、5.17カ月と期首時点から0.52カ月積み上げることができている。販管費についても人件費の増加を主因として前年同期比6.3%増加したものの、テレワークの導入による交通費や社内経費の削減、並びに見込み顧客獲得のためのセミナーを一定期間中止したことによる販促費減少などが影響し、社内計画からは抑えることができた。人件費に関しては、70名の新卒社員や新規に子会社化したトランストラクチャ等の人件費が加わったことが増加要因となっている。
2021年3月期第2四半期累計の会社計画は開示していないが、売上高については子会社がコロナ禍の影響を強く受けたことにより計画を下回った一方で、営業利益に関しては売上総利益率の改善や販管費の抑制によって、計画を数億円程度上回ったものと見られる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<EY>
1. 2021年3月期第2四半期累計業績の概要
ミロク情報サービス<9928>の2021年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比12.2%減の16,522百万円、営業利益が同35.8%減の2,489百万円、経常利益が同36.3%減の2,503百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同47.8%減の1,359百万円となった。
コロナ禍に伴う政府の緊急事態宣言発出により、営業活動が一定の制約を受けたことに加え、2020年3月期にはWindows7サポート終了を前にしたパソコンの入れ替え特需があったことが減収減益要因である。ただ、新規顧客の開拓は着実に進んだほか、クラウドサービスが着実に拡大しストック型サービスの売上も前年同期比11.0%増と想定を上回るペースで伸長し、売上総利益率の改善要因(前年同期比3.1ポイント上昇の64.4%)となった。また、同社がKPIの1つと位置付けているシステム導入契約売上高の受注残(単体)も、5.17カ月と期首時点から0.52カ月積み上げることができている。販管費についても人件費の増加を主因として前年同期比6.3%増加したものの、テレワークの導入による交通費や社内経費の削減、並びに見込み顧客獲得のためのセミナーを一定期間中止したことによる販促費減少などが影響し、社内計画からは抑えることができた。人件費に関しては、70名の新卒社員や新規に子会社化したトランストラクチャ等の人件費が加わったことが増加要因となっている。
2021年3月期第2四半期累計の会社計画は開示していないが、売上高については子会社がコロナ禍の影響を強く受けたことにより計画を下回った一方で、営業利益に関しては売上総利益率の改善や販管費の抑制によって、計画を数億円程度上回ったものと見られる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<EY>